生い茂る雑草
流れる風に擦れる葉
重さに耐えられず落ちた木の実
池の中の鯉の鱗 眩しい
誰の土地でもないし
誰も咎めない
こいつはわたしのもんだ!
木の実に飛びつく
蹴り上げた土のカーテン
足跡を彫られた地面
木の実に向かって集中線
茶の点から
上下部のくぼみに
皺の影
目の前まで迫る木の実
開いた口から滴る液
もう木の実しか見えなかった
そんなわたしに空が見えた
映像はここでおしまい。
空は草の隙間に見えていて
ただただ、筆で殴ったような曲線の
灰色だった。
流れる風に擦れる葉
重さに耐えられず落ちた木の実
池の中の鯉の鱗 眩しい
誰の土地でもないし
誰も咎めない
こいつはわたしのもんだ!
木の実に飛びつく
蹴り上げた土のカーテン
足跡を彫られた地面
木の実に向かって集中線
茶の点から
上下部のくぼみに
皺の影
目の前まで迫る木の実
開いた口から滴る液
もう木の実しか見えなかった
そんなわたしに空が見えた
映像はここでおしまい。
空は草の隙間に見えていて
ただただ、筆で殴ったような曲線の
灰色だった。