ただのサッカーブログ

世間知らずの人間が書くサッカーを中心とした個人ブログ。2020年からはサッカー以外の事も少しずつ。

2024 守山侍2000 対 女川

2024-12-31 | Weblog


守山0-1女川

多度津重工戦の次の試合がこれ。体格の良い選手が多い守山と
技術の高い女川の対戦。女川が前半に得点し、逃げ切り。
試合は1点差ゲームだったが、レベル差はスコア以上に
あったと思う。守山は地元滋賀県開催にもかかわらず
サポーターのような応援団もおらず、試合自体も
ほとんど何もさせてもらえず、敗退。
タイプの違う者同士の対戦で興味深いといえば、そうだったが
実力差は、すぐに明らかにされてしまった。
記憶が正しければ、関西から出場の6チーム全てが
1回戦で敗退。

そういえばこの試合は、雨の試合だったから、
傘をさして、私の観戦の邪魔をする者もいたな。
書いていて思い出した。後になって、メンバーをみると

守山侍は、元Jの荒堀をスタートから使っていた事が判明。
あーあの小柄なボランチかと思い出した。あとこの何日か後の
KSLカップで、試合中に、暴力を振るって契約解除される
藤田って選手もこの日、試合に出ていたと判明。






12月30日 閲覧数840PV 訪問者数492人

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2024 守山侍 対 コバルトーレ

2024-12-30 | Weblog
日本サッカー協会公式サイト参照

第60回全国社会人サッカー選手権大会1回戦 
2024年10月19日 13:30 KickOff 皇子山総合運動公園陸上競技場

守山侍2000 0-1 Cobaltore女川

得点者 30分 吉田 圭

守山侍2000
GK 1 大野 敬介
DF 6 浦谷 智也
DF 7 近藤 裕貴
DF 20 川瀬 相 (Cap.)
DF 32 長谷川 圭
MF 5 小酒井 大聖
MF 23 藤田 昂陽
MF 24 荒堀 謙次
MF 25 田中 慶吾
FW 9 三田尻 知輝
FW 17 仙臺 岳斗

9

23 17 25

20 24

7 32 6 5 

1

控え選手
GK 26 渡抜 大貴
DF 2 白井 秀典
DF 28 野村 迅
MF 18 岡田 優樹
FW 11 梅村 エイジ
FW 21 村岡 怜央
FW 22 大嶋 佑

選手交代
17 仙臺 岳斗▼HT OUT 11 梅村 エイジ▲HT IN
24 荒堀 謙次▼57分 OUT 28 野村 迅▲57分 IN
25 田中 慶吾▼57分 OUT 21 村岡 怜央▲57分 IN
32 長谷川 圭▼72分 OUT 2 白井 秀典▲72分 IN
23 藤田 昂陽▼72分 OUT 22 大嶋 佑▲72分 IN



Cobaltore女川
GK 61 古川 裕貴
DF 5 小圷 瑛士
DF 26 黒田 涼太 (Cap.)
DF 44 三浦 祐希
MF 7 吉川 佳介
MF 8 吉森 海斗
MF 18 船木 省吾
MF 20 笠原 啓夢
FW 9 西山 敢太
FW 14 吉田 圭
FW 19 須田 柊斗

14 19

9

18 8 20 7

5 26 44

61

控え選手
GK 1 宗像 利公
DF 2 岩間 裕太
MF 10 池田 幸樹
MF 25 奥山 泰裕
MF 28 江幡 俊介
FW 11 野口 龍也
FW 27 佐藤 稜馬

選手交代
18 船木 省吾▼HT OUT 25 奥山 泰裕▲HT IN
19 須田 柊斗▼HT OUT 11 野口 龍也▲HT IN
14 吉田 圭▼55分 OUT 27 佐藤 稜馬▲55分 IN
9 西山 敢太▼72分 OUT 28 江幡 俊介▲72分 IN
20 笠原 啓夢▼80+4分 OUT 2 岩間 裕太▲80+4分 IN

警告
20 川瀬 相80+4分


12月29日 閲覧数949PV 訪問者数582人

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2024 多度津 対 三菱重工長崎 感想

2024-12-30 | Weblog

約10年ぶりぐらいの滋賀県大津市の皇子山陸上で
サッカーの試合。四国リーグの多度津と
長崎県リーグの重工。雨の中、来てみた。全社自体を観戦するのも
10年ぶりくらい。まあ、試合のレベルは、はっきり申して
都道府県リーグレベル。両チーム、エベイユと対戦したら、
良い勝負をするのでは、というのが、私のメモ書き。
プレーのテンポが、(地域1部レベルと比べると)遅いとも。

試合は、シーソーゲームで、重工が先制し、多度津が追いつき
再度、重工が突き放すも、そこから、同点、試合終盤に
多度津が3-2で逆転勝ちという、試合自体は、スリリング
ともいえる展開だったかな。

試合直後に、選手(特に重工の)がスタジアムの外で、家族や
仲間とおぼしき、人達と試合について話をしていたのは
なんだかこのカテゴリーらしいなという気持ちにはさせられた。

