徒然映画日記。

食わず嫌いは卒業し何でも観よう。思い切りネタバレありの「観た帳」です。

呪怨 パンデミック

2008年07月08日 | ★★





呪怨パンデミック
おすすめ度
原題:The Grudge 2
製作:2006年 アメリカ
製作総指揮:サム・ライミ ジョー・ドレイク他
製作:ロブ・タパート 一瀬隆重 他
監督:清水崇
脚本:スティーヴン・サスコ
出演:アンバー・タンブリン アリエル・ケベル ジェニファー・ビールス エディソン・チャン サラ・ミシェル・ゲラー テレサ・パルマー サラ・ローマー 宇野実彩子 石橋凌 田中碧海 藤貴子 松山タカシ
キャッチコピー:ついに始まる、恐怖の爆発感染。

DVD観賞会の日頃観ないシリーズ。第2弾は「呪怨 パンデミック」です。2004年に公開された「THE JUON -呪怨-」の続編です。

東京のインターナショナル・スクールに通うアリソン(アリエル・ケベル)は友人のヴァネッサ(テレサ・パルマー)とミユキ(宇野実彩子)に連れられ、呪われた幽霊屋敷といわれる有名な心霊スポットに行きます。ヴァネッサとミユキはふざけてアリソンを二階の押入れに入れると扉を閉めて彼女を閉じ込めます。しかし手を放しても扉が開かなくなってしまいます。驚いた二人は慌ててその場を去ります。

一方カリフォルニアに住むオーブリー(アンバー・タンブリン)は姉のカレン(サラ・ミシェル・ゲラー)が入院したと聞き日本にやってきます。しかし病院でカレンはオーブリーの前で自殺を図ってしまいます。そこでカレンを助けてくれた香港人記者のイーソン(エディソン・チャン)と出会います。そして彼と姉が怯えていた呪われた家での事件と姉の死の関連性を調べはじめます。

シカゴのアパートでは住民が異常な行動をとるようになります。日本のある一軒家からはじまった怨念はやがて世界へと爆発染していくのでした。

微妙〜〜!!!
どうもこの作品、オリジナルストーリーらしいです。
そして続編は今年公開予定だとか。
一応観るとは思いますが、このぶんだと期待薄ですね。


軽い肝試しのノリで例の「お家」へ…。
よせばいいのに…。
って言ってたらホラー映画は成立しませんね。


まずは、みゆきちゃん死亡〜。


お次はヴァネッサ〜。


3人娘の最期の生き残り、アリソンも帰国後に…。
彼女が帰国した事で、伽椰子&俊雄がアメリカに上陸!(ぶはは。)
飛行機に乗ったかやこ&敏雄を想像するとちょっとおもろい(ぷぷっ。)


こちらは前作の続きの一派の関係者。
カレンの死により来日した妹のオーブリーと日本で活動する記者のイーソン。
この二人が呪の家の秘密を調べはじめますが…。



今回もいっぱい死んじゃうんで、ちょっと癒しの画像を。
俊雄君のサービスショット♪
この俊雄君は前回の子とは違います。
もう成長しすぎたんですね〜。

怖いって言うか、もうちょっとおもろくなってきてる…(笑)。
さてさて。
このオリジナルストーリーにどんなオチがつくのでしょうか?
次回DVDのリリースを待ちたいと思います。


呪怨 パンデミック@映画生活
前田有一の超映画批評



にほんブログ村 映画ブログへ



敬愛なるベートーヴェン

2008年06月13日 | ★★




敬愛なるベートーヴェン
おすすめ度
原題:Copying Beethoven
製作:2006年 アメリカ ドイツ
製作:クリストファー・ウィルキンソン シドニー・キンメル マイケル・テイラー スティーヴン・リヴェル
監督:アニエスカ・ホランド
脚本:クリストファー・ウィルキンソン スティーブン・リヴェル
出演:エド・ハリス ダイアン・クルーガー マシュー・グッド ラルフ・ライアック ジョー・アンダーソン ビル・スチュワート
キャッチコピー
孤高の音楽家ベートーヴェン、歴史に隠されたもう一つの物語。
“第九”誕生の裏に、耳の聴こえないベートーヴェンを支えた女性がいた。

