終わりのない紙束をいじりながら
日は昇る
メールは近代化された紙束郵送機
返信をひたすら急かされる
それでもわたし達は色を描き続ける
充電すれば画面は映る
画面はカラフルなメールを映してくれる
昨日のドラマを語らう赤色の学友
近況報告を楽しげにする恋人の紫
単語の羅列された黒い母
でも、紙束自身に色はない
だって。
電源を切れば私をそのまま映すのだから
私にみんなの色は描けない
でもみんなは私の色を描けない
あなたはどう?
あなたの色はあなただけのもの
自分をしっかり見つめてみて
もし色がわからないのなら
私はあなたをこの紙束に閉じ込める
閉じ込めた時にこう言うわ
「色をつけるまで出てきちゃダメ」
今のあなたはどう?
今のあなたは何色かしら?
もし色がわからないのなら閉じ込めてあげる
時間をかけて構わない
あなただけの色を描くまで
日は昇る
メールは近代化された紙束郵送機
返信をひたすら急かされる
それでもわたし達は色を描き続ける
充電すれば画面は映る
画面はカラフルなメールを映してくれる
昨日のドラマを語らう赤色の学友
近況報告を楽しげにする恋人の紫
単語の羅列された黒い母
でも、紙束自身に色はない
だって。
電源を切れば私をそのまま映すのだから
私にみんなの色は描けない
でもみんなは私の色を描けない
あなたはどう?
あなたの色はあなただけのもの
自分をしっかり見つめてみて
もし色がわからないのなら
私はあなたをこの紙束に閉じ込める
閉じ込めた時にこう言うわ
「色をつけるまで出てきちゃダメ」
今のあなたはどう?
今のあなたは何色かしら?
もし色がわからないのなら閉じ込めてあげる
時間をかけて構わない
あなただけの色を描くまで