ちなみに、多度津FCには、元チェントクオーレの野邊選手が
在籍しているのは知っていたが、試合終盤に出場していたとは
気づかず。試合があまり面白くなかったのと、雨の試合で
疲弊していて、分からなかった。




12月29日 閲覧数949PV 訪問者数582人

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2024 多度津 対 三菱重工長崎

2024-12-29 | Weblog
日本サッカー協会公式サイト参照

第60回全国社会人サッカー選手権大会1回戦
2024年10月19日土 11:00 KickOff 皇子山総合運動公園陸上競技場

多度津FC 3-2 三菱重工長崎SC
前半1-1、後半2-1

得点
23分 城臺 映伍、重工
25分 三原 圭太

56分 城臺 映伍、重工
71分 三原 圭太
79分 宮本 一貴

警告・退場
33 宮本 一貴68分
2 今宮 健太76分


多度津FC
GK 1 川尻 慶太
DF 2 山内 旭
DF 4 坂田 恭彬
DF 6 三原 向平
DF 29 野村 一稀
MF 7 藤本 拓真
MF 13 福島 凌
MF 17 篠原 史哉
MF 18 増廣 海生斗
FW 10 三原 圭太 (Cap.)
FW 14 梶山 勝矢

10 14

7 18 17 13

29 2 4 6

1

控え選手
DF 21 山下 翔吾
DF 33 宮本 一貴
DF 40 長澤 真人
MF 26 杉田 遥風
MF 41 佐伯 雄斗
FW 11 野邊 直峻
FW 16 神谷 陸

選手交代
17 篠原 史哉▼53分 OUT 33 宮本 一貴▲53分 IN
18 増廣 海生斗▼53分 out41 佐伯 雄斗▲53分 IN
6 三原 向平▼68分 OUT 40 長澤 真人▲68分 IN
14 梶山 勝矢▼80+3分 OUT 11 野邊 直峻▲80+3分 IN

三菱重工長崎SC
GK 1 山本 祥輝
DF 3 濵本 拓哉
DF 4 岩竹 一也
DF 6 宮近 将太朗
DF 16 江濱 慎介
MF 8 成瀬 美喜人
MF 14 藤川 丈
MF 18 奥 裕啓 (Cap.)
MF 20 中原 智央
FW 9 城臺 映伍
FW 11 田中 遥斗

9 8

20 18 14 11

6 3 4C 16

1

控え選手
GK 25 善家 知哉
DF 2 今宮 健太
DF 24 髙橋 大寿
DF 29 橋本 玲央
MF 10 安部 真一
FW 7 平野 皓巴
FW 17 西尾 浩太郎

選手交代
6 宮近 将太朗▼51分 OUT 24 髙橋 大寿▲51分 IN
20 中原 智央▼51分 OUT 7 平野 皓巴▲51分 IN
8 成瀬 美喜人▼65分 OUT 2 今宮 健太▲65分 IN



12月28日 閲覧数851PV 訪問者数541人

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2024 広島大学 対 桐蔭横浜大学 感想 3

2024-12-28 | Weblog
今回みせていた広島大学のパスサッカーが、
普段のリーグ戦からやっていたものだと思われ
それで中国大学リーグでは、そこそこ通じてリーグ優勝したのだが
それが関東のプロ予備軍が幾人もいる強敵相手に
どこまで通じるか試す絶好の機会だったが、
広島大のFWに、ほとんどボールが入らず。

関東と地方の中国地域の大学では、これほど差があるのかと
ショックでもあり、現実を知る事が出来て、現場に
観に来て、本当に良かったと思う。

ただ、その広島大学は、そこから、大会の強化ラウンドという
順位決定戦のようなグループに放り込まれ、
4チーム総当たりのリーグ戦を戦い
九州の日本文理大、東北の富士大という猛者から勝ち点を奪い
関東の東海大学には、逆転勝ちし、1勝2分で予選を突破。
強化ラウンドのベスト4を獲得。わからないものだ。

桐蔭横浜大学は、決勝ラウンド、ノックアウトステージと
順調に勝ち上がり、決勝進出こそ逃すもベスト4。
こちらも、まずまずの結果を残したといえる。

以上



12月27日 閲覧数578PV 訪問者数381人

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2024 広島大学 対 桐蔭横浜大学 感想 2

2024-12-27 | Weblog
後半、広島大学は、2枚替え。内一枚は、GKの交代。
点を取らないといけないのに、GKを替えるのかと
首をひねったが、ビルドアップが上手く出来て
いなかったので、仕方がない。ちなみに、交代した
このGKは、名古屋高校出身で昨年度高校選手権に
出ていた1年生の選手らしい。

その広島大学は、後半3分、直接FKで1点返す。

しかし後半20分、桐蔭に高い位置でボールを奪われ、桐蔭4点目。
後半38分にも桐蔭が得点し、1-5で試合終了。

広島大学の16香取選手は、試合終了を待たず、
涙を流していたようにみえた。まあ、そのくらいの完敗。
シュート数も、広島2本、桐蔭17本。
しかも、広島大は前半シュート0本。