第九の誕生を背景にルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンと写譜師の女性アンナとの交流を描いた作品「敬愛なるベートーヴェン」です。

第九の初演を4日後に控えた1824年。楽譜が完成しない中、ベートーヴェンのもとに写譜師としてアンナが派遣されます。ベートーヴェンはアンナが女性であるというだけで冷たくあしらいますが、彼女に才能を感じ側へ置く事に決めます。誰に対しても高飛車で傲慢なベートーヴェンですが、甥のカールだけは溺愛しています。カールは一方的な彼の愛情を疎ましく感じています。そしていよいよ初演の日を迎えます。難聴の為指揮を怖れるベートーヴェンに手を差し伸べたのは、アンナだったのです。

うーん。
これ。
ちょっとダメでした。

迫力のある演奏シーンが印象的な予告編を見て、結構期待していたんですよね…。

演奏シーンや衣装やセットは素晴らしかったんですが、この作品の肝であるはずの、ベートーヴェンとアンナの関係が全くピンときませんでした。

うーん。
うーーん。
うーーーん。

残念!

敬愛なるベートーヴェン@映画生活

前田有一の超映画批評



にほんブログ村 映画ブログへ

ブログランキング・にほんブログ村へ



ナチョ・リブレ 覆面の神様

2008年06月05日 | ★★




ナチョ・リブレ 覆面の神様
おすすめ度
原題:Nacho Libre
製作:2006年アメリカ
製作 ジャック・ブラック デヴィッド・クローワンズ ジュリア・ピスター マイク・ホワイト
監督・脚本:ジャレッド・ヘス ジェルーシャ・ヘス マイク・ホワイト
出演:ジャック・ブラック エクトル・ヒメネス アナ・デ・ラ・レゲラ リチャード・モントーヤ ピーター・ストーメア

ジャック・ブラックのキャラクター全開の「ナチョ・リブレ 覆面の神様」です。ジャレット・ヘスってなーんか聞いた事あるなあ…って思ってたら、バス男を監督した人だったんですね〜。

宣教師だった両親と死に別れたナチョ(ジャック・ブラック)はメキシコの修道院で育ちます。大人になり、彼は料理番として孤児たちの面倒を見ていましたが、修道院の資金難でろくに仕入れも出来ず子どもたちに満足に食べさせることができません。そこで、小さな頃から憧れだったプロレス“ルチャ・リブレ”のレスラーとなって賞金を稼ぐことを決意。ナチョは覆面とタイツの戦士となって闘いのリングへ向かいますが…。

このジャケット(笑)完全に出落ちです(爆)。

おバカ映画も、ジャック・ブラックも好き。

期待は膨らみます。

ところがどっこい(←死語?)

あらら…。

乗り遅れてしまったみたいです。

うーんと…。

感想は、「ジャケットが一番面白かった」って事で。

残念。

ナチョ・リブレ 覆面の神様@映画生活
前田有一の超映画批評



にほんブログ村 映画ブログへ

ブログランキング・にほんブログ村へ



世界でいちばん不運で幸せな私

2008年05月11日 | ★★




世界でいちばん不運で幸せな私
おすすめ度
原題:Jeux D'enfants
製作:2003年 フランス ベルギー
製作 クリストフ・ロシニョン
監督:ヤン・サミュエル
脚本:ヤン・サミュエル ジャッキー・キュキエール
出演:ギヨーム・カネ マリオン・コティヤール チボー・ヴェルアーゲ ジョゼフィーヌ・ルバ=ジョリー  エマニュエル・グリュンヴォルド ジェラール・ワトキンス
キャッチコピー:なぜだか いつも、空回り。

