こんにちわ~^0^
ここ数日、ぷち旅の記録を綴っていますが、今日は趣向を変えて、
九州・阿蘇にも、出雲神話(古事記等)と似通った神話や昔話があるので、
今回はそれにもちょこっと触れてみたいと思います。
阿蘇五岳(あそごがく)には、高岳(たかだけ)、中岳(なかだけ)、烏帽子岳(えぼしだけ)、杵島岳(きじまだけ)、根子岳(ねこだけ)という山があると先の記事に書きました。
まず今日は、その五岳の中の根子岳(ねこだけ)のお話をピックしてみます。
根子岳は↓の画像の一番左のゴツゴツとんがった山です。(右隣は中岳。)

ある日、阿蘇の宮地(阿蘇市一宮町宮地)に住む男が、高森(高森町)へ出かける事になり、日ノ尾峠を越えるのが近道だろうと山道に入ったけれど、どうも道を誤って、迷っていまいました。
辺りはだんだん日暮れて暗くなってきました。新月なので、真っ暗闇です。
どこか夜を明かす場所は無いかと見回すと、森の中に家の灯りが見えるではありませんか。
近寄ってみると大きなお屋敷があり、ラッキー!
「こんな山の中にお屋敷が?」と不思議には思ったものの「野宿するよりはなんぼかマシやん♪」と、宿を借りる事に。
お屋敷の主は、美しい女性のたった一人。
「道に迷いましたので,宿をお願いしたい」と頼むと、
「それはそれはお困りでしょう^^」とお約束の言葉で親切に座敷に案内されまちた。
「お風呂にしますか? 食事にしますか? それとも・・ア・タ・シ?」と聞かれ(否!アタシは聞かれてませんって。。わはは^^;)、疲れていたので、お風呂を先に頂くことにし、入ろうとしていると、別の女性のヒソヒソ声が聞こえてきました。
「おじさん、おじさん。そこのマッパのあなた!!
風呂には入らない方がいいのニャ~。服を着て早く屋敷から逃げなさいなのニャ~。」
「ええっ、なぜ?」
「ここは猫屋敷なのニャ~、あなたを猫に変えようとしているのニャ~。お湯に浸かれば、猫の毛が生えちゃうニャリ。
食事をすると身体も猫に変身しちゃうニャリょ。早くお逃げなさいなのニャ~。」
「なぜ私を助けてくれるのですか?」と、問うと、
「アタイは、あなたの隣の家に飼われている猫のミケですニャ~(=^エ^=)♪
いつも可愛がってもらっているから、ほんのお礼なのニャ~♪」
男は半信半疑ながら、ミケの言う事を信じる事に決め、とりあえず逃げ出すことに。
庭に出ると、屋敷の主が湯桶を持って追いかけてきました。
「ごぉるら~っ!!待たんかぃワレ~
お前を猫にしちゃるニョだー!!」と、お湯を振りかけようと追いかけてきます。
男は、うしろを振り返りもせず、ただただ逃げまちた。
εε=ε=εε=ε=εε=ε=ε=┏( >_<)┛
かけられた湯が少し手の甲に付いてしまったけれど、無我夢中で走り、
命からがら宮地の自宅になんとか帰り着くことができまちた。
帰り着くや、ぐったりと倒れ込み、夜が明けるまで寝入ってしまったのですが、翌朝、目を覚まし、手の甲を見ると、ほんの少し猫の毛が生えているではありませんか!!!
昨夜お湯がかかった場所です。
急いで隣の家に行き、ミケのことを尋ねると、夕べから帰ってないとのことでした。
男が迷い込んだ場所は、根子岳北側登山口の谷間です。
今では、その地は「ヤカタガウド」と言われ 猫屋敷のお話が残っています。
「根子岳」と書きますが、昔は「猫岳」と書いたそうな。
その昔、九州の猫は7歳になった新月の日に根子岳へ修行に行ったそうです。
ふらりと飼い猫が数日姿を消してある日突然戻って来る猫達は、行方をくらましている間、修行をしていたんですね~( ̄∀ ̄*)
何の修行かと言いますと、人間に化ける修行だそうで(笑)
私達の周りにも、上手く人に化けた猫ちゃんが居るかもしれませんニャ(=^エ^=)w
え?アタシの事かって?
それは言えません。 ( ̄∀ ̄*)。。。ナイショですニャ。
==========
ここ数日、ぷち旅の記録を綴っていますが、今日は趣向を変えて、
九州・阿蘇にも、出雲神話(古事記等)と似通った神話や昔話があるので、
今回はそれにもちょこっと触れてみたいと思います。
阿蘇五岳(あそごがく)には、高岳(たかだけ)、中岳(なかだけ)、烏帽子岳(えぼしだけ)、杵島岳(きじまだけ)、根子岳(ねこだけ)という山があると先の記事に書きました。
まず今日は、その五岳の中の根子岳(ねこだけ)のお話をピックしてみます。
根子岳は↓の画像の一番左のゴツゴツとんがった山です。(右隣は中岳。)