つづく




12月26日 閲覧数754PV 訪問者数509人

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2024 広島大学 対 桐蔭横浜大学 感想

2024-12-26 | Weblog




12/7,広島大学1-5桐蔭横浜大学

中国大学の雄IPUを押しのけた広島大学と
近年多くのJリーガーを輩出している関東の桐蔭横浜大学が
広島県福山市で激突するというので、観てきた。

26分、広島大、安易なビルドアップをかっさらわれ、桐蔭のスローイン。
桐蔭がそのスローインから、右クロスのヘッドで先制。

29分、広島大のビルドアップをかっさらい、桐蔭が
ミドルシュートで2点目。1失点目の反省を生かせないイタイ失点。

ボールを保持していて、一見良くみえる広島大だが、シュートまでいけない広島大。
ビルドアップを志向したサッカーで左利きもきちんと
配置しているが、いかんせんGKが良くない。
38分、広島大DFが桐蔭の選手を倒し、桐蔭がPKをゲットし、3点目。

前半(後半もだが)、両チームファールが多い。
桐蔭のプレッシングが、広島大のビルドアップより全然上。
普段の繋ぐサッカー(をしていると思われる)が
出来ない広島大は、なすすべなし。
残念ながら、0-3で、試合は決してしまったが、ここからどうなるのかをチェック。

つづく




12月25日(水)閲覧数:836PV 訪問者数:556人

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2024 広島大 対 桐蔭横浜大

2024-12-25 | Weblog
日本サッカー協会公式サイト参照

MCCスポーツpresents 2024年度 第73回 全日本大学サッカー選手権大会第1節
2024年12月07日 13:00 KickOff 福山通運ローズスタジアム

広島大学1-5桐蔭横浜大学

得点者 26分 笠井佳祐
29分 遠藤貴成
38分 笠井佳祐

48分 酒井大斗・広島大
65分 渡邊啓吾
83分 池田柚生

警告
20 宮原宏和、広島12分
3 松本太一、桐蔭41分
8 木村侑生、広島57分


広島大学
GK 1 小林 航大
DF 2 山邊 樹 (Cap.)
DF 6 廣畑 俊汰
DF 19 中尾 誉、左
MF 10 倉 惟雲
MF 15 冨山 悠佑
MF 16 香取 潤、左
MF 17 酒井 大斗
MF 20 宮原 宏和、左
MF 23 入江 大雅
FW 9 瀬口 廉太郎

15 9

23 16 17 10

19 20 6 2

1

控え選手
GK 21 細川 隼之介
DF 13 三崎 裕大
DF 22 藤岡 輝
DF 29 江内谷 絹人
MF 7 田中 陽大
MF 8 木村 侑生
MF 18 櫻井 伶
MF 25 久保 翔
FW 28 大渡 祐希
監督 上泉 康樹

選手交代
1 小林 航大▼HT OUT 21 細川 隼之介▲HT IN
15 冨山 悠佑▼HT OUT 8 木村 侑生▲HT IN
23 入江 大雅▼71分 OUT 28 大渡 祐希▲71分 IN
10 倉 惟雲▼87分 OUT 7 田中 陽大▲87分 IN
16 香取 潤▼90+2分 OUT 13 三崎 裕大▲90+2分 IN


桐蔭横浜大学、Jクラブ内定6名
GK 1 西澤 翼、磐田
DF 2 武田 拓磨
DF 3 松本 太一 (Cap.)、鳥取
DF 4 飯島 大地
DF 5 岩﨑 博、栃木
MF 6 永井 大士
MF 11 遠藤 貴成、横浜FC
MF 13 斉藤 夏
MF 15 池田 柚生
FW 7 笠井 佳祐、新潟
FW 9 渡邊 啓吾、湘南

9 7

15 13 6 11

2 5 3 4

1

控え選手
GK 23 渡邉 雄太
DF 16 大川 和貴
DF 28 舩木 大輔
MF 8 落合 遥斗
MF 12 久永 瑠音
MF 14 笹沼 航紀
MF 22 岡崎 寅太郎
FW 10 肥田野 蓮治
FW 30 ンワディケ ウチェ ブライアン 世雄
監督 安武 亨

選手交代
3 松本 太一▼71分 OUT 16 大川 和貴▲71分 IN
13 斉藤 夏▼76分 OUT 8 落合 遥斗▲76分 IN
9 渡邊 啓吾▼76分 OUT 22 岡崎 寅太郎▲76分 IN
11 遠藤 貴成▼86分 OUT 14 笹沼 航紀▲86分 IN
7 笠井 佳祐▼86分 OUT 12 久永 瑠音▲86分 IN




12月24日(火)
793PV |522人

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花園ラグビー場 新聞記事

2024-12-24 | Weblog
https://news.yahoo.co.jp/articles/3711eacd904b65aa546a425ebe72404c5ef1104d
https://news.yahoo.co.jp/articles/3711eacd904b65aa546a425ebe72404c5ef1104d?page=2


J3・FC大阪が本拠地撤退の危機、「新スタジアム完成しないなら」…東大阪市とペナルティー付き協定締結へ
24/11/23(土) 11:51配信

読売新聞オンライン
花園ラグビー場の第1グラウンドで公式戦を戦うFC大阪の選手たち(9月、大阪府東大阪市で)

