徒然映画日記。

食わず嫌いは卒業し何でも観よう。思い切りネタバレありの「観た帳」です。

火星人メルカーノ

2008年02月16日 | ★★




火星人メルカーノ
おすすめ度
原題:MERCANO, EL MARCIANO/MERCANO THE MARTIAN,
製作年:2002年 アルゼンチン
監督・脚本:フアン・アンティン
脚本:ラウタロ・ヌニェス・デ・アルコ
出演:ラウタロ・ヌニェス・デ・アルコ アジャール・ブラスコ レアンドロ・フレスコ ロベルタ・アインステイン マリオ・サントス グラシエラ・ボルヘス ロベルト・カルナギ ダミアン・ドレイジク; ファビオ・アルベルティ アレハンドロ・ナジー

TSUTAYADISCASで予約していたんですが、Yahoo動画で見つけちゃいました。「火星人メルカーノ」です。

火星で平和に暮らしていたメルカーノ。ある日、散歩中に突然空から降ってきた地球からの探査機で可愛がっていたペットが下敷きになって死んでしまいます。怒った勢いでメルカーノは自家用機で地球に向かいますが、故障でアルゼンチンに不時着してしまいます。仕方なくそこで地下生活をはじめたメルカーノ。ある夜、電器店を襲ったストリートキッズに便乗してメルカーノもパソコンを盗み出します。何とか火星の仲間とネットでコンタクトをとりますが、彼らは冷たくあしらいます。地球での生活に辟易していたメルカーノ。寂しさを紛らわすかのように彼はパソコンを駆使して「バーチャル火星世界」を構築します。そこへたまたま辿りついたフリアンという少年に出会います。いつしか二人の間には友情が芽生えていきます。

南米のアニメって観たことないな・・・。という単純な理由で気になっていた作品でした。ブラックですね~。独特の色彩と、音楽、キャラクター。最後はいきなりミュージカル(笑)何とも個性的な作品でした。ラストも好きです。

が。

ホントにギリでアウトな感じでした。
何度観ても同じ場面で寝ちゃうんです。

内容的には星3~4つなんですが。
いい作品なんだとは思いますが。
如何せん寝ちゃいます(笑)
なので星も2つにしてみました~(爆)



火星人メルカーノ@映画生活
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舞妓 Haaaan!!!

2008年02月10日 | ★★





舞妓Haaaan!!!
おすすめ度
製作:2007年 日本
監督:水田伸生
脚本:宮藤官九郎
出演:阿部サダヲ 堤真一 柴咲コウ 小出早織 伊東四朗

ちょっと気分を変えて毛色の違う作品を。
「舞妓 Haaaan!!!」です。

鬼塚公彦(阿部サダヲ)は東京の食品会社で働く舞妓マニアのサラリーマン。高校生のときの修学旅行で京都を訪れて以来、舞妓に夢中です。ある日公彦に京都支社に転勤が決まります。恋人(柴咲コウ)をあっさりと振り京都へ。ある晩お茶屋へ1人で繰り出しますが京都のしきたりであっさりと「一見さんお断り」の洗礼を受けます。諦めきれない公彦は、会社の社長(伊東四朗)にお供を志願しますが「仕事で結果を出したら考えてやる。」と言われます。死に物狂いで働き、実績を作った公彦。社長からも認められやっとの思いでお茶屋デビューの日を迎えます。そこでお茶屋常連のプロ野球選手・内藤と出会います。

阿部サダヲ初主演。クドカン脚本。面白い匂いはぷんぷんしていました。評判もよく、かなり期待して観ました。公彦は、サラリーマン→プロ野球選手→役者→市長選立候補→サラリーマン(放火犯)と怒涛の日々がはじまります。全ては内藤に「勝つ」ためだけの為に。

相変わらずテンションは高く、チョイ役のキャスティングもマニアックで面白い。・・・なのですが、何だかあまり盛り上がらなかったです。私のコンディションが悪かったせいかもしれませんね。ちょっとついていけてなかったです。