素直になれない二人の恋の行方を描いたファンタジーラブコメディ「世界でいちばん不運で幸せな私」です。ラストまで書きますので今日はバリバリのネタバレです。

重病の母親(エマニュエル・グリュンヴォルド)を持つジュリアン(子供:チボー・ヴェルアーゲ 大人:ギヨーム・カネ )と、ポーランド移民でにいじめられっ子のソフィー(子供:ジョゼフィーヌ・ルバ=ジョリー 大人:マリオン・コティヤール )は二人だけのゲームを始めます。それは、相手に条件を出し、出された条件には絶対にのらなくてはいけないというルール。校長の前でお漏らしをしたり、ソフィーの姉の結婚式を台無しにしたり・・・・、様々な「問題行動」を続けるふたり。そのゲームは、ジュリアンが母親から貰った大切な缶を賭けて大人になるまで続きます。そんな二人の友情はいつしか愛情に変わるのですが、ゲームが障害になりお互いの本当の気持ちを伝えられないまま別々の道を歩み始めることになります。

子供時代のカワイイ悪戯は微笑ましく、ファンタジックな映像と相俟ってとっても素敵でした。ただ、引っ掛かったのはいい大人になったその後の二人の描き方。だって、有り得ない無茶振りなんですもん!(段々うんざりモードに突入。)

お互いパートナーを見つけ別々の人生を歩んだものの、やはり思いを断ち切れないふたり。ナンダカンダ十数年かけ(時間掛けすぎだろ)遠回りしましたが(遠回りしすぎだろ。子供も居るぞ)、ようやくゲームの呪縛から開放されお互いの愛を確認。二人はキスをしながらコンクリートの中へと沈んでいきます(何で??)。最後のシーンは老人になった仲睦まじい二人が登場。そして幼い頃のふたりの回想があり物語は終わります。

最初「・・・ええええええっ?こんなラストなの??(ガマンして)最後まで観たのに~」と正直ちょっとガッカリしたんですが、ラストの受け取り方次第では大きく印象が変わるんですねえ。

当初私は割と「観たまんま」で捉えていたのですが、どうにも釈然としないので、「あのラストどう思う?」っていろんな人に聞きまくりました。そしたらある人に「映画そのものが悪戯になっているっていう解釈があるらしいよ」と教えてもらいました。実は最初からちゃんと二人は結ばれていたんだけど、映画全編を通して観客を騙しているっていう体らしい。なのでもしかしたら、あそこまで波乱万丈ではなかったのかも・・・・?(そう願いたい。)

今までの中で一番スッキリした解釈だったので一応この「観客騙し説」に決定です。

それにしてもフランス人の恋愛に対する半端ないカロリー消費は理解できない・・・。
二人のアグレッシブさはひたすら驚きの連続でした(呆)


謎の伏線や物語の矛盾についてあれこれ考えさせられたこのラストにひとつ追加で星2個です。

世界でいちばん不運で幸せな私@映画生活
前田有一の超映画批評



にほんブログ村 映画ブログへ

ブログランキング・にほんブログ村へ






めがね

2008年04月07日 | ★★




めがね
おすすめ度 
製作:2007年 日本
製作:小室秀一 前川えんま
監督・脚本:荻上直子
出演:小林聡美 市川実日子 加瀬亮 光石研 もたいまさこ
キャッチコピー:何が自由か、知っている。

かもめ食堂のスタッフ&キャストが再び集結して製作された「めがね」です。

ある春の日、タエコはとある海の美しい田舎町にやって来ます。そして空港から大きなトランクを携えて、民宿「ハマダ」に到着。観光する所もない田舎町で、ハマダに集う人たちは「たそがれる」のが得意な一風変わった者ばかり。毎朝、浜辺で行われる「メルシー体操」、近所でぶらついている高校教師のハルナ、笑顔でカキ氷を振舞うサクラ。彼らのマイペースさに耐え切れないタエコは、ハマダを出て、町でもうひとつの民宿「マリン・パレス」に移る決心をします。