 サッカーJ3・FC大阪が将来、ホームスタジアム(本拠地)の大阪・花園ラグビー場を使えなくなる可能性が出ている。5000席以上の新スタジアム建設を条件に、所有者の東大阪市から暫定的に使用を認めてもらっているが、その約束を果たしていないためだ。両者は「完成しない時は本拠地撤退」という異例のペナルティー付き協定を近く結ぶ方針だ。(梨木美花)

チームから寄贈提案
花園ラグビー場

 ラグビーの聖地と呼ばれる「花園」には、第1グラウンド(約2万7000席)と第2グラウンド(約1300席)がある。第1は全国高校ラグビー決勝の舞台として名勝負が繰り広げられ、第2は1、2回戦などで使われてきた。FC大阪は現在、第1を本拠地として使用している。

 市は2019年ラグビーワールドカップに合わせて第1を改修。老朽化で観客席の一部が使用不能になっている第2については、FC大阪が19年11月、「J3の試合で使用できる観客席5000席以上の新スタジアムを第2に建設して寄贈する」と市に提案。協定を結んで寄贈を約束した。スポーツによる地域振興を目指す市にとって、ありがたい提案だった。

構想は事実上破綻
 当時、FC大阪はJ3昇格前。観客席数などJリーグの基準を満たす本拠地確保を目指しており、新スタジアム建設後の第2を本拠地にするため、21年末までに完成させるはずだった。しかし、工法などについて市とFC大阪の間で協議がまとまらず、寄贈を提案したFC大阪の経営者が21年に急逝。資金確保も難航し、工事は始まらなかった。

 一方、FC大阪のJ3参入は順調に進んだ。20年4月に「花園」の指定管理者に内定し、チームは同6月、Jリーグに参入を申請したと発表。21年6月に「23年3月末までの新スタジアム建設完了」を条件に第1の使用を一時的に認めてもらう覚書を市と結んだ。Jリーグには「ホームスタジアムは第1」だと報告し、22年11月、J3参入が決まった。

 ただ、FC大阪は期限の「23年3月末」を過ぎても第1の使用を継続。今秋には、第2を本拠地化する構想が事実上破綻していることが明らかになった。


月内にも締結
 9月市議会でこの問題が取り上げられ、市幹部は「Jリーグ基準での建設には多額の費用がかかり、FC大阪は『出せない』とのことだ」と答弁。市として、Jリーグ仕様での建設は求めない考えも示した。

 市によると、審判用更衣室設置などJリーグ仕様には約50億円かかるといい、実現困難だとみられる。市はJリーグ仕様にこだわらず、高校ラグビーで使用できる新スタジアムの建設を優先。FC大阪に、期限を定めて改めて建設を求めることにした。

 新協定を月内にも結ぶ方針で、期限までに建設できない場合は「花園」からの撤退を求めるペナルティーも盛り込む。期限は「28年まで」を軸に調整中だ。締結されれば、FC大阪は当面、第1を使用できる見通しだ。

 Jリーグによると、リーグ参加チームが施設所有者に撤退を求められた事例は過去にないという。

 FC大阪の広報担当者は取材に対し、新スタジアム建設については「ラグビーの発展に寄与したい」と説明。実現に取り組む姿勢を示している。当初の「第2を本拠地に」という構想については「寄贈表明当時の担当者がいないので詳細はわからない。今は第2をホームスタジアムにする構想は持っていない」としている。


https://www.sankei.com/article/20241208-LPIBBRPZRJM4FBCYYQVV5CZMJI/
 FC大阪は11月17日現在、リーグ5位。12月のプレーオフ参加が決まっており、優勝すればJ2に昇格できる。

再協定なければ「使用認めない」 FC大阪・花園ラグビー場問題で東大阪市長 名誉職退任
2024/12/8 20:24
西川 博明
花園ラグビー場第1グラウンドで今季のJ3開幕戦を戦うFC大阪の選手ら

サッカーJ3のFC大阪が花園ラグビー場第2グラウンド(花園第2)に観客席を増設し、ホームタウンの大阪府東大阪市に寄贈する計画をめぐり、同市の野田義和市長は5日の市議会本会議で、FC大阪との間で月内に再協定が締結できなければ、ラグビー場の暫定使用を認めない方針を示した。

FC大阪はJリーグの基準を満たす本拠地の確保を目指している。現在、花園第2(約1300席)の観客席を5千席以上とした上で市に寄贈することを条件に、第1グラウンド(花園第1、約2万7千席)を本拠地として暫定使用することが市に認められている。当初の改修案では50億円前後の資金が必要だと判明し、いったん計画が頓挫。再協定の月内締結に向け、市とFC大阪との間で見直しが進められている。

この日の市議会本会議で野田氏は、市議らの質問に対し、月内に再協定を締結できなければ来年6月、花園第1を公式戦に使うと認めてJリーグ側に提出する書類に「サインをする考えはない」と答弁。市側がサインしなければ、FC大阪は花園以外で本拠地を探す必要性が生じる。

