ユーキャン詩集

創作した詩を不定期投稿していきます!感想などございましたらぜひコメントください!時々、旅日記なども載せます!

いつもの事

2018-06-26 18:00:53 | 創作(詩)
ずっと泣くから地盤は緩んだ

忘れようとしないから
時折空がフラッシュバック

垂らすというよりかむという
言葉の方がよさげな雷

励ましは思い出を無理やり引き出すのか
関係ない山の肌が露わになった
沸々と煮える河川敷の水
もう川底も見えない濁流

エクスタシー

青空が正しくて
曇り空は虚実を示し
雨が嘘を吐く機械

悶々

きいてくださいよぉ。
うちの娘の顔が切れたの!
もう、何回目になるかしら。
あらあら、大変ねえ
なんて、もう言えないわ。

開けちゃダメだよ?

2018-06-19 17:38:05 | 創作(詩)
黒髪を眺めて
肩にかかる髪の隙間に
吸い込まれる私と眼球
竹串で目を突かれた様に
目ん玉汁が行き場なく飛び出した

高い太陽を必死に見つめる向日葵
首が痛くなる姿勢を私も覚えがあった
太陽は何も言わないのに
向日葵たちは目を背けない
正しくは背けられない
見つめていないといけないんだと
私だけが知る
場違いな騒音をあげ続ける
向日葵の授業参観

自由だ
世界は広いんだ

私は知っている
よくみて?

ここは箱に詰め込まれた世界だよ

一途

2018-06-07 12:30:19 | 創作(詩)
誰にもかえられない

一昨日。路地に咲く黄色のタンポポが揺れることを怒るものはなく。
僕は花弁と詭弁を垂らして歩く、よだれかけが欲しくなる気持ちがわかるかな?

昨日。白く広がるタネが飛び立つことを止めるものもいない。
動かないんだからもう僕のもの、もうティッシュはいらない!捨ててしまえ!

今日。流れ行く川にざわつく心もいずれは流れ行く。
臭い臭い臭い、シャワー浴びせないと、使えないじゃないか!

明日。照り返す光と太陽が包む空間は不思議で、内面により味は無数。
嗚呼、お前たちのものじゃないだろう!どけ!嗚呼。
僕のもんだぞ、どけ!

もう誰にもかえられない