Letters from nowhere

ライター斉藤恵美の日々の活動や掲載情報

阿修羅展

2009年05月11日 | 美術展
 先日、東京国立博物館で開催中の「阿修羅展」に行ってきました。阿修羅像とは、高校の修学旅行のとき以来のご対面。黒い壁をバックにスポットライトを浴びた像は、均整のとれた姿がなんとも美しく、見ほれてしまった。興福寺ではガラスケースに入っていて、見られないという両横の顔や背面も、じっくり鑑賞してきました。
 京都や奈良、鎌倉等々で仏像はたくさん見ているけど、美しさでは興福寺の阿修羅が一番では。そこで、私が好きな仏像ランキングを発表。

1 興福寺阿修羅像(奈良)
2 永観堂見返り阿弥陀(京都)
3 広隆寺弥勒菩薩(京都)
4 三千院阿弥陀三尊像(京都)

 番外編として、タイスコタイ王朝時代遊行仏(仏が楽しそうに歩いているような姿が好き)。シンガポールアジア文明博物館というところがありますが、そこに行くとインドや中国、カンボジア、ベトナムなど各国の仏像が展示してあり、表情の違いなどを比べられて、おもしろいですヨ。

 上野の「阿修羅展」は6月7日までの開催です。

*写真は、シンガポールの雑貨店で撮影した仏陀の像