うむむ。
残念でした。テレビ放映されるときにもう一度観てみたいと思います。


舞妓 Haaaan!!!@映画生活
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ポルノグラフィックな関係

2008年02月07日 | ★★



ポルノグラフィックな関係
おすすめ度 
原題:UNE LIAISON PORNOGRAPHIQUE
製作:1999年 ベルギー・仏・ルクセンブルグ・スイス
製作:オリヴィエ・ローザン
監督:フレデリック・フォンテーヌ
脚本: フィリップ・ブラスバン
出演:ナタリー・バイ セルジ・ロペス ポール・パヴェル

雑誌の募集広告で出会い、身体だけの関係を重ねる男女の心の変化を描いた作品「ポルノグラフィックな関係」です。

男女それぞれインタビュー形式で既に終った2人の関係を振り返るという体で進行していきます。毎週木曜日。待ち合わせのカフェでコーヒーやワインを飲みながら何気ない会話を楽しむカップル。そのあと近くのホテルへ。幾度となく逢瀬を繰り返すうちにお互いにほのかな愛情を感じるようになります。

鮮やかな赤と青を強調した映像が印象的です。
二人の心の距離を象徴する表現なんでしょうかね。
ホテルの通路は赤の世界。
部屋の中は青の世界。
観客はなかなかお部屋に入れてもらえません(笑)

「ポルノグラフィックな関係」とは、何とも思わせぶりなタイトルですが、あえてそういうシーンを省いた作りになっていているのに好感が持てました。

女優さんのナタリー・バイさんは知的な感じがして素敵でしたし
俳優さんは「ハリー、見知らぬ友人」のセルジ・ロペスさんですし

結構楽しめました。

でも。
だから何?って感じでもありました。
以前観た「赤い部屋の恋人」ちっくでギリでアウトです(え?全然違う?)

なので星は2つっ。なのです。




ポルノグラフィックな関係@映画生活
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セレブの種

2008年01月31日 | ★★



セレブの種
おすすめ度
製作:2004年 アメリカ
製作:プレストン・ホームズ スパイク・リー フェルナンド・サリシン
製作総指揮:ジャン・カゼ ジャメル・ドゥブーズ
原案:マイケル・ジェネット
脚本:マイケル・ジェネット スパイク・リー
監督: スパイク・リー
出演: アンソニー・マッキー ケリー・ワシントン エレン・バーキン モニカ・ベルッチ ウディ・ハレルソン ジョン・タートゥー

「インサイドマン」でお馴染みのスパイク・リー監督の「セレブの種」です。社会派なイメージのある監督さんで何となく観た作品でした。

主人公ジャック(アンソニー・マッキー)は製薬会社に勤めるエリートです。ある日同僚の博士の自殺を機に企業の不正を知ります。思い切って内部告発をしますが、それが原因で会社をクビになり、口座も凍結され生活は一変。そんな彼の元にかつての婚約者フェティマ(ケリー・ワシントン)が訊ねてきます。実は彼女はレズビアン。今付き合っている恋人と一緒に子供を産んで育てたいというのです。そこで彼に「種付け」の依頼をしてきたのです。戸惑いながらもジャックはそれを引受けてしまいます。やがてその噂が口コミで広まり、フェティマは1回1万ドルの「種付けビジネス」をジャックに持ちかけます。

うーん。
企業の不正、内部告発、人種差別、同性愛などテーマがてんこ盛り。
1人の人間にこれでもかという程色々な問題が起こります。
個人的には消化不良で胃もたれしちゃいました。(けふっ。)
コメディなのか社会派ドラマなのか・・・。
結構評価が高かったので期待しすぎちゃったみたいです。
残念。


セレブの種@映画生活
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明日の記憶

2007年07月22日 | ★★


明日の記憶
おすすめ度
制作:2006年 日本
製作:坂上順 川村龍夫
エグゼクティブ・プロデューサー:渡辺謙
監督:堤幸彦
原作:荻原浩
脚本:砂本量 三浦有為子
出演:渡辺謙 樋口可奈子 坂口憲二 吹石一恵 木梨憲武

