京都府京都市右京区 ILCHI ブレインヨガ 太秦スタジオのブログ

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求道 その6

2014-09-16 18:17:30 | Tetsuo's
こんにちは。求道の続きです。

私が会員の時は 韓国の先生(指導者)たちから、いろいろと教わりました。

韓国人のイメージ・・・世間一般で言われるイメージや、他国(ヨーロッパ)で観光した時に見たイメージ、

また以前していた仕事で接してきた経験とまったく違いました。

日本語を話す言葉は、たどたどしいけれど、会員さんをおもいやる心は伝わりました。

すばらしい先生ばかりでした。時に男性の先生は超やさしいです。

(韓国には徴兵制度があります。2年間の訓練を受けたから優しくなれるのだと聞いたことがあります。)

「イルチブレインヨガの先生たちは、なぜこうも違うのか」

「なぜ ことばも習慣も違う日本に来られたのか」

不思議でした。

それは、後で、弘益精神から来たものだとわかりました。

弘益精神をもって悟りの実践をする。

先生たちからは「指導者になりなさい。」と言われても、自分には向かないと思っていました。

体は重いし、硬いし、精神力も強くない。向いてないのは自分が一番よく知っています。

断っても、断っても、しつこく何度も言われました。

でも最後には選択したのです。

いまでも会員さんのほうが体が柔らかい人がおられますし、意思が強い人がおられます。

指導者といってもすべてが完璧ではないのです。

自分の魂が選択させた。魂の願いは平和な世の中にすること、愛をつたえること。

そのためには、会員さんが第一に本当の私(真我)に出会ってもらいたい。

そして、真我が望むことを実践する。

次に、自分が成長できて、世の中をよくする。


指導者になるのも選択であり、他のことをすることで世の中をよくすることもできるのです。

悟ったとしてもすぐに周りが変わるわけでもなし、お金が入ってくることでもありません。返って試練の連続です。

毎日が修行で、勉強です。環境が自分を鍛えてくれますし、また、自分の意思で鍛えてなくてはなりません。

自分の枠を知り、それを外して自由になること。

天の心で、天と地の気運とひとつになること。

いつもその心でいることは難しいですが、成ろうとする意思が大切です。

結果も大事ですが、やろうとする課程がもっと大事なのです。


求道 その5

2014-09-10 11:24:48 | Tetsuo's
こんにちは。求道の続きです。

さて、人生の質問の自分なりの答えです。

その一、「自分は何のために生きるのか。」

質問を変えましょう。

「なぜこのスタジオを開業したのですか?」と会員さんに聞かれます。

一言で言えば、楽しい人生を送るためです。

会員さんが変わっていき、それを見て、実感することがうれしいです。

私も一緒に成長できる。分かち合いで交流できるからです。

 なにを選択するのか?

人生は選択の連続です。

自分が選択し、実践することにより、人生が左右されます。

当然選択するのは本人の自由意思です。健康になる、ならないのも瞬時の選択です。

当然 選択した結果に自分が責任を持ちます。

 ・・・ 他の人のせいにするのは誤りです。

良心に基づいた思い通りの人生を精一杯生きること。


「弘益人間」ということばがあります。

世の中に役にたつ人のことです。

自分のエゴ(認定欲、所有欲、安定欲)のためでなく、本当に世の中を良くしたいという思い。

エゴの意識に影響されずに世の中に貢献する純粋な心、精神をもった人。

慈悲の愛で世の中をよりよく変えていく。

あの世に旅たつときに どのような意識、思想でいられるのか。

人間完成のために、世の中のためにどのような行動をして、成長してきたのか。

ご両親やご先祖様に胸を張って会える自信があるのか。

実りある人生であったのか、それとも 世間一般の概念に染まった人生であったのか。

名誉、お金、資産などはあの世では意味がありません。

大切な家族や周りの人たちを愛せたのか。その愛が特定の人たちのためではなく、広がっていったのか。

もっといえば、人生で本当の宝物を得たのか、偽物(ゴミ)を拾ったのか。

(この例えは、物を得るのではありませんので念のため。)


