ずいぶん昔、父の転勤先での災害・・・・・
夜、家が丸ごと川に流された、当時、私は小学1年生
夜勤だった父には何の情報も届かないまま、翌朝仕事から帰りつき、
家の跡地に立ち尽くしていた父
災害後の、輝く朝日に照らされている父の後ろ姿を見つけた私は
無邪気に父のそばに行き、 父の作業服をつまみ、何かを語りかけた記憶があります
すると、父はとても驚いて、顔をくしゃくしゃにして、私を抱き上げた・・
泣いていたのかもしれない
後日「みんな、家と一緒に流されたのか、と思った」と言っていた
確か、 家が流される 少し前に、避難指示を伝える人が通達に回っていた ?
そんな記憶があります
まだ、通信網も整備されていない時代でした
今回の豪雨災害のニュースを聞くたび、心が痛みます
私達は、あの、わずかな時間差で助かったのでしょう
幼かった私があの朝、父に抱き上げられる事はなかったのかもしれません
まだ、緊張もとけない気象情報が流れています
天候が落ち着いてくれたら・・・・と祈るばかりです