荻原浩の同名小説を映画化した「明日の記憶」です。「SAYURI」の撮影の為、海外に長期滞在していた時に原作を読んだ渡辺謙が感銘を受け、自らがエグゼクティブプロデューサーを務めつくり上げたという意欲作。彼はこの作品の制作にあたり、この病気と闘っているご家族の方たちとも面接されています。

仕事に生きる働き盛りの49歳。広告代理店の営業マン佐伯雅行(渡辺謙)。仕事では大きなクライアントとの契約が決まり、プライベートでは娘の結婚が決まる等、順風満帆に見えた彼に異変が。物忘れが激しくなる、めまい、幻覚などの体調不良が彼を襲います。ただの疲れだと高をくくっている佐伯ですが、妻の枝実子(樋口可南子)に強く勧められ、渋々病院で診察を受けます。そこで衝撃的な結果を聞かされます。病名は、「若年性アルツハイマー病」。どうしてもその事実を受け入れられず自暴自棄になる佐伯。その後、枝実子と話し合い、二人とも涙を流しながら病気と向き合う覚悟を決めるのでした。

描写が美しすぎる印象が強くて、実はあまりピンときませんでした。

渡辺謙は一定のクオリティを保った演技でしたし、樋口可南子も献身的に夫を支える妻を見事に演じています。脇役の顔ぶれも実力派が多数出演。ぐっとくる場面はもちろんありましたが、期待していたせいか、何となく物足りなさを感じてしまいました。

明日の記憶@映画生活
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ジャック・ザ・リッパー

2007年07月16日 | ★★



ジャック・ザ・リッパー
おすすめ度
原題:LOVE LIES BLEEDING
制作:1999年 アメリカ オーストラリア
制作:マイケル・レイク
監督: ウィリアム・タネン
脚本:トニー・ラッシュ
出演:ポール・リス エミリー・レイモンド フェイ・ダナウェイ マルコム・マクダウェル ウェイン・ロジャース ジョン・カマー

「実際に起こった未解決事件」がベースだという事と、マルコム・マクダウェル出演につられて観た「ジャック・ザ・リッパー」です。思いっきしフィクションであることは言うまでもないし、「あの○○出演の」ってのは特に期待しちゃダメなのは分かってるんですけど…。また、やっちゃいました(苦笑)

19世紀、イギリスで実際に起こった未解決事件の実行犯「切り裂きジャック」をモチーフにした作品です。世界で良く知られてい未解決連続殺人事件として有名ですよね。今でも、精神異常者説、皇族関係者説、医者説、と見解は様々だそうです。

映画では新聞記者を目指しているヒロイン、キャサリンと優秀な外科医の婚約者ジョナサンとのラブストーリーを織り交ぜながら展開。うーん。先は早いうちから見えるものの、(割り切って観たら)それなりに楽しく観れました。(それってどうなんだろう…。)

何より、久しぶりにマルコム・マクダウェルを見れたのにちょっと感動。カッコよく歳を重ねていたのでよかったです。

ちなみに、実在のジャック・ザ・リッパーに興味のある方はこちらをどうぞ。(ちょっぴりキツい画像がありますのでご注意ください。)<ジャック・ザ・リッパー>

ジャック・ザ・リッパー@映画生活
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ダ・ヴィンチ・コード

2007年07月15日 | ★★


ダ・ヴィンチ・コード
おすすめ度
原題:The Da Vinci Code
制作:2005年 アメリカ
製作:ブライアン・グレイザー、ジョン・コーリー
製作総指揮:トッド・ハロウェル、ダン・ブラウン
監督:ロン・ハワード
原作:ダン・ブラウン
脚本:アキヴァ・ゴールズマン
出演:トム・ハンクス オドレイ・トトゥ イアン・マッケラン アルフレッド・モリーナ ユルゲン・プロホノフ ポール・ベタニー ジャン・レノ

