光れよ何処か 2020-07-28 20:56:00 | 創作(詩) 「何処か」に答えが埋まっているので自力で探して持ってきてくださいと何食わぬ顔で要求する机上の資料かも相手の妄言の中かもしれない「何処か」の答えなんて分からないから見出しを是非付けて頂きたいブーメランが胸元にきっちりただいま!そう元気よく帰るように跳ね返ってくるかも知れんだが是非見出しを付けて頂きたい求めたものが答えでなくとも理解して手に取りたいと思うものだ「何処か」これさえ光れば俯く暇は誰も持てないのだ
黄ばみことの葉 2020-05-20 19:00:00 | 創作(詩) 立っていられない。別に泡を吹いている訳ではない防音壁に吸い込まれた喧しいアラーム突如文字化してのしかかってきたそんな夢物語。いや、夢だ。変わらない景色を見て歩く昨日は雨今日は、曇り…?馬鹿馬鹿しい天候じゃないっていうんだ。朝でも 昼でも 夜でも立ってはいられない。そうやって沈みまくっていつの日か昇った景色が色濃く華やかに映るんだ。
こかげのぼうけん 2020-04-28 18:00:00 | 創作(詩) かぜがないても、ひとり。ひがてった。こかげが、ふらふらたびにでた。よたよた?とぼとぼ?いくあてがない、のかもしれない。あふれかけたなみだぶくろ。ながれないようにうえむいてるからかも?しれない。ただ、ないてるからひとり。かぜが、ないている。わたしのまわりで、あなたのまわりで。「ぴゅーーー」なんて。
微かな私 2020-04-20 23:00:00 | 創作(詩) いつからかは覚えていないけれど、なんとなく四つん這いに進み出した時。ママとパパがいつも居た。シンバルを持ったゴリラ人形の真似をするパパはなんだか必死で、砂遊びを見守るママは不思議と視界の中心に居たような気がする。「あるけあるけ」は魔法の言葉だった。台所から南に向かって伸びる廊下の先のトイレ。右手側の大広間の仏壇。かすかに揺らめく蝋燭を頼りに。悪戯なお化けが音を鳴らすと怖くて、「あるけあるけ」した。我慢を覚えたのもこのせいだと、今でも思う。お別れの挨拶。バイバイからさようならと一言変えただけ。保育園のあの人達とは2度と会うことがないなんて、思いもしなかった。少しのプリントに、卒園証。1時間足らずの時間は私の涙腺を壊してあっという間に過ぎ去った。微かな記憶。これは私の曖昧な記憶。だけど今の私の確かな支柱で不思議なモノローグ。
298円の愛してるは期間限定半額セールを実施中 2020-01-31 01:26:00 | 創作(詩) 実在しない愛してるを送ります。例えばお隣の方へ。エレベーターに乗り合わせた際に。挨拶が微笑みとセットで愛してる。頭の働かない朝の罪でした。視界の外から突っ込んできたらどうしましょうか?狭い歩道で肩が当たりました。互いに内側に向き合います、不可抗力ですがね。皺がよるかもしれません、眉間に。笑う可能性があります、お膝がパックリ。崩れたバランスを整えたくなってしまうかもれない。互いが手を伸ばして結ばれたり、なんて。酷いお花畑が出来あがりです、どうせ唾を吐いて終わる一昨日のお昼です。語り部の衝き、衝き、衝きが。受けての盾、壁、破壊。噛み合わないです、脱臼です。⭐︎州・核・菜⭐︎