佐賀のがばいばあちゃん
おすすめ度
制作:2005年 日本
監督: 倉内均
脚本・原作:島田洋七
出演:吉行和子 浅田美代子 工藤夕貴 池田壮磨 池田晃信 鈴木祐真
引き続きお婆ちゃんネタを。島田洋七氏の大ベストセラーを映画化した「佐賀のがばいばあちゃん」です。
家庭の事情で、広島の母親の元を離れて暮らすことになった明広(池田壮磨)。連れて行かれた場所は佐賀県。そこで祖母(吉行和子)と二人の生活が始まります。お婆ちゃんは明るく逞しい人。経済的には厳しい生活ですが、貧乏を楽しむかのような様々な言動、行動で明広を驚かせます。そんなお婆ちゃんをはじめ、周囲の優しい人々に見守られ、明広はすくすくと成長していきます。
お婆ちゃんウォッチャーとしては、吉行和子さんがキレイ過ぎて若干ミスキャスト…?とか、三宅裕二と池田少年のふれあいのくだりいる?とか、エンドロールで流れるBGMが怖い…、などなど…。突っ込所満載なのですが、バカバカっ。こんなハートウォーミングなお話にそんなこと言ってはいけません。
お婆ちゃんのありがたーい教訓が詰まった、理屈ぬきに良いお話です。(軌道修正。)登場人物に嫌な人がいなくて本当にみんな心が豊かです。お伽話を見ているような気持ちで鑑賞しました。主人公のおばあちゃんは、とっても気丈で倹約家で心の温かい人物。私にも明治生まれのおばあちゃんがいるので例のごとくキュンキュンしっぱなしでした。
「本当の優しさとは、相手に気づかれずにすること。」
「悲しい話は夜するな。ツライ話も昼にすれば何てことない。」
「拾うものはあっても、捨てるものはない。」
「ケチは最低!節約は天才!」
素敵な名言満載の作品です。観終わった後元気になれること受けあいです。(ちなみに私の友達は、全く何も感じなかったそうです (爆) まあ、人それぞれって事で。)
・佐賀のがばいばあちゃん@映画生活
・前田有一の超映画批評