ゆるり、ゆるりとした時間と空気を満喫できる作品でした。
きれいな景色。
素朴な人たち。
そして美味しそうなごはんたち。

「編み物は空気も一緒に編む」
「梅はその日の難逃れ」
「ここにいる才能がありますよ」

などなど、心に残る台詞もたくさん。






なんですが
何でしょうか。
この感じ。
少し「狙いすぎ」な感じがちょっと残念・・・・。
ファンタジーとして観るべき作品だと分かっているんですが(汗)
あまりにも、薄っぺらい感じがして(毒)


ちょっと物足りなさの残る作品でした。

ちなみに。加瀬亮が最後に口にしてたドイツ語(?)は、どういう意味だったんですかね?


めがね@映画生活
前田有一の超映画批評



にほんブログ村 映画ブログへ

ブログランキング・にほんブログ村へ


ヤング・アインシュタイン

2008年04月02日 | ★★




ヤング・アインシュタイン
おすすめ度
原題:Young Einstein
製作:1989年 オーストラリア
製作:ワーウィック・ロス ヤッホー・シリアス
監督・原作ヤッホー・シリアス
脚本:ヤッホー・シリアス デヴィッド・ローチ
出演:ヤッホー・シリアス オディール・ル・クレジオ ジョン・ハワード
キャッチコピー:壮大性“脳天気”理論!

製作・監督・脚本・主演ヤッホー・シリアス。オーストラリアのはちゃめちゃワンマンコメディ作品「ヤング・アインシュタイン」です。

両親が営むりんご農園でのどかに暮らしていたアルバート・アインシュタイン(ヤッホー・シリアス)は自家製ビールに泡を立てる方法を思案中に相対性理論の公式「E=mC2」を発見します。父の勧めで泡入りビールの特許を得るためシドニーへ向かう列車の中でマリー・キューリー(オディル・ル・クレジオ)と出会い、恋におちますが、同席していたプレストン・プレストン(ジョン・ハワード)によって邪魔されてしまいます。大発明も特許許可局で全く相手にされないアルバートでしたが、キューリーの擁護でプレストンの会社で働くことになります。

むちゃくちゃです。
アインシュタインがタスマニア生まれ。
マリー・キュリー(多分キュリー夫人)と恋をして。
ビオラをエレキギターに改良し。
丸太からサーフボードを作り上げ。

ヤッホー・シリアス・・・。
名前までふざけてます。
でもなかなかの男前。

設定や時代背景の矛盾なんて考えるだけ損です(笑)
ノリで観ましょう。
でも、ノリ遅れると最後までポカーンとしてしまう恐ろしい作品です。
何にも考えず、ビール片手に軽く酔ったアタマで観てちょうどいい感じに楽しめる。
そんな作品です。


ヤング・アインシュタイン@映画生活
前田有一の超映画批評



にほんブログ村 映画ブログへ

ブログランキング・にほんブログ村へ


ザ・リング

2008年03月24日 | ★★




ザ・リング
おすすめ度
製作:2002年 アメリカ
製作:ウォルター・F・パークス
原題:The Ring
監督:ゴア・ヴァービンスキー
脚本:スコット・フランク アーレン・クルーガー
出演: ナオミ・ワッツ マーティン・ヘンダーソン ブライアン・コックス デイヴィッド・ドーフマン



ザ・リング@映画生活
前田有一の超映画批評



にほんブログ村 映画ブログへ

ブログランキング・にほんブログ村へ



ラッシュアワー3

2008年03月20日 | ★★


ラッシュアワー
おすすめ度
原題:Rush Hour 3
製作:2007年 アメリカ
製作:アーサー・サルキシアン ロジャー・バーンバウム ジェイ・スターン他
監督:ブレット・ラトナー
脚本:ジェフ・ネイサンソン
出演:ジャッキー・チェン クリス・タッカー 真田広之 工藤夕貴 マックス・フォン・シドー イヴァン・アタル



