今日は敬老の日です。
祖父母に電話をし、少しの時間音楽について考えていました。今日祖父に言われた一言を私は生涯大事にすることと思います。
「レッスンは1つ1つ丁寧に。」
祖父は音楽をやる人間ではありません。音楽を知っているわけでもありません。しかし、全ての仕事に当てはまることですよね。
この一言は当たり前でありながら時に忘れてしまうことではないでしょうか?
教わる側が「いや、これは違う」と判断するのは難しいことだと思います。私だって子供のころは「違う」と思うことはほとんどなかったように思います。それだけに教える側の「責任」というのは大きいです。我々の場合「1つの正解」は無いですよね。ですが色々な正解がありつつも「間違い」はあります。もし生徒さんが「間違い」へ進んでいたらどのように言われても返せなければなりません。そうなるとやはり常に自分も勉強していなければならないんですよね。
数日前、少し音楽についての会話をしました。音楽とはなんぞ?ということでした。レッスンでの会話ではありませんのでここに書いてもいいのですが、なかなかに深く考えることでしたので、レッスンで生徒さんと話してみたいと思います。
デカルトに「我思う故に我あり」とありますね。様々な角度から疑うことによって、自我はあることが分かるという…原文はラテン語で「Cogito, ergo sum」
cogito-考える(単数・1)
ergo-だから
sum-ある、いる、である(主格)
繋げると「私は考える、だから私はある」となります。
散々色々なことを考えた結果が単語3つで言えてしまうんですよね。
音楽について色々考えます。しかし案外まとめると短いことなのかもしれませんね。そんなことを思う敬老の日でした。祖父は93歳。まだ元気に過ごしてもらいたいです。
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