この作品話題になりましたねえ…。世界的大ベストセラーのダン・ブラウンの同名小説「ダ・ヴィンチ・コード」を映画化した超大作です。公開前、私もはじめ、どこまでホントで、どこからがウソなのかがよく分からなくてかなり興味がありました。

ルーヴル美術館で館長のジャック・ソニエールが殺されます。死体はダ・ヴィンチの作品「ウィトルウィウス的人体図」を模した不気味な状態で発見されます。

講演の為に渡仏していたハーバード大学の宗教象徴学の教授ロバート・ラングドン(トム・ハンクス)。パリの書店で著書のサイン会を行っていた彼は、フランス司法警察のべズ・ファーシュ警部(ジャン・レノ)に呼び出され捜査協力を求められます。急遽現場に向かった彼の元に、暗号解読官のソフィー・ヌヴー(オドレイ・トトゥ)がやってきます。警部の目を盗み彼をトイレへと呼び出した彼女は、ロバート自身に容疑がかかっていることになっている事を教えます。協力して現場から脱出した二人は、警察から追われる身となってしまいます。

公開前に色んなドキュメンタリーやメイキング観ました。「ダ・ヴィンチ・コード・デコーデッド」も観ました。…。ヤバイ。あんまりいい臭いがしないなー…。と。いやな予感。それでも「乗りかかった船」ということでとりあえす鑑賞しました。ある程度覚悟して観ました。

結果。概ね想像通りの出来栄えでした(笑)ものすごい大金と労力をかけて、スタッフ・演者を揃え、頑張って制作されていたのは分かるけど、特に何にも残りませんでした。ある意味カッコイイ(笑)ラジー賞を逃しているのは個人的にとっても残念です(笑)

ダ・ヴィンチ・コード@映画生活
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エターナル・サンシャイン

2007年07月14日 | ★★


エターナル・サンシャイン
おすすめ度
制作:2004年 アメリカ
製作総指揮・脚本・原案:チャーリー・カウフマン
監督・原案:ミシェル・ゴンドリー
出演: ジム・キャリー ケイト・ウィンスレット イライジャ・ウッド キルスティン・ダンスト


恋愛映画です。まには、こういう作品もいいかなと思い手にした「エターナル・サンシャイン」です。

恋人同士のジョエル(ジム・キャリー)とクレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)は、バレンタインの直前に大喧嘩をして別れてしまいます。ある日、ジョエル宛に奇妙なな手紙が届きます。その内容とは、「クレメンタインはジョエルの記憶を全て消し去りました。今後、彼女の過去について絶対触れないようにお願いします。ラクーナ社」との内容。彼女と仲直りしようと思っていたジョエルは大ショック。彼はその手紙の送り主、ラクーナ医院へ行きます。そして自分も彼女との記憶を消去することを決意したのです。

導入部分のシーンがラストシーンへとつながり「ナルホド」とキレイに落ちたところで話は終ります。よくできてはいますが…。感情移入が全くできませんでした(だめじゃん。)これも、予告編負けしている印象を受けてしまいました…。期待しすぎたのかもしれません。恐るべし…!出来の良い予告編…。

子役からが頑張っているイライジャ・ウッド、「イン・ザ・カット」のマーク・ラファエロ、「フルモンティ」のトム・ウィルキンソンなどなど脇役が豪華、豪華。脚本は「マルコヴィッチの穴」のチャーリー・カウフマン。スタッフ・演者とも実力派が勢ぞろいです。ジム・キャリーを久々に見たんですが、達者な役者さんですね。でも年取ったなあ…。

エターナル・サンシャイン@映画生活
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きみに読む物語

2007年07月13日 | ★★



きみに読む物語
おすすめ度
原題:THE NOTEBOOK
制作:2004年 アメリカ
制作:アブラム・ブッチ・カプラン
監督:ニック・カサヴェテス
原作:ニコラス・パークス
脚本・ジェレミー・レヴェン
出演:ライアン・ゴズリング レイチェル・マクアダムス ジェームズ・ガーナー ジーナ・ローランズ ジョアン・アレン サム・シェパード ジェームズ・マーズデン