ラッシュアワー3@映画生活
前田有一の超映画批評



にほんブログ村 映画ブログへ

ブログランキング・にほんブログ村へ


ナイトミュージアム

2008年03月15日 | ★★





ナイトミュージアム
おすすめ度
原題:Night at the Museum
製作:2006年 アメリカ
製作:ショーン・レヴィ クリス・コロンバス 他
監督:ショーン・レヴィ
脚本:ロバート・ベン・ガラント トーマス・レノン
出演:ベン・スティラー ディック・ヴァン・ダイク ミッキー・ルーニー カーラ・グギノ カーラ・グギノ リッキー・ジャーヴェイス



ナイト・ミュージアム@映画生活
前田有一の超映画批評



にほんブログ村 映画ブログへ

ブログランキング・にほんブログ村へ









ヴィタール

2008年03月11日 | ★★



ヴィタール
おすすめ度
製作:日本 2004年
監督・脚本・製作:塚本晋也
出演:浅野忠信 柄本奈美 KIKI 串田和美 りりィ

10年以上にわたり参考文献等を読破し、その後解剖学者、医学生への取材、大学病院での解剖実習見学を経て製作された作品「ヴィタール」です。

医学生の高木博史(浅野忠信)は、交通事故で一命を取り留めますが、すべての記憶を失ってしまいます。自分が一体誰なのか、どこにいるのか……。居場所のない自分を抱えてさまよい始める博史ですが、なぜか医学書にだけは興味を示し、大学の医学部に入学します。2年生の必須科目である解剖実習が始まり、博史の班に若い女性の遺体が割りあてられました。記憶の空白を埋めるかのように解剖にのめり込んでいく博史は、解剖を続けるにつれ、現実とは異なる世界へとフラッシュしていくようになります。

なんだかわくわくしませんか?
めちゃくちゃ期待して手にした作品でした。

臓器のデッサンや解剖のシーンがリアル。

残念ながらそれ以外は眠くて眠くて・・・・・。
浅野忠信って存在感ありますねえ。
いるだけで絵になる役者さんって貴重ですよね。

雰囲気のあるストーリー。
独特な映像。
叙情的で美しいです。
でも眠かったんです~。
いい作品なんだと思いますが、私には眠かったです。

ヴィタール@映画生活
前田有一の超映画批評



にほんブログ村 映画ブログへ

ブログランキング・にほんブログ村へ




バスキア

2008年03月10日 | ★★


バスキア
おすすめ度
原題:Basquiat
製作:1996年 アメリカ
製作:ジョン・キリク ランディ・オストロウ シガージョン・サイヴァッツォン
監督:ジュリアン・シュナーベル
脚本:マイケル・トーマス・ホルマン ジュリアン・シュナーベル
出演:ジェフリー・ライト クレア・フォラーニ マイケル・ウィンコット デニス・ホッパー ゲイリー・オールドマン デヴィッド・ボウイ パーカー・ポージー コートニー・ラヴ

27歳で亡くなったアーティスト、ジャン・ミッシェル・バスキアの伝記映画「バスキア」です。

79年、NY。アーティスト志望の若者バスキア(ジェフリー・ライト)は友達のベニー(ベニチオ・デル・トロ)と会ったカフェのウェイトレス、ジーナ(クレア・フォーラニ)にひと目惚れします。彼はジーナを自分のバンドのライブに誘い、その夜、2人は結ばれます。ある日、バスキアがメアリーの画廊の電気工事を手伝っていると、人気アーティストのマイロ(ゲイリー・オールドマン)が現れました。彼をじっと見つめるバスキアに気づいた電気技師グレッグ(ウィレム・デフォー)は自分もアーティストだと告白し、「いつか君もああなれる」と言います。レストランに入るアート界の大物アンディ・ウォーホル(デイヴィッド・ボウイ)と彼の作品を扱う画商ブルーノ・ビショップバーガー(デニス・ホッパー)に出くわしたバスキアは、彼らに自分のポストカードを売ることに成功。そんな時、あるパーティで彼の絵を見た美術評論家ルネ(マイケル・ウィンコット)は彼に心底惚れ込み、「必ずスターにしてみせる」と宣言するのです。

