アメリカのアフガンへの空爆・軍事占領が8年を超えたということで、NHKのニュース特集や、朝日新聞の特集記事がめに入ってきた。
オバマは、大統領選で「アフガンこそ主戦場」と主張、今年3月には2万1千人の増派を行った。駐留米軍は近く6万8千人になるといわれているが、反政府勢力タリバーンの攻勢は強まっている。
10月7日、9日にオバマとゲーツ国防長官ら安全保障関係閣僚による戦略会議が開かれる。
オバマに . . . 本文を読む
カルザイ政権を正当化するはずの大統領選挙は、アフガニスタンにおけるタリバン支配の実態を逆に明るみに出してしまった。地方の多くの投票所で投票が行われず、ボイコットが起こり、不正や腐敗疑惑が噴出している。カルザイの勝利宣言がだされればその「正当性」を巡って対立が激化するという新たな局面に入ることになる。
国際シンクタンク「治安と開発の国際審議会(International Council on . . . 本文を読む
これまでベールに包まれていた、アフガニスタン戦争における民間軍事会社の役割が、カブールの米大使館の警備員たちが引き起こした大スキャンダルによって一気に明らかになった。米民間非営利団体「政府監視プロジェクト」が、米大使館の警備を請け負う米民間軍事会社社員の「規律が著しく乱れ、大使館を危険にさらしている」との調査書をまとめ国務省に告発した。報告書は、社員たちが飲酒や全裸パーティーを繰り返していたとし . . . 本文を読む
アフガニスタンにおける米軍による空爆で、一瞬にして少なくとも95人もの市民が犠牲になった。北部クンドゥズ州での燃料輸送車に対する9月4日の空爆である。NATO主体の国際治安支援部隊(ISAF)に補給する燃料を積んだトラック2台が「武装勢力」に奪われたことを理由に、現地のISAF司令官が米軍に空爆を要請し、容赦ない無差別空爆を加えたのである。
一日での100人近い市民の犠牲は、5月にファラ地区で . . . 本文を読む
8月24日、CIA(米中央情報局)による恐るべき拷問報告書が公表された。公表された報告書は、04年5月にCIAがまとめたもので、「対テロの拘束と尋問活動(2001年9月~2003年10月)」と名付けられた最高機密文書である。
報告書は、取り調べで銃を突きつける、電気ドリルで脅す、「母親をレイプする」「子どもを殺す」と脅迫する、後ろ手に縛った腕を持ち上げて脱臼させようとする、意識を失うまで頸動脈 . . . 本文を読む
米軍がコロンビアの7カ所の軍事基地を使用する協定締結の危険な動き。米軍は現在の300人から最大800人に増強される。表向きは「麻薬対策」だが、中南米諸国の左傾化に対抗し、巻き返しに転じようとしているのは間違いない。ホンジュラスのクーデターに続くもの。コロンビアに新米軍基地を建設し、3700キロの航続距離をもつ大型爆撃機を配備する計画も暴露されたが、オバマはこれは否定した。ベネズエラなどは、「南米 . . . 本文を読む
米国内で厭戦気分が拡大。アフガニスタン戦争を「戦う価値ない」が51%に
米ワシントン・ポスト紙とABCテレビが19日合同世論調査結果を発表した。米国民の51%が、米軍によるアフガニスタンでの「対テロ戦争」について「戦う価値がない」と回答している。「価値がある」(47%)を上回ったのは初めてのことである。依然半分近くの市民がアフガン戦争の「意義」を感じているということにもなるが、愛国主義を煽り一 . . . 本文を読む