ちょっと、昔の珍しい機器とか、最近見かけないものとか?
いろいろ、思うことのある機器を抜粋紹介しているのですが・・・・
一番、最初に愕然とした出来事があった機器をみつけてしまいました。、
機器の名前はEMT981
オーバーホールをしあげても、
この機器は音質改善などをしないとあまり良くない音なので
せっかくだから、音質改善をなさいませんか?
もっと良い音をひきだせますよというのですが、
どうしても、云とおっしゃられなかったのです。
世間的には定評のある機器ですが
もう今の時代になってくると
音質改善をしない状態では・・・う~~~ん どういうふうにいえばいいんだろう。
簡単に言えば「しょぼい音」なのですが・・・
その音で満足してしまう耳では仕方がないのかとこちらも半ばあきらめていました。
こればかりは、こちら側はいろいろとCDPを聴いているわけだし
音質改善でどう音が良くなるかもわかっていても
当のオーナーさまには、納得できることではないでしょうから・・・。
ところが、
しばらくしたら、オークションにだされていました。
結局、動作品のほうが高く売れるということで
オーバーホールをされたのと
他所で治しても、治しきれず
やむを得ず、オーバーホールもしたというか・・・
そこらのショップで修理する代金とあまり変わらない金額で
OHまでできて、修理できるとなるなら、それが良いだろうということになったのかもしれません。
結局、高橋の「愛機のメンテナンスをしませんか?」という思いは
通じておらず
このあとも、なんどか、オークションにだすために
OHする・修理するということが起きてきました。
ひどいときにはピックアップだけ交換して
オーバーホールはと尋ねると「しません」ということさえありました。
最近は動作品もジャンクも値段がそんなには変わりませんが
以前はたとえば、ピックアップを1~2万でなおしただけで
動作品になり
売値が5~6万値段があがるということもあったのでしょう。
こういうことをすることが
「愛機」でしょうか?
AUDIOを愛する人は機器をうりはらう道具にするはずがないと信じていた高橋だっただけに
愕然をとおりこし、悄然としてしまい
このあたりから、修理だけをするのはあらかじめ断ることにしました。
ただ、最初の事例をいえば、それでも、OHはしてくださってるのですから
次の方に売り払われても
機器としては初期性能プラスαの音質になっているわけですから
機器のためには良かったと思えます。
世の中には、儲けを優先する人も多くいるんだという
当たり前の図式が
AUDIOだからこそ、そんな思いはなかろうと思い込んでいた節があったのも事実です。
いずれにせよ、オーバーホールは必須項目であるのはまちがいないことです。
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