その二、 「自分の実体は何なのか」


人の中には光輝く本性があります。

太陽より大きな明るい光がただ放出しています。

それは慈悲の愛で、すべてを照らしています。見返りを求めない愛です。

創造主の片割れとも言いましょうか、それがあるのです。脳から見えないものでつながっているのです。

だれにでもあります。ただ気づいていないだけです。

それに出会った時に 自分を愛せなかったのは、間違いだったと悟りました。

その本性にいかに近づき、そのものになれるのかが、修行だと思います。

もっと光輝く存在になる。魂はそう願っています。


その三、「なぜこの場所、この時代、この家系に生まれたのか」

一言で言えば、選択したのです。

若いときは分からなかったけれど、歳をとってから分かってきました。

ーこの場所(日本、京都)はどうなのか?

   世界を回って分ったことは、日本は恵まれた国であり、

   日本に生まれて良かったと思うようになりました。

   確かに日本にはいろいろな問題があります。海外の人々からみて信じられない出来事もいっぱいあります。

   でも、それにもまして、よいところがいっぱいあります。

   繊細で、工夫して、心地よさを提供する、その根底にはお客様本位の「おもてなし」の精神があります。

   生まれ育った街が一番。落ち着く場所 そこが日本、京都だったのです。


ーこの時代は?

   ご存知のように、今、日本では戦争をしていません。平和な状態が続いています。

   先の大戦があったからこそ平和なのだと。

   そして多少の貧富の差はあるものの、義務教育を受けられて、所得も得て、飢餓になる心配もありません。

   自分のやりたいことは、ある程度はできる社会なのです。

   過去の歴史を振り返ってみると、今は恵まれたときなのです。

   悟ろうと思えば悟れるのです。 選択できる自由があるです。

   精一杯生きて、向上できる、その環境・状況に感謝を忘れないこと。


ーこの家系に生まれた意味?

   私の父もサラリーマンでした。ゼロの状態から ごくありふれた家庭を築いていきました。

   私はごく普通の家庭で育ち、成長しました。

   お陰様で、自分でやりたい道に進むことができる環境でした。

   両親の性格や気質、家訓、祖先から受け継いだDNA、育った環境、親戚関係、など、

   ここでは、書けないことはありますが、いろいろなことが複雑に絡み合って

   今がある。

   「そうだったんだ。」と納得したことがありました。

   生まれる前にある程度選択してきた。計画してきたとも思えます。

   宿命(生まれた場所、時間など)変えられないけれど、運命は変えられることもあるのです。

   瞬間瞬間に選択した結果が今なのです。

「なんでこうなったのだ。」とそのときは嘆くけれど、

「原因と結果の法則」が働いたのです。


・・・(続く)