「きみに読む物語」です。年老いた夫婦の美しいお話です。ここ数日の流れで「いつ書こうかな…。」と思いつつ放置していた作品を一気にアップしていきたいと思います。

ある老人保養施設で療養生活を送る老女(ジーナ・ローランズ)の元に、毎日足繁く通う老人(ジェームズ・ガーナー)が、物語を読み聞かせます。それは1940年の夏、小さな町で始まる恋物語。休暇を過ごしに都会からやって来た17歳の令嬢・アリー(レイチェル・マクアダムス)は、地元の製材所で働く青年ノア(ライアン・ゴズリング)と出逢い、恋に落ちます。しかし娘の将来を案じた両親はこの交際を猛反対。二人を引き離す為、強制的に都会へ連れ戻されてしまいます。ノアは一年間1日も欠かさず毎日手紙を書きますが、彼女からは何の知らせもありません。そんな中、第2次世界大戦が始まります。

この作品、残念ながらあまりピンと来なかったです。とりあえず最後まで寝ずに観ました。原作を読まなくても、設定が分かれば先は読めるし、オチも分かったんですが。(今にして思えば、じゃあ何で観たんだ。と自分に突っ込みたくなります。)でもとにかく最後まで観ました。

確かに夫婦の愛情は素晴しかったです。もし、あんなに情熱的に一人の人を愛して人生をまっとうできたらどんなに幸せだろう。と思いますし。人を愛し、真面目に働き、子孫を残しておだやかな老後を過ごす。(細木数子みたい。)「平凡であること」ってのは本当は結構難しい事なんじゃないかな、と近頃つくづく感じます。

美しいお話だと思います。ご夫婦で。カップルで。ファミリーで観るにはいい作品なのかも。

きみに読む物語@映画生活
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幸せになるための恋の手紙

2007年07月10日 | ★★



幸せになるための恋の手紙
おすすめ度
原題:THE OTHER SIDE OF HEAVEN
制作:2001年 アメリカ
制作:ジェラルド・R・モーレン ジョン・ガーベット ティム・コディントン
監督・脚本:ミッチ・デイヴィス
原作:ジョン・H・グローバーグ
出演:アン・ハサウェイ クリストファー・ゴーラム ジョー・フォラウ ナサニエル・リーズ ミリアマ・スミス アルビン・フィティセマヌ


週末に友人と一緒にDVD鑑賞をしました。彼女と観ると日頃自分が観ないジャンルに触れることができて新鮮です。というわけで観ました。「幸せになるための恋の手紙」です。

宣教師のジョン(クリストファー・ゴーラム)は、布教とアメリカの文化を伝えてほしいという要望に応えて、恋人ジーン(アン・ハサウェイ)を残し、単身、トンガに旅立ちました。任期は二年半。言葉もまともに通じない島で、奮闘するジョン。彼の心の支えは、ジーンから届く手紙。そんな彼女の存在を支えにジョンはゆっくりと、島の人々と心を通わせていきます。

ぶっちゃけ、私はダメでした(笑)ふわふわしてて。

『「シンドラーのリスト」のプロデューサー×「プラダを着た悪魔」のアン・ハサウェイ!最高のスタッフ&キャストで贈る、冒険と感動のロマンティック・ヒューマン・ドラマ!!』という解説がありましたが。冒険?感動??ロマンティック???うーん。どうなんでしょうか。実話ベースだということでしたが…。そうですか。宗教観の相違でしょうか?なんですかね。とりあえず最期まで観ましたが。

クリストファー・ゴーラムとアン・ハサウェイが好きな方は是非どうぞ。ただし、アン・ハサウェイの影はかなり薄いです。…汗)