昔テレビで見ていたのに、レンタルしてもう一度見てしまいました。

アホだー。

「観ていなかった」ような気になってもう一度借りてしまう。
そんな感じの作品です。(20分くらいみて初見でないことにようやく気付く間抜けな私も私ですね。)

感想は、「デヴィット・ボウイがウォーホールに激似でびっくり。」です。
どうも私はバスキアに興味がないみたいです。



バスキア@映画生活
前田有一の超映画批評



にほんブログ村 映画ブログへ

ブログランキング・にほんブログ村へ

ハイジ

2008年03月02日 | ★★


ハイジ
おすすめ度
製作:2005年 イギリス
製作:マーティン・オーティ クリストファー・フィッグ
監督:ポール・マーカス
脚本:ブライアン・フィンチ
出演:エマ・ボルジャー マックス・フォン・シドー ジェラルディン・チャップリン ポーリン・マクリン ダイアナ・リグ

ずっと敬遠してきた実写版「ハイジ」。観ました。

両親を亡くし母親の妹デーテ(ポーリン・マクリン)に育てられてきたハイジ(エマ・ボルジャー)。ある日父方の祖父アルムおんじ(マックス・フォン・シドー)の住むアルプスの山頂にある山小屋へつれてこられます。おんじは、若いころ賭け事やお酒で財産を無くした過去を持っていました。その上、人を殺したことがあると噂され、村人から恐れられています。最初は迷惑そうなおんじですが、いつしかハイジに愛情を感じはじめ、おんじにとってかけがえのない存在となっていきます。そんなある日、デーテが再び山を訪れます。そして、「フランクフルトのお金持ちの家に住む少女の遊び相手にハイジを斡旋することにした」と無理やり彼女を連れ出してしまいます。

うーん。
微妙。
「アルプスの少女ハイジ」を観続けてきたモノとしては。
すんごい駆け足の104分。
でも、よくまとまってるんだろうな。きっと。
アニメの方に思い入れがありすぎてあんまりニュートラルな目で観れないです(笑)
多分、原作により近いんでしょうね。
おんじの人殺し疑惑は全くオブラートに包んでいないし、ペーターも、全然子供らしくないし。

アルプスの山頂の景色は、そんなにキレイじゃないし(笑)
(あれがリアルなのかもしれないけど)
そして何より、食べ物が美味くなさそう!
(アニメの観すぎ 殴)

あと、英訳。
日本語吹き替えバージョンと両方観ましたが、吹き替えのが断然いい!字幕はものすごいぶっきらぼうなんですもん。
(まあ、文字数の制約で仕方ないのでしょうが。)

頭では分かるんですが(笑)

やっぱりハイジは、アニメに限ります。

ハイジ@映画生活
前田有一の超映画批評



にほんブログ村 映画ブログへ

ブログランキング・にほんブログ村へ


ブラック・ダリア

2008年02月26日 | ★★




ブラック・ダリア
おすすめ度
原題:The Black Dahlia
製作:2006年 アメリカ
製作:ヘンリク・ヒュイッツ ジョセフ・ローテンシュレイガー アンドレアス・ティースマイヤー ボーズ・デヴィッドソン
監督:ブライアン・デ・パルマ
脚本:ジョシュ・フリードマン
出演:ジョシュ・ハートネット スカーレット・ヨハンソン アーロン・エッカート ヒラリー・スワンク ミア・カーシュナー

