知らないでしょう
私の戸惑いを
いつか心を寄せたあの頃を
タンスに隠しているの
防臭剤を散りばめて
大事に大事に保存して
大切に仕舞っているの
少しずつ燃えるゴミにも
出したけど
これらは他愛のない日常品
けれど一緒に歩んだそれも
いつも握っていたこれも
かけがえのない宝物
ピンポーン
ドアの向こうに燃えるゴミ
異物でも入っていたのかな?
ゴミごとまとめて返ってきた
新聞紙の膜を破り捨て
ビニールに包まれたそれを取る
胃から食道、全身へ
蛆虫共が這い回る
次第に鼻、目、心、
そして部屋中が
それが欲しいと訴える
空は一面積乱雲
徐々に膨らむ雲の端から
死神たちが降ってきた
大切だと思っていた
今度はそれをパックに入れて
冷凍庫へ手早く収納
氷もしっかり散りばめて
肉塊保存の延長戦
次に手にするのはいつになるかな?
大事に凍らせたそれを
解凍するその時まで
私の戸惑いを
いつか心を寄せたあの頃を
タンスに隠しているの
防臭剤を散りばめて
大事に大事に保存して
大切に仕舞っているの
少しずつ燃えるゴミにも
出したけど
これらは他愛のない日常品
けれど一緒に歩んだそれも
いつも握っていたこれも
かけがえのない宝物
ピンポーン
ドアの向こうに燃えるゴミ
異物でも入っていたのかな?
ゴミごとまとめて返ってきた
新聞紙の膜を破り捨て
ビニールに包まれたそれを取る
胃から食道、全身へ
蛆虫共が這い回る
次第に鼻、目、心、
そして部屋中が
それが欲しいと訴える
空は一面積乱雲
徐々に膨らむ雲の端から
死神たちが降ってきた
大切だと思っていた
今度はそれをパックに入れて
冷凍庫へ手早く収納
氷もしっかり散りばめて
肉塊保存の延長戦
次に手にするのはいつになるかな?
大事に凍らせたそれを
解凍するその時まで