(画像は、朝日新聞の記事より)
今日の朝日新聞朝刊に、あのノーベル賞作家の大江健三郎氏が、
「時代の精神」という言葉で夏目漱石を語る記事が掲載されていて。
学生時代に魅せられた大江健三郎氏、満79歳まだまだご健在の様子。
「事件」 は、今から35年前の1979年、東京新宿の某文具店でのこと。
長期出張で東京に来ていた私、休日に新宿を散策していたんです。
どこかで見たことが有る中年の紳士が、万年筆の修理の依頼に来ていて。
様子を伺っていたら、依頼を受け付けたスタッフの 「お名前は?」 の問いに、
モンブランの万年筆を手渡しながら、さらりと 「大江健三郎です。」 って。
「やっぱり大江健三郎やんかっ!」 とうろたえる私、せめてサインでも・・・。
その 「事件」 が、この世界 (文房四宝の世界) に迷い込む大きな契機となって。
35年前のあの時あの日、新宿に行かなかったら、大江健三郎氏に会わなかったら、
文房四宝などに現を抜かすこともなかったかもしれないし、違った人生になっていたかも・・・。
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