2020年令和2年12月27日、日曜日、
神戸新聞朝刊、文字起こし
全国高校サッカー31日開幕
2大会連続11度目出場
神戸弘陵 飛躍期す(3種の所属先と卒業後の所属先を分かる範囲で書いておいた)
1 GK 宮本規央 3年 センアーノ神戸ジュニアユース、日本文理大学
12 GK 大月耀平 3年 サルパFC、関西福祉大学
25 GK 平井州 3年 エベイユFC神戸、エベイユFC(兵庫県社会人1部、FWとして選手登録)
2 DF 木谷亮太 3年 FCディアモ、日本文理大学
3 DF 橋本翔和 3年 西宮SSジュニアユース、大阪産業大学
4 DF 田中百々輝 2年 FCディアモ
5 DF 小倉慶士 3年 清水エスパルスSS静岡、中京大学
21 DF 藤井龍馬 3年 FC PASENO ITAMI
22 DF 浅野晴人 3年 FCみなと-GRAW
23 DF 中島大樹 3年 エベイユFC神戸、エベイユFC(兵庫県社会人1部)
24 DF 本田悠 3年 サルパFC
26 DF 梶家大聖 3年 サルパFC
27 DF 吉村瑠晟 2年 高倉中学
30 DF 山根隆希 3年 M.SERIO FCジュニアユース
6 MF 松井治輝 3年 西宮SSジュニアユース、FC今治
7 MF 田中魁人 3年 FCディアモ、中京大学
8 MF 辻夕雲希 3年 西宮SSジュニアユース、京都産業大学
16 MF 服部紘希 3年 ホペイロ刈谷、愛知淑徳大学
17 MF 川瀬隼 3年 歌敷山中学
18 MF 藤井暖人 3年 COSPA FC、阪南大学
19 MF 岡本陸 3年 エベイユFC神戸
29 MF 荒谷龍星 2年 ヴィッセル神戸伊丹U-15
9 FW 田中祉同 2年 COSPA FC
10 FW 徳弘匠 3年 横浜ポラリスFC、関西学院大学
11 FW 牧野隼也 3年 清水エスパルスSS静岡、東京農業大学
13 FW 西崎千翔 3年 エベイユFC神戸、AZALEA三田(兵庫県社会人2部)
14 FW 松野隼輝 3年 エベイユFC神戸、甲南大学
15 FW 白山麟 3年 FCフレスカ神戸
20 FW 住田翼 3年 但馬SCリベルテ、大阪産業大学
28 FW 岩見涼汰 2年 宝塚ジュニアFC U-15
DF3橋本翔和(とわ) 頼れるDFリーダー
兵庫県選手権で5試合1失点の堅守に貢献
DF陣を統率する、頼れるセンターバックだ。
175センチと上背はないが対人や空中戦に自信を持つ。
兵庫県選手権でも堅守に貢献したDF橋本翔和(とわ)は
「1対1は絶対負けない」と全国の猛者たちに牙をむく。
昨冬は右サイドバックで出場し、周囲の勧めもあって
コンバートを決めた。「自分は攻撃力が足りない。
それなら守備を極めよう」。脳裏には、帝京長岡
(新潟)のMF田中克幸にやられた記憶が鮮明だ。Jクラブ
の誘いを蹴って明大に進んだテクニシャンに
「うますぎて鳥肌が立った」。味方にも
C大阪に進んだDF田平起也がいた。
「全国のトップクラスを2年生で経験できた。目標が
はっきり見えたのは大きい」と自覚を強めた。
練習後も週2度は自宅近くにあるジム併設の整骨院に
通い、筋力トレーニングに励んだ。
尼崎市出身で、中学時代に所属した西宮SSから
MF辻夕雲希(ゆうき)、MF松井治輝らとともに
神戸弘陵の門をたたいた。「3人でやれるのも
うれしい。安心感を与えたい」。
気心が知れた攻撃陣を後ろで支える。
MF7田中魁人(かいと) 汗かき役攻撃の起点
実践経験を積み、たくましさを増した
中盤の汗かき役にして、ボール奪取から多彩な攻撃に
つなげる陰のキーマン。危機察知能力にも優れ、
「いるのといないのでは全然違う」と木谷亮太主将。
その言葉が、MF田中魁人(かいと)の価値を象徴する。
167センチ、65キロ。香川のクラブチーム(FCディアモ)
から兵庫の名門に進むと、すぐに頭角を現した。
1年夏の全国総体もレギュラー出場し、誰よりも経験を
重ねてきた。休日も寮の仲間とボールを蹴り、欧州で
活躍するMFエンゴロ・カンテ(チェルシー)らの動画を
見てイメージを膨らます。
兵庫県選手権準決勝の滝川第二戦では、FW徳弘匠(なる)
の同点ゴールをアシストした。走り込んだエースの
