ユーキャン詩集

創作した詩を不定期投稿していきます!感想などございましたらぜひコメントください!時々、旅日記なども載せます!

タイムカプセル

2025-01-14 12:00:00 | 創作(詩)
見えない

一昨日の自分と夢
並べたクレヨンに下書き紙
レールは、ない。
下書きは大まかな形のみをたぐり寄せて

なぞらず
整えられない線
剃刀の幅は理想を超えて
深掘り、っ。
予定外の色はただ区域を超えた

混ざり合う写真
象られる歴史所をなぞる人へ
なぞれない人は、奴隷か。
モルモットへ告げる
貴様は礎足り得ぬ砂埃であれ

しをしせず、しをしせよ。
おのがみをけずらずけずれ
さすればわれはたみとしょうかせり

光れよ何処か

2020-07-28 20:56:00 | 創作(詩)
「何処か」に答えが埋まっている
ので
自力で探して持ってきてください
何食わぬ顔で要求する
机上の資料かも相手の妄言の中
かも
しれない「何処か」の答えなんて
分からないから見出し
を是非
付けて頂きたい
ブーメランが胸元にきっちり
ただいま!
そう
元気よく帰るように
跳ね返ってくるかも知れん
だが是非
見出しを付けて頂きたい
求めた
もの
が答えでなくとも
理解して手に取りたい
思うものだ
「何処か」
これさえ光れば
俯く
暇は誰も持てないのだ

黄ばみことの葉

2020-05-20 19:00:00 | 創作(詩)
立っていられない。

別に泡を吹いている訳ではない

防音壁に吸い込まれた喧しいアラーム
突如文字化してのしかかってきた

そんな夢物語。いや、夢だ。

変わらない景色を見て歩く
昨日は雨
今日は、曇り…?
馬鹿馬鹿しい天候じゃないっていうんだ。

朝でも 昼でも 夜でも
立ってはいられない。

そうやって沈みまくって
いつの日か昇った景色が色濃く華やかに映るんだ。

こかげのぼうけん

2020-04-28 18:00:00 | 創作(詩)
かぜがないても、ひとり。

ひがてった。
こかげが、ふらふらたびにでた。

よたよた?とぼとぼ?

いくあてがない、のかもしれない。
あふれかけたなみだぶくろ。ながれないようにうえむいてるからかも?

しれない。
ただ、ないてるからひとり。

かぜが、ないている。
わたしのまわりで、あなたのまわりで。

「ぴゅーーー」
なんて。

微かな私

2020-04-20 23:00:00 | 創作(詩)
いつからかは覚えていないけれど、なんとなく四つん這いに進み出した時。ママとパパがいつも居た。シンバルを持ったゴリラ人形の真似をするパパはなんだか必死で、砂遊びを見守るママは不思議と視界の中心に居たような気がする。

「あるけあるけ」は魔法の言葉だった。
台所から南に向かって伸びる廊下の先のトイレ。右手側の大広間の仏壇。
かすかに揺らめく蝋燭を頼りに。悪戯なお化けが音を鳴らすと怖くて、「あるけあるけ」した。
我慢を覚えたのもこのせいだと、今でも思う。

お別れの挨拶。
バイバイからさようならと一言変えただけ。
保育園のあの人達とは2度と会うことがないなんて、思いもしなかった。
少しのプリントに、卒園証。
1時間足らずの時間は私の涙腺を壊してあっという間に過ぎ去った。

微かな記憶。
これは私の曖昧な記憶。

だけど今の私の確かな支柱で不思議なモノローグ。