万葉チェコ日記

チェコ生活、子供たちの成長、子育て、チェコ料理のことなど海外生活や子育てに役立つ情報をチェコから発信するブログ

チェコ、ビロード革命以来の大規模デモ、観光、注意が必要ですね

2019-06-05 | チェコ便り
これだけの規模のデモはビロード革命以来だそうです。

昨日はチェコの首都プラハの中心である

バーツラフスケーナームニェスキーに12万の人があつまり

バビシュ首相反対のデモが行われました
6月4日チェコ、バーツラフスケーでのデモの様子

外国人の私の目から見ても

血が熱い国民性とは真逆のチェコ人が

これだけの反対を示すのは本当に稀なことだと思います。(それでも火とか衝突とか、そんなデモじゃないですよ~!)


EUからの中小企業に向けた補助金不正受領疑惑に対するデモ、というニュースが

日本国内でも出ていました。


昨年のEUからの補助金打ち切り後も

バビシュ首相傘下の大蔵省は助成金支給を取りやめず、

ま、つまり国民の税金をバビシュ首相のもつ国内最大の企業に支給し続けている、

(首相であり実業家、国内最大の企業を1人で持っています)

国内最大企業に助成金となると、助成金、補助金という意味は持ちませんよね。

しかもオーナーは彼一人、助成金支給後、なぜか大金が彼の口座に振り込まれたり、とか。

正々堂々と横領ですかね。

しかし、これはこの1週間ほどの新しいニュース、

これまでにも、メディアの買い占め、操作、

配下の大臣をすべて自分の思い通りに動く人物のみにし、

そうでなければ辞任に追い込む、辞任ラッシュ的な時期もありましたねぇ。

実の息子への脅迫、迫害、

いやいや、切りありませんが

今回のデモの発端は

法務大臣に配下の人間を就任させ(あまりの悪事に前法務大臣はこれ以上無理と辞任しました)

首相をさばける望みの綱である最高裁判所の最高裁判官をやめさせようとしたこと、

さらに最高裁判官の制度そのものなくそうとしていること、(チェコは9人だったかな、憲法改正などの重要な裁判を行う最高裁判官判事がいるようなのですが、その裁判官制度そのものをなくしてしまおうとしているようです)

こちらのほうが発端となっているようですよ。


あり得ない状況に、流石に温厚なチェコ人も切れた、ってとこでしょうか。

30%を超えていた支持も

今回の件でやっと20%台に落ちたようですが、

本人曰く、何があろうと辞任の意思などみじんもなく、

今回のデモも

天気が良かったから、コンサートでも聴くのに人が集まったようだねぇ、とのコメント。

そんなコメントって・・・あからさまに国民をバカにしているコメントはいつもの事ですが。


あ、すみません!!

このブログに書きたかったのは

観光に来る方やお出かけ予定の方、デモのある日に気をつけてくださいね、ってことでした。

これだけの人が集まっても、

狂暴化はしないので、火が付くとか、警察隊と衝突とか、

そんなことは今までありません。

そこんとこは、ビロード革命と同じですね、チェコ国民性かと思います。

でも、デモのある日は交通網にも影響がでることがあります。

今回も中心の地下鉄ムゼウム駅は封鎖されていたようですよ。

そして、子連れだとあまりの人ごみで迷子等危険ですね。

5月に始まったデモ、回を重ねるごとに大規模化しています。

次回は6月23日16時半から、場所はレトナーなので、

観光にはさほど響かないかもしれませんが、

25万人以上の大規模デモの見込みとなっています。

やはり地下鉄やトラム(路面電車)に何らかの影響が出る可能性はありますね。

頭に入れておくといいかと思いますよ。

では






最新の画像もっと見る

コメントを投稿