足元に絶妙なスルーパスを通し、「一番自分が驚いた」。
海外でのプレーを夢見る18歳は「あわよくば俺も
決めたい」と全国舞台の主役をひそかに狙う。
日々繰り返す紅白戦で、メンバーを外れた選手たちの
「Aチームに上がりたい気持ち」を体で感じてきた。
「だからもっとやらなあかん。選手権に懸けている」
と副主将は強い覚悟でむかう。
神戸弘陵 兵庫県予選決勝の布陣
田中祉同 徳弘匠 松野隼輝
辻夕雲希
田中魁人 松井治輝
小倉慶士 田中百々輝 橋本翔和 木谷亮太
宮本規央
監督 谷純一(47)家庭科教諭
神戸弘陵高校ー大阪体育大学出
前回大敗経て、攻守底上げ
県予選で32得点1失点
1回戦で29度目の出場となる遠野(岩手)と対戦
「『4年ぶり』の前回と『2年連続』の今回は違う。
全国の雰囲気を知っている選手が多く、落ち着いて
やってくれるはず」。神戸弘陵の谷純一監督は
イレブンの経験値に自信を示す。
兵庫県選手権は〝横綱相撲〟で制した。全5試合で
32得点、1失点。指揮官が「悔しい」
と振り返る唯一の失点も、クロスが風に乗って
吸い込まれた不運なものだった。
ボールを支配しながら長短のパスやドリブルで崩す
スタイルは変わらない。J3今治に加入が内定している
MF松井治輝が中盤の底から攻撃を組み立て、スピード
豊かなFW徳弘匠や2年生アタッカー田中祉同(しどう)
らがゴールに迫る。「守備でサボるやつがいない」
(木谷亮太主将)と攻守のバランスは良い。
前回大会の教訓も生かす。帝京長岡(新潟)との3回戦は
後半の5失点で大敗。2日連戦の疲れから「ガタッと
運動量が落ちた」(谷監督)といい、走力アップや
選手層の底上げを図ってきた。県選手権では狙い通り
交代選手の活躍も光り、連戦の準備は万全だ。
「和をつくってくれる」と指揮官が信頼を置く
木谷主将をはじめ、誰に聞いても「仲がいい」という
チーム。全国選手権も決勝まで無観客となったが、
県と違って控え部員や保護者は入場できる。木谷主将は
「力になる。団結力で戦いたい」と一丸で挑む。
8月19日(木)閲覧数:436PV 訪問者数:294人
神戸新聞朝刊、文字起こし
全国高校サッカー31日開幕
2大会連続11度目出場
神戸弘陵 飛躍期す(3種の所属先と卒業後の所属先を分かる範囲で書いておいた)
1 GK 宮本規央 3年 センアーノ神戸ジュニアユース、日本文理大学
12 GK 大月耀平 3年 サルパFC、関西福祉大学
25 GK 平井州 3年 エベイユFC神戸、エベイユFC(兵庫県社会人1部、FWとして選手登録)
2 DF 木谷亮太 3年 FCディアモ、日本文理大学
3 DF 橋本翔和 3年 西宮SSジュニアユース、大阪産業大学
4 DF 田中百々輝 2年 FCディアモ
5 DF 小倉慶士 3年 清水エスパルスSS静岡、中京大学
21 DF 藤井龍馬 3年 FC PASENO ITAMI
22 DF 浅野晴人 3年 FCみなと-GRAW
23 DF 中島大樹 3年 エベイユFC神戸、エベイユFC(兵庫県社会人1部)
24 DF 本田悠 3年 サルパFC
26 DF 梶家大聖 3年 サルパFC
27 DF 吉村瑠晟 2年 高倉中学
30 DF 山根隆希 3年 M.SERIO FCジュニアユース
6 MF 松井治輝 3年 西宮SSジュニアユース、FC今治
7 MF 田中魁人 3年 FCディアモ、中京大学
8 MF 辻夕雲希 3年 西宮SSジュニアユース、京都産業大学
16 MF 服部紘希 3年 ホペイロ刈谷、愛知淑徳大学
17 MF 川瀬隼 3年 歌敷山中学
18 MF 藤井暖人 3年 COSPA FC、阪南大学
19 MF 岡本陸 3年 エベイユFC神戸
29 MF 荒谷龍星 2年 ヴィッセル神戸伊丹U-15
9 FW 田中祉同 2年 COSPA FC
10 FW 徳弘匠 3年 横浜ポラリスFC、関西学院大学
11 FW 牧野隼也 3年 清水エスパルスSS静岡、東京農業大学
13 FW 西崎千翔 3年 エベイユFC神戸、AZALEA三田(兵庫県社会人2部)
14 FW 松野隼輝 3年 エベイユFC神戸、甲南大学
15 FW 白山麟 3年 FCフレスカ神戸
