さよならを泣きながら呟いた
寄せてたものが無くなっちゃった金曜の夜
隣にいたいんだって虚言を吐いた
薔薇に縛られていた
肌に刺さって抜けない棘を爪でつまみながら
縛られたいからと抱きしめた
一度抜けられたんだ
棘の隙間をかいくぐって荒野に立った
何もない罅だらけの地に鳥の羽が落ちている幻を前にしてオアシスを探し求めた
腕に刺さったままの棘が気にならなくなって
歩いて歩いて。
見つけたオアシスに手を伸ばした時
視界の端に薔薇を捉えた
真上から見下ろされた薔薇
蒸発を強要された薔薇
力なく猫背になる薔薇
私の知らない薔薇を見つけた
でも薔薇は一人で視界の中から去ってった
寄せてたものが無くなっちゃった金曜の夜
隣にいたいんだって虚言を吐いた
薔薇に縛られていた
肌に刺さって抜けない棘を爪でつまみながら
縛られたいからと抱きしめた
一度抜けられたんだ
棘の隙間をかいくぐって荒野に立った
何もない罅だらけの地に鳥の羽が落ちている幻を前にしてオアシスを探し求めた
腕に刺さったままの棘が気にならなくなって
歩いて歩いて。
見つけたオアシスに手を伸ばした時
視界の端に薔薇を捉えた
真上から見下ろされた薔薇
蒸発を強要された薔薇
力なく猫背になる薔薇
私の知らない薔薇を見つけた
でも薔薇は一人で視界の中から去ってった