また野田氏は、FC大阪側に「スタジアムの使用などで危機感を持たせる」ことなどを理由にチームの名誉相談役を5月末で退いたことも明らかにした。


引用以上

花園ラグビー場には、2023年に一度だけ訪れた事がある。
その時はFC大阪のJ3の試合が開催されており、とても
賑わっていた記憶があるし、FC大阪が東大阪に根差して
いるのだなと感じられた。改築されて間もない花園の
臨場感は、このスタジアムの魅力ではあるが、バックスタンド、ゴール裏に屋根がなく、
2万数千人収容のスタジアムに、数千の集客力では
まだまだ寂しいなと思ったのも事実だ。

芝生広場やトライスタジアムという多目的広場も覗いたが、
こちらは非常に整備された印象を持ったものの、
上記の記事にある第2グラウンドは、スタンドがボロボロ。
後で調べると、ラグビーの試合は行っているらしく
とても驚いた。で、記憶をもっと辿っていくと
上記の記事にあるように、当初は、
FC大阪が第2グラウンドを約5000人収容に
改築し、それを自治体(東大阪市)に寄贈し、第2グラウンドを
ホームにやっていくという案だったと記憶していたが
現状では、FC大阪などの連合企業が、指定管理者には
なっているものの、第1グラウンドを使用して
第2グラウンドを実質放置している状態には
正直、快い気持ちにはならなかった。それが2023年に
私が現場に行って思った感想。花園どうなるのかなあ
と気にしていたら、今月23日に、2027年度末までに
第2グラウンドを改築するという協定をFC大阪と
東大阪とで、再度結び直したとの事。とりあえずは
一安心ではあるが、5000人収容のスタンドに
電光掲示板を
設置する契約となると、50億円くらい必要ではないだろうか。
(先日弊ブログで書いた野人スタジアムのような
数億円程度で事足りるはずがない)

年間予算10億円にも満たないであろうFC大阪が、残り2年間で
どうやって、この規模の予算に、めどをつけるのか非常に楽しみだ。




12月23日(月)
754PV |502人

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JFLが2026年から秋開催にシーズン移行

2024-12-23 | Weblog
JFL公式サイトより

JFL、2026年からのシーズン移行

JFLは12/5開催の理事会において、2026年からのシーズン移行に関して、Jリーグに合わせたシーズンに変更する形で、下記内容を承認し、その内容を発表。

«リーグ戦前のシーズン移行期の試合実施方法について»
・リーグ戦とは異なる大会を開催。
・8チーム×2グループで1回戦総当たりのリーグ戦7試合(ホーム・アウェイ3又は4試合)
と上位チームによる順位決定戦を実施。
・開催期間案:2026年3月頃~5月末又は6月初旬
〇上記大会はJリーグや地域リーグとの昇降格はなし。
詳細は後日決定

«2026~2027のリーグ戦について»
(第28回日本フットボールリーグ)
開催期間案:2026年9月頃~2027年5月末 or 6月初旬

開催方式:16チームによる
2回戦総当たりリーグ方式(ホーム&アウェイ方式)
詳細は後日決定


引用以上

2026年からJFLも、Jリーグ同様にシーズン移行される事が決定。
これにより2026年の地域CL→JFL昇格という道筋が無くなるが、ほぼ決定。 

Jリーグがシーズン移行を決定した当初は、Jリーグだけ、夏開幕にして
アマチュアカテゴリーは、今の春開幕のままなのかな
と勝手に思っていたら、J3との昇降格の絡みもあり
やはりJFLも秋春制が決定。という事は
一般的というか、常識的な考え方に立つと、地域カテゴリー、
都道府県以下の社会人カテゴリーも、2026年から
秋開幕(9月スタート翌5月か6月終了)という可能性が
高くなったと考えるのが、自然だと思うのだが、果たして。。

では、どうなるのだろう
天皇杯予選、本戦、決勝の日程はいつ組む?
全社、地決の日程は今の10,11月でいいのか?
全社、地決の大会の意義も変わるのか?

JFLのシーズン移行と聞かされただけで、疑問に
思う事が多々あるのだが。。


最後に、メモ書き。日本サッカー協会公式サイト事業計画資料より

【第61回全国社会人サッカー選手権大会】
«競技期間» 25/10/11 (土) ~ 10/15(水)
青森県で開催

【 全国地域サッカーチャンピオンズリーグ 2025 】
« 1次ラウンド » 25/11/7(金) ~ 11/9(日)
いわぎんスタジアム
テクノポート福井
高知県立春野総合運動公園陸上競技場
« 決勝ラウンド » 25/11/20(木) ~ 24(祝)
ゼットエーオリプリスタジアム市原臨海陸上





12月22日(日)
699PV |481人

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2024 関西リーグベスト11

2024-12-22 | Weblog
昨日、KSLアワードが行われた、以下のベストイレブンが発表された。
KSLTVというユーチューブで公開されていたので
文字に起こしてみた。

関西サッカーリーグ2部ベスト11
GK大野将弥、ASラランジャ京都
DF忠政慶之、ASラランジャ京都
中島康裕、関大FC2008
織田陽仁、STアンドリュースFC
福永和生、ASラランジャ京都
МF沼田大輝、OKFC
清田奈央弥、おこしやす京都AC
小幡元輝、神戸FC1970
山中宏基、ASラランジャ京都
FW清武功暉 、おこしやす京都AC
磯部隼也(得点王、最優秀選手)、ASラランジャ京都

