万葉チェコ日記

チェコ生活、子供たちの成長、子育て、チェコ料理のことなど海外生活や子育てに役立つ情報をチェコから発信するブログ

野生シカ肉;肉は魚のようにお手入れが必要です

2016-12-30 | お知らせ
ヨーロッパに住んでいると

さすがに肉文化なので

よく肉を食べるんですね(大量に

肉は

スーパーでも

肉屋さんでも

ど~~~ん、ですよ

ど~~~ん


薄切りなんて存在しません


そんな肉食文化の

チェコに住んでいても

なかなか手に入れることができないのが

野生動物の肉

ミスリベッツと呼ばれる

森の管理人?からしか手に入らないお肉

たまにはお肉屋さんにも売っているのですが

もちろん非常にお高い




そんなお肉を

頂きました~~

旦那様は空手家

生徒さんから頂くんです

大変なこともありますが

いいこともあるにゃ~~~



あばらと

背中から腿にかけて

どか~~んと10キロ(笑)

そりゃ

多すぎだろみたいな





こんなにどうする~~~


食べます


ただね

お肉って

切ったら調理

てのは日本の感覚

違います???私はそうでしたよ

相当お手入れするものなんです


ここに来た当時は

巨大な肉の塊を目の前に

お手入れするなんて知らず

そのまま切って使ってみたり・・・

お肉が固いわ・・・なんて

それじゃおいしくいただけないんですね~

筋もあるし、余計な脂肪もあるし

肉の部位によりお手入れが必要なんです

見極めも




特に野生肉の場合は


肉の手入れは半端ないです~~

大変大変


周りに見えてる白い膜??

肉の間にある筋



こういうのを

すべて取り除きます

結構細かく入り込んでいたりするので

大変なんですよ



方法は・・・・

地道に包丁でこりこりと

びりっと行ければいいんですけどね

そうはいかないです

筋はどこまで取るか見極めながら

これまた少しずつ包丁で進めていきます

小さめのナイフでやるといいですよ

それから

最初から切ってしまわずに

筋肉に沿って

つまり肉の部位

(肩ロースとかもも肉とか、そういう塊ごとに)

作業を進めたほうがいいです

筋などは途中で切ってしまうよりも

大きな塊のままのほうが分かりやすいですし、

どういう向きでいらない部分をとっていくかなどなど

判断しやすいです

最終的に

このお肉がどこの部分か、というのもわかりやすいですしね




この肉は

肉の中で最高級のスビチコバー


この子も

もちろんきれいにお手入れしますよ

お父さん持ってますけど

手伝ってくれて

5分でギブアップ(笑)


6時間

母は

6時間せっせとやり続けましたよほめて~(笑)

ちゃら~~ん、美しい


こんなに美しいお肉になるんです



野生肉と言えば

チェコの代表的な料理

スビチコバーなんですよ

先日のクリスマスの記事に登場してました
2016年クリスマス


なのですが

スビチコバーはお肉を数日間スープに漬け込んでおくので

この日は贅沢に野生シカ肉でグラーシュ

お肉に香辛料を振って



お料理するのは今日もお父さん(笑)

こういう凝った料理はお任せしてます

母は

チェコの茹でパン、クネドリーキ担当

チェコに住んでかれこれ7年

初めはへなちょこだったクネドリーキも

だいぶ上手になりました(←自画自賛)



美味しそうに見えないのが

チェコ料理の痛いところ

写真のうでの問題か

横で3匹の子供たちが

お腹すかせて待ってるから・・・・

ってことにしときます


このソースをクネドリーキに絡めながら食べますよ

刻んだ生玉ねぎをたっぷり一緒に食べると最高です


牛でも出ない濃いコク

野生肉独特の香りが最高の1品でございました

もしかしたら

そんな独特の香りも

食べ慣れないとおいしくないのかもしれない

日本食に慣れない外国人には

お魚の味もよくわからなかったりするのと一緒かなとも思います


うちの旦那のチェコ料理は

しばしば

レストランより美味いです

あ、

言っちゃった

美味しいレストラン知らないだけか(笑)





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