100kmウォーク大会1日目

1日目。
どんな気分か。
なんとしても、公言とおり24時間内に歩くぞ、という強い気持ち。
ちょっとおかしくなっているかもしれない、と思いつつ、リタイヤという言葉を浮かべない。
24時間内にゴールするためのタイムスケジュールを手のひらに書いてくるのを忘れて、自分で計画した記憶をたどって、だいたいの時間に沿って、歩くことにする。

せっかく計画してもそれをメモし忘れれば、ミスった。
しかし、私は失敗多い人生。ミスしてもなんとかする、ということを性懲りも無くやってきているので、なんとかする。

そして、計画とおりの時間、または少し早めに各チェックポイントへ到着する。

すると、自分に余裕ができる。これがとても精神的に良いように働く。
「この調子じゃ、大丈夫だ」と各チェックポイントで自分に言い聞かせていた。

不安が多い人だと、突然体調がおかしくなるのではないか、足がどうしようもなく痛くなるんじゃないか、とあれこれ起きないかもしれない心配事を想定する。
すると、そのとおりになってしまうから、不思議だ。

体調がおかしくなれば、道中ならサポーターに電話したり、各チェックポイントで相談すればいいのだ。大丈夫なときに、いらぬ心配をするから、そのほうへ意識がとられてその通りになってしまうのだ。

何事もそうではないか。あらぬ心配をすればそのとおりになる。もちろん、準備は必要だ。準備をしてがんばっているのに、へりくだったり、心配そうに話すのはもったいない。
0時を過ぎるとひたすら眠い。
歩道を歩く際、ジグザグに歩いているのを自覚する。
次のチェックポイントまでなんとか歩ききろう。
感謝