20 FW 住田翼 3年 但馬SCリベルテ、大阪産業大学
28 FW 岩見涼汰 2年 宝塚ジュニアFC U-15
DF3橋本翔和(とわ) 頼れるDFリーダー
兵庫県選手権で5試合1失点の堅守に貢献
DF陣を統率する、頼れるセンターバックだ。
175センチと上背はないが対人や空中戦に自信を持つ。
兵庫県選手権でも堅守に貢献したDF橋本翔和(とわ)は
「1対1は絶対負けない」と全国の猛者たちに牙をむく。
昨冬は右サイドバックで出場し、周囲の勧めもあって
コンバートを決めた。「自分は攻撃力が足りない。
それなら守備を極めよう」。脳裏には、帝京長岡
(新潟)のMF田中克幸にやられた記憶が鮮明だ。Jクラブ
の誘いを蹴って明大に進んだテクニシャンに
「うますぎて鳥肌が立った」。味方にも
C大阪に進んだDF田平起也がいた。
「全国のトップクラスを2年生で経験できた。目標が
はっきり見えたのは大きい」と自覚を強めた。
練習後も週2度は自宅近くにあるジム併設の整骨院に
通い、筋力トレーニングに励んだ。
尼崎市出身で、中学時代に所属した西宮SSから
MF辻夕雲希(ゆうき)、MF松井治輝らとともに
神戸弘陵の門をたたいた。「3人でやれるのも
うれしい。安心感を与えたい」。
気心が知れた攻撃陣を後ろで支える。
MF7田中魁人(かいと) 汗かき役攻撃の起点
実践経験を積み、たくましさを増した
中盤の汗かき役にして、ボール奪取から多彩な攻撃に
つなげる陰のキーマン。危機察知能力にも優れ、
「いるのといないのでは全然違う」と木谷亮太主将。
その言葉が、MF田中魁人(かいと)の価値を象徴する。
167センチ、65キロ。香川のクラブチーム(FCディアモ)
から兵庫の名門に進むと、すぐに頭角を現した。
1年夏の全国総体もレギュラー出場し、誰よりも経験を
重ねてきた。休日も寮の仲間とボールを蹴り、欧州で
活躍するMFエンゴロ・カンテ(チェルシー)らの動画を
見てイメージを膨らます。
兵庫県選手権準決勝の滝川第二戦では、FW徳弘匠(なる)
の同点ゴールをアシストした。走り込んだエースの
足元に絶妙なスルーパスを通し、「一番自分が驚いた」。
海外でのプレーを夢見る18歳は「あわよくば俺も
決めたい」と全国舞台の主役をひそかに狙う。
日々繰り返す紅白戦で、メンバーを外れた選手たちの
「Aチームに上がりたい気持ち」を体で感じてきた。
「だからもっとやらなあかん。選手権に懸けている」
と副主将は強い覚悟でむかう。
神戸弘陵 兵庫県予選決勝の布陣
田中祉同 徳弘匠 松野隼輝
辻夕雲希
田中魁人 松井治輝
小倉慶士 田中百々輝 橋本翔和 木谷亮太
宮本規央
監督 谷純一(47)家庭科教諭
神戸弘陵高校ー大阪体育大学出
前回大敗経て、攻守底上げ
県予選で32得点1失点
1回戦で29度目の出場となる遠野(岩手)と対戦
「『4年ぶり』の前回と『2年連続』の今回は違う。
全国の雰囲気を知っている選手が多く、落ち着いて
やってくれるはず」。神戸弘陵の谷純一監督は
イレブンの経験値に自信を示す。
兵庫県選手権は〝横綱相撲〟で制した。全5試合で
32得点、1失点。指揮官が「悔しい」
と振り返る唯一の失点も、クロスが風に乗って
吸い込まれた不運なものだった。
ボールを支配しながら長短のパスやドリブルで崩す
スタイルは変わらない。J3今治に加入が内定している
MF松井治輝が中盤の底から攻撃を組み立て、スピード
豊かなFW徳弘匠や2年生アタッカー田中祉同(しどう)
らがゴールに迫る。「守備でサボるやつがいない」
(木谷亮太主将)と攻守のバランスは良い。
前回大会の教訓も生かす。帝京長岡(新潟)との3回戦は
後半の5失点で大敗。2日連戦の疲れから「ガタッと
運動量が落ちた」(谷監督)といい、走力アップや
選手層の底上げを図ってきた。県選手権では狙い通り
交代選手の活躍も光り、連戦の準備は万全だ。
「和をつくってくれる」と指揮官が信頼を置く
木谷主将をはじめ、誰に聞いても「仲がいい」という
チーム。全国選手権も決勝まで無観客となったが、
県と違って控え部員や保護者は入場できる。木谷主将は
「力になる。団結力で戦いたい」と一丸で挑む。
8月19日(木)閲覧数:436PV 訪問者数:294人