五月蝿いイルミネーションが世界を包んだ
張り付いた地面のガラス
高層ビルも相まって
屈折だらけの折れ線グラフが
空気中を彷徨った
想い人に届くでもなく
内に張り詰めて積もることもなく
波に乗って漂着することもなく
一直線に膿が浮く
外側から見つめた第三者
規律なく巡る光をなぞり摘んで
そうしていつかの時に
指紋の溝で優しく優しく
擦り下ろす
張り付いた地面のガラス
高層ビルも相まって
屈折だらけの折れ線グラフが
空気中を彷徨った
想い人に届くでもなく
内に張り詰めて積もることもなく
波に乗って漂着することもなく
一直線に膿が浮く
外側から見つめた第三者
規律なく巡る光をなぞり摘んで
そうしていつかの時に
指紋の溝で優しく優しく
擦り下ろす