グラスに注いだ酒に溺れる日
塩っ気はない
つっかえることなく胃に運ばれたこともない
異物として警鐘を鳴らされることもないままに全身を巡って
ひたすら踊らされる細胞は汗を絞り出した
揺れてやつれて核が萎んだ
収縮を繰り返す
明日の出来事を夢に見る
そこにいる自分を眺めながら
「また作った笑顔をばら撒いた」
天に吊るされた我が身体
断ち切られる今日の夜
仰向けに吐いた
呼吸の有無など分からぬままに
私の糸は静かに切れた
そうして朝日は西から上がる
巻き戻しの世界で私は今だに踊り続ける
辞書から消した方がいい
さよならを言う瞬間は訪れることなど無いのだから
塩っ気はない
つっかえることなく胃に運ばれたこともない
異物として警鐘を鳴らされることもないままに全身を巡って
ひたすら踊らされる細胞は汗を絞り出した
揺れてやつれて核が萎んだ
収縮を繰り返す
明日の出来事を夢に見る
そこにいる自分を眺めながら
「また作った笑顔をばら撒いた」
天に吊るされた我が身体
断ち切られる今日の夜
仰向けに吐いた
呼吸の有無など分からぬままに
私の糸は静かに切れた
そうして朝日は西から上がる
巻き戻しの世界で私は今だに踊り続ける
辞書から消した方がいい
さよならを言う瞬間は訪れることなど無いのだから