幸せになるための恋の手紙@映画生活
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アナライズ・ユー

2007年06月17日 | ★★



アナライズ・ユー
おすすめ度
原題 : Analyze That
制作:2002年 アメリカ
制作:ポーラ・ワインスタイン ジェーン・ローゼンタール
監督:ハロルド・レイミス
脚本:ピーター・スタインフェルド ハロルド・レイミス ピーター・トーラン
出演:ロバート・デ・ニーロ ビリー・クリスタル リサ・クドロー ジョー・ヴィテレリ キャシー・モリアーティ

引き続き、アナライズ・ミーの続編「アナライズ・ユー」です。

収監中のマフィアのボス・ポール(ロバート・デニーロ)の様子がどうにもおかしい。躁鬱を繰り返しとっても不安定。そこで以前ポールを診ていたベン(ビリー・クリスタル)が登場です。ポールはベンの保護観察下におかれます。ベンは父を亡くしたばかりで落ち込み気味ですが、ポールの身勝手さがその気持ちに追い討ちをかけます。ポールを更正させようとしますが、どれもうまくいきません。ある日ギャングドラマの監修を依頼され引き受けますが、「リアリティがない」という事で昔の仲間を集結させます。一方、ポールの後釜・パティー(キャシー・モリアーティ・ジェンティエリー)たちとリガッチ(フランク・ジオ)のファミリーは抗争中で、両者ともポールを引き入れようと画策していますが…。

NG集を流していたエンド・クレジットは、ちょっとお得感あり。映画自体は前作より劣る印象です。残念!

アナライズ・ユー@映画生活
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ラストデイズ

2007年06月07日 | ★★



ラストデイズ
おすすめ度
原題:Last Days
制作:2005年 アメリカ
制作:ダニー・ウルフ
監督・脚本・編集:ガス・ヴァン・サント
出演:マイケル・ピット ルーカス・ハース アーシア・アルジェント キム・ゴードン ハーモニー・コリン

ニルヴァーナのヴォーカリスト、カート・コバーンをモデルに最後の日を描いた作品「ラストデイズ」です。

グランジ・ロックの代表的なヴォーカリストブレイク(マイケル・ピット)。彼はプレッツシャーと薬物中毒の治療で廃人寸前になっています。病院を抜け出し、森を徘徊してある家にたどり着きます。

モデルになったカート・コバーンの衝撃的な死の前に、ガス・ヴァン・サントの友人リヴァー・フェニックスを亡くし、大きなショックを受けていた彼は、2人の死をきっかけにこの作品を作成するきっかけとなったそうです。

う~ん。




う~ん。

ふわっふわしてました。全編を通して何とも危うい感じがして目を離せない感じ。「何か起こるんじゃないか」とかいう気がして、とりあえず寝ないで最後まで観ました。はい。脚本無し、あくまでも自然に。とても詩的な表現で。芸術的でした。はい。

正直私は駄目でした(笑)

ラストデイズ@映画生活
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TAKESHIS’

2007年05月28日 | ★★


TAKESHIS'
おすすめ度
制作:2005年 日本
制作:森昌行 吉田多喜男
監督・脚本・編集:北野武
出演:ビートたけし 京野ことみ 大杉蓮 岸本加世子 寺島進

カンヌでショートムービーが好評だった北野武監督。「監督・バンザイ!」の公開も楽しみですね。そんな北野監督の2005年のはちゃめちゃ奇想天外ムービー「TAKESHIS’」です。北野監督ってすごいハイペースで撮ってますよね。

大物タレントとして日々忙しく過ごしているビートたけし(ビートたけし)は、大スターです。一方、たけしとそっくりの容姿をもつ北野(ビートたけし)は、いい年をしてコンビニのバイト店員です。売れない役者としてオーディションを日々受けまくりますが、受かったためしがありません。ある日のこと、北野とビートたけしが出会います。北野はビートたけしからサインをもらいますが、この出会いをきっかけに、北野はビートたけしの映画の世界へと入り込んでいきます。

難解だ、と言っている人が多かったから「面白んないだろうな」とある程度覚悟して観ました。

こーれーはー(爆)