ある日、阿蘇の宮地(阿蘇市一宮町宮地)に住む男が、高森(高森町)へ出かける事になり、日ノ尾峠を越えるのが近道だろうと山道に入ったけれど、どうも道を誤って、迷っていまいました。
辺りはだんだん日暮れて暗くなってきました。新月なので、真っ暗闇です。
どこか夜を明かす場所は無いかと見回すと、森の中に家の灯りが見えるではありませんか。
近寄ってみると大きなお屋敷があり、ラッキー!
「こんな山の中にお屋敷が?」と不思議には思ったものの「野宿するよりはなんぼかマシやん♪」と、宿を借りる事に。
お屋敷の主は、美しい女性のたった一人。
「道に迷いましたので,宿をお願いしたい」と頼むと、
「それはそれはお困りでしょう^^」とお約束の言葉で親切に座敷に案内されまちた。
「お風呂にしますか? 食事にしますか? それとも・・ア・タ・シ?」と聞かれ(否!アタシは聞かれてませんって。。わはは^^;)、疲れていたので、お風呂を先に頂くことにし、入ろうとしていると、別の女性のヒソヒソ声が聞こえてきました。
「おじさん、おじさん。そこのマッパのあなた!!
風呂には入らない方がいいのニャ~。服を着て早く屋敷から逃げなさいなのニャ~。」
「ええっ、なぜ?」
「ここは猫屋敷なのニャ~、あなたを猫に変えようとしているのニャ~。お湯に浸かれば、猫の毛が生えちゃうニャリ。
食事をすると身体も猫に変身しちゃうニャリょ。早くお逃げなさいなのニャ~。」
「なぜ私を助けてくれるのですか?」と、問うと、
「アタイは、あなたの隣の家に飼われている猫のミケですニャ~(=^エ^=)♪
いつも可愛がってもらっているから、ほんのお礼なのニャ~♪」
男は半信半疑ながら、ミケの言う事を信じる事に決め、とりあえず逃げ出すことに。
庭に出ると、屋敷の主が湯桶を持って追いかけてきました。
「ごぉるら~っ!!待たんかぃワレ~

男は、うしろを振り返りもせず、ただただ逃げまちた。
εε=ε=εε=ε=εε=ε=ε=┏( >_<)┛
かけられた湯が少し手の甲に付いてしまったけれど、無我夢中で走り、
命からがら宮地の自宅になんとか帰り着くことができまちた。
帰り着くや、ぐったりと倒れ込み、夜が明けるまで寝入ってしまったのですが、翌朝、目を覚まし、手の甲を見ると、ほんの少し猫の毛が生えているではありませんか!!!
昨夜お湯がかかった場所です。
急いで隣の家に行き、ミケのことを尋ねると、夕べから帰ってないとのことでした。
男が迷い込んだ場所は、根子岳北側登山口の谷間です。
今では、その地は「ヤカタガウド」と言われ 猫屋敷のお話が残っています。
「根子岳」と書きますが、昔は「猫岳」と書いたそうな。
その昔、九州の猫は7歳になった新月の日に根子岳へ修行に行ったそうです。
ふらりと飼い猫が数日姿を消してある日突然戻って来る猫達は、行方をくらましている間、修行をしていたんですね~( ̄∀ ̄*)
何の修行かと言いますと、人間に化ける修行だそうで(笑)
私達の周りにも、上手く人に化けた猫ちゃんが居るかもしれませんニャ(=^エ^=)w
え?アタシの事かって?
それは言えません。 ( ̄∀ ̄*)。。。ナイショですニャ。
==========