私は、父とは子どもの頃から馴染めませんでした。
私が産まれる前、父は大怪我をして別府の温健に長期入院していました。
物心がついた頃、一緒に暮らし始めたのですが他所の小父さんの様でした。
少し父と慣れかけたら、母が長期入院することになり私は母の実家に預けられました。
しばらくしてから、めでたく家族で暮らせるようになったのです。。
父なりに可愛がってくれるのですが、大好きになれないまま思春期を迎えました。
ある日、親友のお父さんが急死され、親友は大泣きし「お父さんお父さん」と叫ぶのです。
葬儀の時に、あまりに泣く親友の姿を見て⁇になりました。
それで、私は父親が居なくなった時を想定してみましたら
あんなことこんなこと、これまでの恩が浮かんで来たのです。
当たり前と思っていたことが当たり前でないと、一瞬にして分かりました。
その葬儀の時も父が車で送迎してくれて、車で葬儀が終わるまで待っていてくれました。
葬儀が済んでから、私は父に(泣きながら)これまでのことを謝りました。
父は「そうかそうか」と照れ臭そうに言っていました。。
あの日に謝ることができて本当に良かったと、私は今でも思っているのです。
🍀
ご訪問ありがとうございました。
(((7月上旬〜8月上旬)))
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