徒然映画日記。

食わず嫌いは卒業し何でも観よう。思い切りネタバレありの「観た帳」です。

2008年06月19日 | ★★★





おすすめ度
製作:1957年 日本
製作:永田秀雄
監督:市川崑
脚本:久里子亭
出演:京マチ子 船越英二 山村聡 吉菅原謙二 石井竜一 北林谷栄 川上康子 潮万太郎

市川崑監督の「穴」。ジャケットのデザインが素敵で思わず手にした作品です。

警官の汚職事件の記事を書いたルポライターの北長子(京マチ子)は、それが原因で出版社をクビになってしまいます。突然の失業に落ち込む長子。そんな彼女を見かねて、同じアパートに住む赤羽スガ(北林谷栄)はある企画を提案します。それは偽の失踪事件を自分で起こしてそのルポを書くというものでした。早速出版者へ企画を売り込みに行き、賞金50万円をかけた1ケ月の失踪生活が決定します。長子は失踪資金を借りるため銀行へ行きます。融資時に長子の計画を知った支店長の白州(山村聡)は、部下の千木(船越英二)と六井と共に彼女を利用し、現金横領を企てるのでした。そして1ケ月後。「失踪生活」を終え自宅に戻ると様々なトラブルが彼女を待ち受けていました。



女は化けます。


見どころはやはり京マチ子。


彼女はコスプレを繰り返し逃亡します。
色んな京マチ子を楽しめます。
ちょとした祭りです。

ワンピースやバッグなど、とてもファッショナブルでお洒落です。
衣装なんかはカラーで観れたらもっと素敵だろうなあ…。

そうそう。この作品には作家役で石原慎太郎が登場します。ジャズ喫茶では歌も御披露しています。ある意味、男優陣でいちばん華があったかも(笑)。

そして、「阿弥陀堂だより」でメロメロになった北林谷栄さんの若かりし頃も拝めました。

シリアスなサスペンスなのかと思いきや、結構ライトな作品でした。ドタバタコメディタッチのサスペンスなので気負わず楽しく鑑賞できます。



穴@映画生活
前田有一の超映画批評



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