2013年、耕作放棄地解消を熱心に進めている水利担当の比良さんから、池下地区の田んぼを斡旋していただきました。
当時の池下地区の田んぼは、半分以上が雑草に覆われて田んぼの畦も判らない程荒れ果てていました。
全く知らない者同士ですが、同年に栫さん久保田さんも耕作放棄地の再生を始めました。
再生面積は合わせて60アールでした。僅かながらですが、耕作放棄地の解消が進みました。
地区外からの農業参入者を、池下集落の人達は温かく受け入れてくれました。
触れ合いを深めるうちに、残された耕作放棄地を再生しなくてはと考えるようになりました。
3人で話し合って『住吉池の棚田を守る会』を立ち上げ、現在は8名の賛同を得ています。
集落では、僅かな員数で荒れた農地の畦道や法面の保守・保全管理を行っています。
草払いや清掃作業、野焼きなどに自主的に参加しました。
再生が難しい狭小湿田には、花を植えて花壇をこしらえました。
今年度は、川東地区も含めて100アール程の耕作放棄地を新たに再生中です。
住吉池は、標高38m、周囲3.2km、直径550m、最大水深52m、噴火口跡のくぼみを利用した用水池です。
湖畔には、キャンプ場の施設が有り、未整備ながら周回出来る道路も有ります。
流入する河川がないので、寺師川、黒葛野川(ツヅラノガワ)上流から取水しています。
取水路は薩摩藩時代に人の手によって掘られたトンネルが大部分で、総延長は2,8kmです。
10月1日には『がま掃除』と呼ばれる、トンネル内の清掃作業が行われています。
灌漑するのは、住吉、永瀬、増田、上久徳(川東)地区の130haで、用水路の総延長は3,2kmです。
用水栓は水利担当者が管理し、開栓は6月13日、閉栓は9月30日です。
3度の池の決壊が記録に残っていますが、住吉・上久徳(川東)地区の山裾には名残の扇状地が形成されました。
米作りが盛んになり、ギリギリまで作付け面積を増やした結果、池下、河東地区の斜面や扇状地は階段状の水田群になりました。
細かく区切られ幾重にも重なる水田の枚数は、大小合わせると100枚を超えます。
一方、川東地区の平坦部は、土地改良が行われて整然とした田んぼになっています。
ここでは、トラクターやコンバインなどの大型農機による稲作と、機械化が困難な棚田での米作りが共存しています。
収穫時期の棚田では、刈り取った稲を天日掛け干しする昔ながらの田園風景が見られます。
一本柱で馬をこしらえるのは、湿田だからこその珍しい干し方です。
住吉池周辺には、数百年続いている稲作の貴重な足跡が残されているのです。
『姶良フットパス』のルート沿い、川東地区のビューポイントから住吉池方向を眺めると、景観を損ねる耕作放棄地が目に入ります。
耕作放棄地の再生が成されれば、美しい田園地帯を散策するルートになるでしょう。
高齢化が進む集落にとって棚田群の保全作業は重い課題、放っては置けません。
当時の池下地区の田んぼは、半分以上が雑草に覆われて田んぼの畦も判らない程荒れ果てていました。
全く知らない者同士ですが、同年に栫さん久保田さんも耕作放棄地の再生を始めました。
再生面積は合わせて60アールでした。僅かながらですが、耕作放棄地の解消が進みました。
地区外からの農業参入者を、池下集落の人達は温かく受け入れてくれました。
触れ合いを深めるうちに、残された耕作放棄地を再生しなくてはと考えるようになりました。
3人で話し合って『住吉池の棚田を守る会』を立ち上げ、現在は8名の賛同を得ています。
集落では、僅かな員数で荒れた農地の畦道や法面の保守・保全管理を行っています。
草払いや清掃作業、野焼きなどに自主的に参加しました。
再生が難しい狭小湿田には、花を植えて花壇をこしらえました。
今年度は、川東地区も含めて100アール程の耕作放棄地を新たに再生中です。
住吉池は、標高38m、周囲3.2km、直径550m、最大水深52m、噴火口跡のくぼみを利用した用水池です。
湖畔には、キャンプ場の施設が有り、未整備ながら周回出来る道路も有ります。
流入する河川がないので、寺師川、黒葛野川(ツヅラノガワ)上流から取水しています。
取水路は薩摩藩時代に人の手によって掘られたトンネルが大部分で、総延長は2,8kmです。
10月1日には『がま掃除』と呼ばれる、トンネル内の清掃作業が行われています。
灌漑するのは、住吉、永瀬、増田、上久徳(川東)地区の130haで、用水路の総延長は3,2kmです。
用水栓は水利担当者が管理し、開栓は6月13日、閉栓は9月30日です。
3度の池の決壊が記録に残っていますが、住吉・上久徳(川東)地区の山裾には名残の扇状地が形成されました。
米作りが盛んになり、ギリギリまで作付け面積を増やした結果、池下、河東地区の斜面や扇状地は階段状の水田群になりました。
細かく区切られ幾重にも重なる水田の枚数は、大小合わせると100枚を超えます。
一方、川東地区の平坦部は、土地改良が行われて整然とした田んぼになっています。
ここでは、トラクターやコンバインなどの大型農機による稲作と、機械化が困難な棚田での米作りが共存しています。
収穫時期の棚田では、刈り取った稲を天日掛け干しする昔ながらの田園風景が見られます。
一本柱で馬をこしらえるのは、湿田だからこその珍しい干し方です。
住吉池周辺には、数百年続いている稲作の貴重な足跡が残されているのです。
『姶良フットパス』のルート沿い、川東地区のビューポイントから住吉池方向を眺めると、景観を損ねる耕作放棄地が目に入ります。
耕作放棄地の再生が成されれば、美しい田園地帯を散策するルートになるでしょう。
高齢化が進む集落にとって棚田群の保全作業は重い課題、放っては置けません。
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