感じ方いろいろだろうな。やっぱり映画は期待しないで観るといいな(笑)内容の意味は考えずに観ました。「北野武」に興味があればあるほどいろいろ深読みしたり、考察してみたりできるかもしれませんね。

人が夜な夜なみる「夢」。楽しい夢、すぐさま覚めてしまいたくなるような悪夢。そんな夢をつぎはぎしたような。そんな印象でした。

当然、制作意図はあるんだろうけど、この作品は「フィーリングで観る。」「雰囲気で観る。」みたいな感じでいいんじゃないかと思います。セールスとか評価とか何も考えずに北野武が撮りたいものをとにかく撮った作品だったんですね。「座頭市」のご褒美に(笑)

TAKESHIS’@映画生活
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死に花

2007年05月26日 | ★★



死に花
おすすめ度
制作:2004年 日本
制作:横溝重雄 大里洋吉 早河 洋
監督:犬童一心
脚本:小林弘利・犬童一心
原作:太田蘭造
出演:山崎努 青島幸男 谷啓 宇津井健 松原智惠子 長門勇 藤岡琢也

おじいちゃんたち頑張ってます。豪華なキャストが当時話題になった「死に花」です。

高級老人ホームで悠々自適の日々を送る爺さん5人組。ある日、仲間の1人(藤岡琢也)があっけなく他界してしまいます。残された4人はこれまで以上に死を身近に感じ、すっかり意気消沈してしまいます。そんな時、彼の遺品の中から「死に花」と題されたノートが見つかります。それはひたすら穴を掘って銀行の地下金庫を破り、現金17億円を強奪する計画書でした。練りに練られた作戦を目の当たりにした4人は、作戦の実行に大いに盛り上がりますが。

この作品の最大の見所は山崎努・宇津井健・青島幸雄・谷啓など一時代を築いた贅沢なキャスティングです。あ。あと森繁久弥先生も。思いっきりプルりながらご出演されてます。

基本おじいちゃんのアドベンチャー映画です。わくわくしますね。残念かな全編をとおして緩やか展開で盛り上がりに欠けるというか、若干尻つぼみ感はありまして…。でもって、いろんな要素が盛り込まれているのでコメディながら、少ししょっぱくなります。

でもまあ、歳をとることは誰も平等にやってくるんですよね。どんな風に年を重ねていくかって大切だな。と思いました。

死に花@映画生活
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姑獲鳥の夏

2007年05月25日 | ★★



姑獲鳥の夏 
おすすめ度
制作:2005年 日本
制作:小椋悟 神田裕司
監督:実相寺昭雄
脚本:京極夏彦
脚本:猪爪慎一
出演:堤真一 永瀬正敏 阿部寛 宮迫博之 原田知世

ウルトラマンシリーズ、帝都物語など日本の特撮ものには欠かせない監督実相寺昭雄が手がけた京極夏彦原作「姑獲鳥の夏」です。

昭和20年代末の東京。小説家の関口巽(永瀬正敏)は、古本屋の店主、京極堂こと中禅寺秋彦(堤真一)を訪ねます。ある日雑誌『稀譚月報』の編集者である京極堂の妹・敦子(田中麗奈)が、関口に取材を依頼します。(関口は生活のために雑文も書くのです。)取材内容とは、雑司ケ谷の鬼子母神近くにある大病院にまつわる噂です。久遠寺医院の娘、梗子(原田知世)が妊娠20ヶ月を迎えたという事と、梗子の夫が、1年半前に医院の密室で姿を消し、以来ずっと行方不明だという事。果たして、その噂の真相とは。

予告編のいしだあゆみの怖さが気になって観ました(笑)
雰囲気よし。キャストよし。でも何だか眠りを誘う映画。キャストも豪華。雰囲気もばっちり。なのに何度も睡魔と闘うことになる私。単にこの世界観に入れなかっただけなのか。暗がりのシーンが多かったせいなのか。わからない。なんでしょうか。この腑に落ちない感じ。


姑獲鳥の夏@映画生活
前田有一の超映画批評



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