最優秀新人、大平青空(STアンドリュースFC)


関西サッカーリーグ1部ベスト11
GK石原祐樹、チェントクオーレハリマ
DF大倉康輝、飛鳥FC
山田大地、アルテリーヴォ
大原彰輝、飛鳥FC
康起甫カンキボ、チェントクオーレハリマ
МF小延将大(得点王)、FCバサラ兵庫
田口遼 、チェントクオーレハリマ
花井聖、チェントクオーレハリマ
北田大亜、飛鳥FC
FW清川流石(最優秀選手)、飛鳥FC
北野純也、アルテリーヴォ

最優秀新人、井口椋介(飛鳥FC)





12月21日(土)
912PV |593人

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社高校のグラウンドが人工芝に

2024-12-21 | Weblog
https://news.yahoo.co.jp/articles/03f6edc93add0bc5d2e3d145df9d1087d0c78670


兵庫県立社高校のグラウンドが人工芝に 斎藤知事が式典に参列/兵庫県
24/12/20(金) 15:25配信

サンテレビ
兵庫県が取り組んでいる「グラウンドの芝生化」のモデル事業として県立社高校の芝生化が完成し、20日完成記念式が行われました。

県立社高校のグラウンドが人工芝に 斎藤知事が式典に参列

加東市の県立社高校に整備された人工芝のサッカーグラウンドの面積はおよそ8200平方メートルで2024年5月から半年ほどかけて整備されました。

完成記念式には斎藤知事が参加

兵庫県は教育投資への予算として6年間でおよそ300億円をかけエアコンの設置や部活動備品の購入など県立学校の環境整備に取り組むことを発表していて、今回、「グラウンドの芝生化」として社高校など県内3校が人工芝グラウンドに整備されます。

この人工芝グラウンドには地下に貯め込んだ雨水を蒸発させることでグラウンドの高温化を防ぐ環境に配慮した工夫が施されています。

このシステムの導入は全国の県立学校で初めてだということです。

20日に開かれた完成記念式には、斎藤知事が参加。

参列した生徒らに「勉強やスポーツに目標を持って取り組んでほしい」と激励しました。

この人工芝グラウンドはサッカーの試合や体育の授業、部活動などで使用されるということです。



https://www2.hyogo-c.ed.jp/hpe/zaimu/kyouikutousi

部活動等を行う生徒から要望がある学校グラウンドの人工芝生化をモデル的に整備します。
人工芝グラウンドの地下に雨水を貯め、蒸発冷却により気温上昇を抑制するなど、SDGsに配慮した整備を検討しています。

【整備対象高校】 社、星陵、伊丹北
対象校の条件:学校授業や運動部活動等に特色があり、他の部活動や、学校行事に干渉しないグラウンドを保有していること





12月20日(金)
879PV |592人

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2024 Yajinスタジアム

2024-12-20 | Weblog

米子の東山公園を観た後は、ここへ。
ガイナーレ鳥取の本拠地兼練習グラウンド兼
運営会社事務所のヤジンスタジアム。

ナイター照明とスタンドに屋根があれば
J3クラスならシーズン通して
この場で公式戦をやってもよさそうなのだが
というくらい良き環境。
建設費約3億円というのも、今では不可能な破格の低価格。
ちゃちと言われればそれまでだが、自前となると
おー!という、気持ちがにさせられる。

スタジアムのそばに、ヤジンフィールドという
天然芝のグラウンドも完備
(ガイナーレの選手はここで練習をするらしい)し
フットサル場もあった。コンビニが近くに
あるのもこれまた良き。

一応、駐車場も200台停められるということで
まあそれはそれでいいのだが、ここに来たのは
2度目だが、本当に、住宅街の中に、ポツンと
建てられたスタジアムという不思議な場所。

だもんで、最寄り駅からは徒歩20分くらいか。

5億円未満で運営をしている地方クラブのモデル
としていいスタジアム設備だと思う。




12月19日(木)閲覧数:746PV 訪問者数:486人

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ドラパー陸上

2024-12-19 | Weblog


ドラパーの球技場同様に、東山公園内にある陸上競技場。
1969年建設、わメインスタンドは1000人くらい収容出来そうな
規模で、後で調べると、その昔、ガイナーレ鳥取が、ホーム
として使用していた米子市営のスタジアム。現在でも
米子北高校や米子元気といったチームのサッカー公式戦としても
利用されている。ガイナーレが使っていただけあって
JFL程度の有料試合なら、ギリ耐えうるスタジアム。

しかし、バックスタンドとはいえない芝生席
なので、そこは気になるところ。
グラウンドの芝も、必ずしも、良いとはいえず
J3規格の試合開催は無理そう。

何度も改修されているのか、陸上レーンやスタンドも
言うほど、さびれてはいないし、ナイター照明もある。





12月18日(水)
783PV |552人

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なぜ日本には“使い勝手の悪い”競技場がつくられるのか? 見直すべき国体の意義