求道 その4

2014-09-05 11:00:27 | Tetsuo's
こんにちは。求道の続きです。

後から振り返ると、

この病気(持病)が自分の健康を省みるきっかけになり、

そして人生を見直すことになりました。それも厄年の前後の歳に。

病気になるのは、その人の生き方や生活態度が間違っていることに気付いてもらうことだと

言われていますが、まさにそのとおりでした。

私を含めて一般のサラリーマン男性は、仕事や家庭の事などで常にプレッシャーがかかっています。

仕事では売上アップ、効率化促進、競争に勝つこと、ノルマ達成などが付きまといます。

出来るかどうか、失敗しないかという心配、不安、そして恐れの感情が出てきて、ストレスになります。

それにより、体の不調(だるい、重い、冷たい、痛い等)の症状が出てきて、自分の弱い箇所に

ストレスがかかり、病気になります。

また、心の不調(いろいろと考え、悩み、気が虚ろになり、気分が浮き沈む)が進むと精神が混乱してきます。

そのため、お酒、タバコやギャンブル。ゴルフや趣味などに走って、楽になることを求めるのが一般的です。

でも、楽になるのはそのときだけで、長続きはしません。ゆえ、何度も続けて慢性化になり、中毒になるのです。

体のサインに対処しないと不調がだんだんと拡大していきます。

不調の傾向を知り、原因究明し、対処法を見つけて、毎日それを実践していくことです。

健康でいるには自分がしなくてはならないという自覚が大切です。

家族や医者はあくまでも手助けです。

  ちなみにこういう体の不調がある方の対処法のひとつとして

  何もしないで、考えないで、リラックスして、深呼吸(丹田呼吸)をする方法があります。

  また、精神的に弱っている方は、丹田を鍛えることです。

  丹田力があるかないかのチェック方法は、次のやり方があります。

   仰向けになって両足をあげます。そして膝を90度に曲げます。足首は直角にして。

   両足の膝の間は拳1個程度開けます。

   また、両腕の肘を床につけて、手のひらはお腹に軽く置きます。

   その状態で静止を続けます。(両足を下ろさずに)

   男性で5分間以上、女性で10分間以上維持できれば、丹田力があると言えます。


私の場合、サラリーマンの時は、体が硬く冷たくなり、だんだんと太ってきて、メタボな体質になってきました。

健康診断では毎回何かにひっかり、お医者さんからは薬を処方され、「痩せなさい、何か運動しなさい」と言われます。

そこで選択したのが、スポーツクラブ(フィットネスクラブ)でした。

確かに筋力や持久力などが身に付いて、少しは痩せましたが、心は楽にならなかったです。


一方、以前大企業に勤めていたので、多くの諸先輩たちを見てきました。

病気を煩い長期入院される方、若くしてお亡くなりになる方、

自分だけでなく家族がトラブルに見舞われる方、家のローン、子供の養育費に追われる方、

定年後では、すぐに亡くなる方、ギャンブルに勤しむ方、趣味の園芸に没頭して田舎に住まわれる方、

退職後も動けるうちは働き続ける方。

色々な人の生き方を見てきました。

人生には多くの苦しみがあり、日々変化して行き、無情です。

本当に自分の人生で何をするのか?

まずは健康でいることが前提になります。

「病は気から」とうことわざがあります。心配ごとなど気分が優れないことが続くと病気になるということことですが、

気・エネルギーが体に流れないと不健康になるということが後から分かりました。


先日のブログ(三日坊主にならないために)で脳のことを紹介しました。

脳は巧妙です。脳には主に2つの意識があります。

一言で言えば 「天使と悪魔」、「善と悪」です。

例えば、ダイエットをするために 毎日1時間歩くことを決めたとします。

はじめは実行するのですが、3日目ぐらいから脳から囁きがあります。

「今日は雨だし、~の用事もあるのでやめとおこうよ。」というものです。

そこでその声に同調してしまうでしょうか?それとも「いや、決めたことはやり通す。」

とするでしょうか? 3日目に限らず、●●日目には誘惑に負けないでしょうか?

体は辛いことを嫌がります。脳の誘惑に負けなで、決めたことを続けることが肝要です。

その力は、丹田から生まれます。

丹田力とはエネルギー力で、生命力、やる気、根気などのことです。

脳の働きの傾向を知って、いつも第三者的に自分の心の状態を眺めること。

歩く自分と休む自分。どちらかを選択するのが本当の自分です。

昨日の休んだ自分を責めないで、これから歩くことを選択した自分を観るのです。

これには訓練が必要です。

イルチブレインヨガの会員さんはその囁きを断ち切ることができます。

「今日は雨が降ってきたので、スタジオに行くのをやめようと思ったが、

体が求めるので思い切って来ました。やってよかったと思いました。」

という分かち合いがいつも耳にします。

・・・(続く)