今回のお話は、ちょっとミラクルなミッヒのおカバン物語です。
このおカバンの2回のミラクルをお話します。
2011年11月ドイツ古城街道での出来事・・・
この日、ハイデルベルクのホテルを出発してニュルンベルクへ向かう予定でした。
出発する前にホテルのお部屋で記念撮影と言うことで写真を撮ったのがこちら
その後、古城街道をハイデルベルクからネッカー川に沿ってのドライブです。
途中の町、ネッカーシュタイナハのシャーデック城跡に寄りました。写真正面のうっすらと見えるところです。
2008年にも来て、再来ってことで行きました。
駐車場に車を停め、この階段からミニ登山(ちょっと大げさ)で小高い丘というか山に登ります。
これがシャーデック城跡
電気も通ってなければ案内人もいません。
廃墟・・・なんだろうけど、荒れ果てて大変なこと・・・にはなっていません。
うっすら雲がかかった古城街道とネッカー川を見下ろす風景はドイツならではですね。
真っ暗な階段で城の上まで上りました。
のぼった先、特に何があるわけでもないので、くるりと一周して早々に下りました。
お城を跡にし、山道を降りてくるときの途中でミッヒの写真を撮りました。
ネッカー川とミッヒ。何か不安げな表情してるかも・・・ミッヒ
再びドライブが続き・・・
30分くらい走ったところでミッヒがおカバン持っていないことに気づきました
ミッヒはワタシのリュックにポロンと入っているので、その中におちてないかと見たんだけどありません
シャーデック城跡での写真を見ると 持っていない・・・
その前のハイデルベルクでは 持っている。
となると、シャーデック城跡に落としたんだ。 あそこの山道ならば曇ってるとはいえ昼間だから見えるんだけど、
城の入口からてっぺんまでの階段で落としたら絶対に見つけられないよ。
・・・という城の中の階段は闇です。うっすらとした闇ではなく、完全なる闇です。
人生でこんな闇は無いってくらいのワタシ的には怖いところでした。 (
水曜どうでしょうより)
水曜どうでしょうでむっすりとしたミスターがいた城跡がここです。
と、話を戻してその闇に落ちてたら見つけられないだろうなと思ったが、 山道の途中写真を撮った場所に落ちていたので「あ~~良かった」
ビミョーに我が家のミスターがむっすりしてたかもしれませんが、ドライブは再び続き・・・
次の立ち寄り先ローテンブルクでは無事にミッヒおカバン持っています。
それから6年後・・・2014年6月の出来事・・・
常に大事におカバン持って成長のミッヒです。
この日は飛行機の写真を撮りに空港へやってきました。
ワタシはお仕事帰りのだったので、カメラバッグにミッヒを入れてダンナさんに連れてきてもらいました。
右の黒いバッグがワタシのカメラバッグ(ダンナはんのお下がり)
空港での空活ですから、飛行機バックの写真もね
一応は・・・
その後は展望デッキなのに飛行機の写真ではなく、ミッヒの写真を撮りまくるワタクシ。
双眼鏡で飛行機を見てるミッヒとか・・・
そして駐車場へ移動し、カメラバッグは車の後ろに入れて、ミッヒは前に一緒に乗りましょ~と、膝の上・・・
5日後、やはりドライブ帰りにふと見たらミッヒはおカバンを持っていないじゃない
今寄った場所はどこだっけセブンイレブン・・・だわ・・・と、そこを見に行ったがない。
いや、そもそも出かけるときにちゃんと持っているかが怪しい。
お部屋にポロンと落ちてて「あるじゃーん」を期待して部屋に行ったがやっぱりない。
一体いつから持っていないんだろ
あ、写真で確認しよう
3日前に撮った写真があるよ。
と見たら、ここで既に持っていない(やっぱ不安そうな顔してる)
その前は長距離のドライブに行った・・・
でもミッヒはその日はずっとバッグの中で外に出ていないはず。
じゃあその前は空港だ。
展望デッキでの写真は・・・持っている。
となるとデッキから駐車場の間が怪しい。
落としたであろう日から既に1週間が過ぎていたが、羽田空港の落し物センターに電話をしてみました。
「すごく小さなものなんですが・・・」とおカバンの形状を話したがそれらしきものは無かった・・・
「やはりあったとしても捨てられちゃいますよね・・・」
とガッカリのワタシの声に電話口のお姉さんは
「例えばボタン一つでも落ちていたらこちらに届きますので・・・」と言ってくれたの。
ちょっと望みが・・・ですがかれこれ1週間だからね
この空港電話創作の翌日は土曜日だったので、ダメもとで空港を捜索してみよう
と向かいました。
この時停めていた駐車場はまさかの満車。
その他国内線ターミナルにある3つの駐車場もすべて満車・・・もう泣きそうです。
ならばと国際線ターミナルへ行ったら空いていたのでそこへ停め、無料バスで国内線ターミナルへやってきました。
空港ターミナルから駐車場へ渡り、だいたい・・・この辺。ってのは憶えてたんだけど、2階かな3階かな・・・とりあえず2階へ
2階へ行くももちろんありません。
止まっている車の下を覗いたり、例えば落ちている事に気づいた人が端に寄せて置いといてくれないかな・・・と柱のとこを見たがありません。
3階。だいたい同じところを覗いたら、白いものが落ちている。(イメージ)
駆け寄る。
まさか、まさか~~~~~の、ミッヒのカバンが落ちていました(イメージ)
うぉぉぉぉぉぉぉぉ~~~~~~
この瞬間の写真は撮ってなかったので、国際線の自分の車に戻って再現写真を撮っておきました
こちらは落ちていた実際のフロアでの写真です。
このときは「ウソでしょ、ほっぺたつねって」
「いった~~~い」
と、なんだかふわふわと夢の中、そんな気分でした。
よくぞ8日間もそこに居てくれた。
そのミラクルに体中が震えました。もう泣きそう
それにしても羽田空港の駐車場って・・・掃除してないのかなぁ・・・(笑)
そのおかげで助かった~~~~~。
その後はせっかく来たんだからと再び空活。
しっかりとおカバン持っています。
おカバンの中には正直村のパスポートが入っているんです。
毎度のメルヘン夫婦ですね・・・
この中に住所も書いておこうかしら(笑)
我が家にはじめてきたときのミッヒです(2008年)
まだ洋服着させてないけど、おカバンはしっかり持っています。
超ミラクルなおカバン物語でした。
2014.6.28