アメリカの未解決事件をモデルに描かれた「ブラック・ダリア」です。

かつてはプロボクサーとして活躍したらした、警官のバッキー(ジョシュ・ハートネット)とリー(アーロン・エッカート)。ふたりはある新聞記事をきっかけにロス市警のPR試合を行うことになります。それを機にリーに引き抜かれ、特捜課でコンビを組んで働くことになります。様々な事件を解決し、公私共に充実した毎日を送っていたある日、身体を腰から切断され、口を耳まで切り裂かれた若い女の全裸死体が空き地で発見されます。

ブラック・ダリア事件関係ないじゃん・・・。
と、途中からがっくりしつつ観ていました。
先入観なしに観たくて、ホームページも見ないようにしていたので・・・。
観終わってインターネットで検索して、はじめてジェイムズ・エルロイの同名小説の映画化だと知りました。なーんだ。

ややこしい、とか、登場人物が多すぎてこんがらがるとか、そういう声が多かったようで、DVDには親切にも相関図が付いていました(笑)

頭を切り替えて観れば、結構楽しめました。
落ち着くべきところにちゃんと落ち着きメデタシ、メデタシ。
でも、なんとなくチープな感じがしたのは何故でしょう・・・?

ブラック・ダリア@映画生活
前田有一の超映画批評



にほんブログ村 映画ブログへ

ブログランキング・にほんブログ村へ




SNUFF スナッフ

2008年02月22日 | ★★




SNUFF スナッフ
おすすめ度
原題:SNUFF/AMERICNA CANNIBALE/THE SLAUGHTER
制作:1975年 アルゼンチン アメリカ

本物の殺人か、トリックか? '70年代、世界中を震撼させた伝説の「殺人フィルム」!! 実際の殺人を撮影した映画を指す "SNUFF FILM"。本編の約90%以上で繰り広げられるのは、果てしなく続く殺戮とSEXシーンという衝撃の内容。製作者や撮影場所すらも不明という前代未聞の状態で公開されるという映画界のタブーを打ち砕く異様さが全編を覆う。そして、映画が終盤にさしかかった頃、カメラは撮影現場となった室内セットを映し、"問題"のシーンが映し出される・・・。

DVDパッケージのイントロダクションです。
なかなかの駄目映画臭、そしてこの煽りぶり(爆)
70年代の愛すべきアホアホ映画「SNUFF」です。

まーユルイです。
チープです。
しょーもないです。
内容もないです。
役者の演技もひどいです。
でも、ここまでひどいと愛を感じちゃいますね。

この作品の誕生秘話を少し。
1972年、配給社のプロデューサーのアラン・シャクルトンは、南米で撮影された「Slaughter スローター」という作品の配給権を得ます。その「スローター」なる作品が、最初の約90分のあのユルい部分なわけですね。でも、あれだけでは、ヒットは望めない。そう考えたシャクルトン(以降おっちゃん)は最後に「驚愕のラスト」(爆)を追加した・・・・。っていうのがこの作品の真相らしいです。なので「スローター」部分の90分はなっがーーーーーい前振りなわけですね。ほとんど夢落ちに近い・・・ひどいです(爆)

タイトルも都市伝説のスナッフ・フィルムにあやかって「SNUFF」に変更。
で、
このおっちゃんのスゴいところは、己で作り直した作品に「本物の殺人シーンが収録されている」と吹聴して歩いたっつーところ(笑)
なんて図太いんでしょう。
いやあ、商売熱心です。
そんなおっちゃんの努力のお陰で、この作品は大ヒット。
メデタシ、メデタシ。となったそうです。

トンデモないモンド系映画ですが、こういうノリが嫌いじゃない人限定でおすすめします。

前田有一の超映画批評



にほんブログ村 映画ブログへ

ブログランキング・にほんブログ村へ