こんにちわ~^0^
前回のお話の続きです。
自宅の倉庫の波板修理をするため、なんちゃって大工さんに奮闘する気満々だったホイミの前に立ちはだかる謎に迫ります。
――まるで神業?
とも言える留め具の不思議な位置関係。
いくら考えても、自然現象では起こりえない事から人為的であると考える他ありません。
改めて現状を検証してみて、風が吹けばパタパタと音を立てているが留め具は留まっているので、波板がどこかへ飛んで行くという危険性だけは皆無な状態。
(強いて言うなら3山の隙間(約10cm)から、雨がダダ漏れという点のみが問題点)
倉庫って言っても、雨に濡れて困るような大事な物は一切無い。
ぶっちゃけ不要な物を放り込む物置小屋なワケだけれど……。
景品で当たった新品の折りたたみ自転車はお陰でサビサビ。(まともに乗ってもいない)
こんな……波板が飛んで行かないようにする事だけを優先的に事を成す――。
そんな事を思いつくのは……あの人しか居ない。
音を立てないようにするどころか、雨漏りまで誘発させるような浅はかなアイデアを無謀にも実行してしまうような人は…………あの人物しか。
お恥ずかしい話だが、あの人とは……我が父の事である(u_u*) ちょっと変わり者だったの。
現在はしっかりボケちゃっているので、本人の調書は取れない。
父はDIYをするのは好きだったのだが、はちゃめちゃな物を作る人だった……昔から。
しかも、サイズきっちりなど、アリエナイ。
思いつくと他がどうであろうと突き進む人だった。
だが、いつもいつも変な物を作っている変人ではないのだよ。
たまにアタる事もあった事を、父の名誉のために、付け加えておきますゎ(; ̄ー ̄A
では、父が何をどう考えて神業とおぼしき行動を取ったのか考えてみよう。
長い脚立が有れば、どうにかなるところ、”必要な道具を新たに購入する”という発想は却下という点を踏まえて考えてみよう――。
10cmほど波板をずらせて隙間が出来る事により、屋根の上からでないと留められない留め具を屋根の下から空けた約10cmの隙間から手を突き上げて留め具を留めたというワケだ。
しかも残念な事に、波板の両端を固定するための骨組みの溝にきっちりと波板をはめ込む事が出来ず波板の重なる部分では留め具用の穴が上手く重ならない。
……よって2枚重ねて留め付ける事が不可能となった。
◎◎基本的に波板は、2山半重ねなければならない。◎◎
(この波板の両端をきっちりと はめ込む作業はコツと力と、正確に重ねる微調整が必要なため、屋根の下からちょいと手を出しただけではムリでしょう。)
下部側の波板のみを留め具で固定したことで、浮いた上部側の波板が風で浮き上がりパタパタと音を立てている。
――というのが、ワタシの推理である。
以前にも父の所行が元で色々とややこしい事を修正してきたワタシ。
もう、これ以上、驚かされる事はないハズだと思っていた。
ワタシ自身、屋根の修理なんて所詮専門業者でないとムリだと思い込んでいたのもあり、現状を検証する事をあえて回避し、雨漏りもパタパタ音も気にしないフリをしてきた。
自己の価値観よりも斜め上を行く父が、もし現在もピンシャンしていたらと思うとゾッとする。
家の内部も今も父の付けた不思議修理の痕跡が残ってはいるが、大目に見てそのままにしているが、まさか倉庫の屋根にまで及んでいたとは……。
――他にもワタシの気付いていない所で変な箇所が見つかりそうで怖い。
とにかく、波板は父がムリヤリに留めた留め具を外せば無傷であるからして新しい波板を購入せずとも済みそうだ。
――波板が無事と分かれば、作戦を練り直さなければならない。
新品の波板なら、留め具をねじ込む穴を開ける必要があるが、その作業は省略できる。
その日のうちに屋根修理を終わらせようと目論んでいたが、ひとまず老朽化している留め具のみ交換してパタパタ音が完全に出ないように仮留めのみを行い、後日天候が良ければイッキにカタを付けるという事で、2日連続…………なんちゃって大工さん決定ゞ(_△_;〃
この状況把握の作業だけなのに、1日目は猛烈に疲れてしまった。
体力が衰えているのと、高所が苦手という事も手伝っているのです。
……と、いう事で、次の日の日曜日……。
全部で8枚の波板を1日で交換するのは、恐らく体力がもたないなあ。
波板の張り替えってね、張っていく順番が重要なのでウチの場合は8枚全部仕立て直しする方が実は簡単なの。
だけど、長い脚立を立てるスペース確保の問題で、最後の8枚目を張る事がワタシの手の長さがギリギリ足りないと判断。
現在の問題を解決するために必要な半分の4枚を仕立て直しする事に致しました。
取り外した波板は苔や土などが積もっていたので、外しついでに綺麗に洗っちゃいました。
洗うと――新品の様になっちゃったヾ(*´∀`)ノ
いちお、計画した作業は完了しました。
手付かずの波板4枚分(右半分)も、洗って綺麗にしたかったのが心残りだけれど、それは、またの機会に致しましょう。
これで、雨漏りもパタパタ音も風で飛ばされる心配も当面は無くなり、問題点は全て解決しました。
ついでに、足場確保のために倉庫の中に有った物を放り出した際、長年溜まったホコリやゴミを清掃して不要品等の廃棄物処理の準備もしておきましたので、とてもスッキリしちゃったよ。
今回の修理にかかった費用は、脚立の分は除いて1000円未満でございました。
――何事にもトライしてみるのは 良いかもしれない。
少なくとも今回いろいろと下調べをして勉強になり、波板修理のノウハウやコツも覚えたし( ̄∀ ̄*)b
いつか、波板を全部張り替える必要に迫られた時は、業者さん雇わなくても何とかなるような気が致しますゎ( ̄∀ ̄*)イヒッ
――新たなスキルを身につけたホイミであった。( ̄ー ̄*)ニヤリ