2024-12-18 | Weblog

https://victorysportsnews.com/articles/5537/original

なぜ日本には“使い勝手の悪い”競技場がつくられるのか? 見直すべき国体の意義

10月10日に閉幕した愛媛国体。72回目を迎えた歴史あるこの日本スポーツの祭典は、スポーツの普及という面で大きな役割を果たしてきた一方で、日本スポーツならではの大きな問題点を抱えている――。(文=大島和人)

「人が来にくい場所に、大きな施設をつくる」国体絡みの事業
第72回国民体育大会(国体)は9月30日に愛媛県内で開幕し、10月10日に正式競技の日程を終えた。筆者も2日、3日に現地で取材を行っている。

とにかく国体ほど至れり尽くせりなスポーツイベントを他に知らない。駅には案内コーナーが設置され、こちらが少し困った顔をするだけで係員から「どこの会場ですか?」と声が掛かる。施設は総じて不便な立地だが、臨時シャトルバスが運行されるので問題はない。シャトルバスと観戦の料金はもちろん無料だ。海抜360メートルの山中にあるラグビー会場のスカイフィールド富郷行きなら、1時間近い美景のドライブを堪能できた。

愛媛国体に向けて、四国の他県や岡山から大型貸切バスが730台以上も集められるとの報道もあった。大型バスの全長は大よそ12メートルなので、縦に数珠つなぎすると車間距離がゼロでも8400メートルの長さになる。

会場に行くとポカリスエットや三ツ矢サイダーが飲み放題だった。昼頃には「振る舞い」として地元の名産品などが提供され、昼食代さえ不要。鬼北町で頂いた「じゃこ天」や「キジの串焼き」は実に美味だった。休憩スペースも広く用意されているので、そこに座って食べればいい。加えて今大会は駅や会場にフリーのWi-Fiが用意されていた。日本のプロスポーツでも「スマートスタジアム」の試みはあるが、そんな流れに乗っている。

バスケットボール少年男子の会場は土足禁止だったもののスリッパが人数分用意され、「靴用のビニール袋を手渡すスタッフ」がフルタイムで待機している。地元の小中学生には応援するチームが割り振られていて、組織的な応援で試合を盛り上げていた。その過剰サービスには当然ながら人手と資金がかかっている。国体へ足を運ぶたびに「権力が本気を出したときの凄さ」に気づかされる。

愛媛国体のメイン会場は県総合運動公園陸上競技場(ニンジニアスタジアム)で、開会式は計2万8千人の来場者で埋まった。そのような事態に対応して交通が規制され、当日は一般車両の通行が禁止になっていた。県総合運動公園は市街地から大きく離れており、しかも片側一車線の一本道で出入りをしなければいけない。来場者が自家用車を使うと交通は麻痺し、VIPの送迎もスムーズではなくなる恐れがあった。

愛媛に限らず「人が来にくい場所に、大きな施設をつくる」ケースが国体絡みの事業では多い。愛媛は1980年の全国高等学校総合体育大会(高校総体)用に整備された施設の大幅改修だったが、栃木県は2022年の国体に向けて2万5千人規模の陸上競技場を新設する。9月下旬に宮崎国体(2026年)の計画が発表されていたが、メイン会場は都城市山之口に1万5千~2万人規模の陸上競技場を新たにつくるそうだ。

それだけの施設なら200億円、300億円という建設費を要するが、大会後の活用は大丈夫なのだろうか? 例えばJリーグやジャパンラグビートップリーグの公式戦が開催できたとしても、不便な立地では集客が難しい。2002年のFIFAワールドカップで使われた宮城スタジアムは「アクセスの悪い大型陸上競技場」の代表例だが、5万人収容にもかかわらず有効活用されているとは言い難い。逆に交通の便がいいフットボール専用スタジアムへと移転したジェフ千葉、ギラヴァンツ北九州は来場者を一気に伸ばした。

ただし国体のメイン会場は陸上競技場と相場が決まっている。千葉マリンスタジアム(ZOZOマリンスタジアム)を使った2010年の千葉国体は数少ない例外だ。

国体のメイン会場に課せられる2つの必要条件
国体のメイン会場には大きく2つの必要条件がある。一つは3万人近い開会式の来場者を一時的に収容し、待機させられる規模だ。「バックスタンドは芝生席」という国体型陸上競技場の典型的な仕様なら、狭いスペースに立たせて効率的に人が収容することができた。もう一つは出場選手が入場行進するコースが用意できること。ポリウレタンや合成ゴムの全天候型トラックは歩くためにも最適で、陸上競技場以外で条件を満たすのは人工芝の大型野球場か横浜アリーナ、さいたまスーパーアリーナくらいだろう。

また陸上競技場が「第1種競技場」として日本陸上競技連盟の公認を取るためには、サブトラックが必要だ。さらに施設が都市公園法の要件を満たせば国庫からの補助金を得られるが、建蔽率(けんぺいりつ/敷地面積に対する建築面積の割合)の厳しい規制がある。そういった制約から必然的に必要な開発面積は大きくなり、好アクセスの用地が見つけにくい。

加えて官公庁には「均衡ある発展」という大原則があり、施設を分散させよう、可能なら市街地から離そうという発想が根強い。論理的な帰結として、国体のメイン会場は「アクセスが悪い陸上競技場」になる。

国体の開会式には天皇皇后両陛下が来場される。全国植樹祭、全国豊かな海づくり大会とともに「三大行幸啓」と称される重要な行事だ。お招きする自治体にとっては非常な名誉で、慣例にのっとり滞りなく行うことが優先される。国家統治や皇室の権威に関わる事項なので、一定レベルの厳粛さや継続が必要なことは受け入れるべきだ。オリンピックや高校野球を見れば、開会式自体に価値があるという発想も理解できる。

ともあれ現実としてまずメイン会場のスペックが開会式に合わせて設定されている。開会式の有りように当事者が踏み込まないため、国体開催地では費用対効果の乏しい陸上競技場が建てられ続ける。

国体は47都道府県の持ち回りで、運営のノウハウが残らない。翌年になると「引き継ぐ必要がないもの」「引き継ぐべきでないもの」まで形式的に引き継がれている。施設の設計や調度の配置、そして儀礼といった表面的な要素が忠実に模倣されていく。「ご批判」を回避することが主目的で、リスクを冒して何かを変えようという姿勢は生まれない。

儀礼としては国体の開会式で行われる「炬火(きょか)台への点火」が例に挙がる。要はオリンピックの聖火を模倣したもので、以前は炬火台をバックスタンド中央に設営することが多かった。Jリーグの会場もそういう設計が少なからず残っていて、メインスタンド中央と並ぶ高いお金が取れる位置を「神聖な火」を奉るために使っている。

あらためて考えるべき国体の目的とスポーツの意義
この大会が無ければ日本にこれだけ陸上競技場、体育館、球技場が整備されることはなかっただろう。使途が適正かどうかは別にして、国体にまつわるお金の動きは日本のスポーツ界、特にマイナー競技を大きく助けている。一方で施設が国体用に最適化されるが故に、使い勝手が悪くなることも多い。特に観客目線で重視するべき会場へのアクセス、見やすさや快適性は極端に軽視される。

例えば国体用の体育館は、フロアがバスケやバスケのコートを4面取れるサイズと決まっている。短い大会期間を考えれば、同時に4面で試合を進めないと日程を消化し切れないからだ。しかし「普通の試合」をやる場合に4面は広すぎる。スタンドからコートまでの距離が離れ、仮設席の割合が増える。仮設席は快適性が低く、運営側は設営と撤去といった作業も必要だ。船橋アリーナや舞洲アリーナ(府民共済SUPERアリーナ)のような固定席と差がない、可動式の高機能ロールバックチェアもあるが、それでも機能的にベストとは言い難い。

栃木県が国体に向けて計画している体育館は、昨季のBリーグ王者である栃木ブレックスのメインアリーナになる見込みだ。規模は満席の多い現ホームアリーナよりも大きくなるが、残念ながら「4面型」のフロアと聞いている。

また国体仕様の体育館は得てしてコート外のスペース、諸室が手狭だ。フロアは過剰なほど大きいのに、ホワイエと呼ばれるアリーナ外の“たまり場”が狭い。試合前の飲食、物販のスペースが小さいため、エンターテインメントの重要な収入源であるチケット以外の売り上げを伸ばせない。

日本は音楽業界を中心にアリーナ不足が深刻で、昨年9月にはバスケットボールのBリーグも開幕した。そのような室内型エンターテインメントというビジネスの種を育てるために「使えるハコモノ」の整備は不可欠だ。もちろん民間のディベロッパー、第三セクターがアリーナを建設する例もある。しかしせっかく国体で大きな予算が動くなら、それを社会全体の利益につなげた方がいい。現状では2週間で終わるイベントのために巨費が振り分けられ、その後の40年、50年は疎かになるという歪みが生まれている。

個人的にスポーツがこの国の中で果たせる役割は大きいと考えている。青少年の教育、市民の健康、街のアイデンティティ構築といった“最大多数の最大幸福”につながる活動であり、国や自治体が支援を強めることも必要という立場だ。

国体もこの国のスポーツを盛んにする、この社会を活気づける手段として活かせるはずだ。現実には目的が見失われ、手段が独り歩きしている。形式的に模倣され、コストだけが膨らむ愚が繰り返されている。巨額な予算の投入が未来につながらず、死に金になっている。

もちろん国体の主催者である日本体育協会が全く無策だったということではない。2003年、13年には国体改革に関して簡素化、負担の軽減を唱えた「提言」が行われている。しかし実情として目に見えた変化はない。

2015年10月には文部科学省の外局としてスポーツ庁が設立された。日体協も18年4月から「日本スポーツ協会」と名を改める。今は東京オリンピックの開催を控え、まずそちらにエネルギーを割かねばならない時期だ。

一方で中長期的には国体の目的、コスト構造について、日体協にとどまらない議論と見直しが必要だ。国体は県を挙げた巨大事業であり、開催地は10年以上先に向けて動き出す必要がある。スポーツ界が座視しているうちに、どんどん浪費が進んでいく。端的にいうなら開会式にテーマを絞ってもいい。この惰性、目的の喪失から脱出することは、日本のスポーツを飛躍させる大きな端緒となるはずだ。


<了>






12月17日(火)
735PV |497人

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