CourseOut

なんてことのない普通の暮らし。ちょっとしたことでもいいから、たまには〝CourseOut〟したいものです。

おちゃっぴい

2022年11月28日 | 
こんなのが読みたかった!
まさに笑いと涙の人情噺。

作者はこの前読んだ「十日えびす」の宇江佐真理。

「十日えびす」もそれなりに面白かったが今回読んだ「おちゃっぴい」はかなり良かった。これもカミさんのお母さんから借りてきたのだが、200年はむか江戸の町の人々の暮らしが心に響く。

お涙頂戴はほんと江戸弁が似合うわ~。
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横道世之介

2022年11月03日 | 
宣伝文句に騙された。

まったく青春小説ではない。

横道世之介にかかわった人たちの青春後の話。


かる~い話を期待していたのだが、大違い。

まぁ、それなりに面白いが。。。

「おかえり横道世之介」ももう買ってしまったんだよな~。
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十日えびす

2022年08月29日 | 
軽い時代物が読みたいと思っていたらカミさんのお母さんが面白そうなのを持っていいたので借りてきた。

軽いと思って借りてきたが話の内容はそこまで軽くはない。が重すぎることもなく面白い。

この作家の本をもう一冊借りているので、それを読み終ったら本屋で自分で探してみよう。

お気に入りになるような時代物を。
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黄金旅程

2022年08月06日 | 
基本、私はケチである。ハードカバーは買わない。文庫になるまで待つスタンス。

もちろん文庫になる前に忘れてしまったり、いつ文庫になったかわからないなんてことはザラだったが、今はスマホがあるので書店で読みたいと思った本は写真に撮って整理して保存できるようになった。 

しかし、この本はどうしても読みたかった。馳星周氏が最近競馬を好きになった話を何かで読んだ。ナンバーだったか、優駿だったか、はたまたブックかギャロップか。まぁ、いい。そして氏が競馬をはじめた時にはすでに引退した馬を好きになりその子供の馬券を良く買っているということだった。また、直木賞を受賞した時に氏の故郷が馬産地の浦河だということを知った。

本のタイトル「黄金旅程」はステイゴールドがGⅠを制した香港での現地呼称であり、ステイゴールドこそ氏が好きになった馬だった。

購入するかかなり悩んだが文庫になるまで待とうと思った。が、なんとカミさんが父の日のプレゼントに買ってくれると。

やった!

競馬好きでない方が読んで面白いと思うかどうかは分からないが、私にはサイコーであった。「不夜城」の作家がこういった話を書くようになっていたのか。あっという間に読み終えてしまった。


思えば前回ハードカバーを読んだのはサイトー君から借りた「夜光虫」だ。かれこれ20年ぶりぐらいか。。。

そういえばこれも馳星周だ。


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JR上野駅公園口

2022年07月17日 | 
さすが芥川賞作家。

正直、難しい。つまらないわけではないのだが、解説を読んでも

「うーむ」

といった感じ。
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愛なき世界

2022年07月02日 | 
三浦しおんらしく、最近言葉を使った軽い文体でスラスラ進む。話しに抑揚もあるのも良い。

しかし、ベースが植物の研究というのが入り込めない。辞書つくりの過程も楽しかった「舟を編む」とはそのあたりが違う。

スラスラ行くが先へ先へと読み進めたくなる感じにはならないのはそのためだろう。

決してつまらないわけではないですよ。
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聖女の救済

2022年05月08日 | 
東野圭吾のガリレオシリーズ第5弾。

さすがの安定感。

面白いですね〜。
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昭和侠盗伝

2022年04月17日 | 
浅田次郎の天切り松シリーズ第4弾。

書店でみて手に取る。読んだか読んでいないか自信がない。初版を確認し当ブログを確認。記事にしていない。よし読んでいない。


大抵読んだ本をもう一度買うときは大筋のあらすじはあまり覚えていない。しかし、大抵読み始めるとすぐ気づく。

読んだ。読んでいた。しかし生来の貧乏性のため、買ってしまったものはもう1回読む。

もう1回読んで良かった。いわゆる連作短編もの。個人的に好きな形態。この1本目が良かった。ワクチン接種後、15分の待機時間に終盤を迎えたが、涙を堪えらえられず、目立たぬよう服の袖で拭ってしまった。

先日、見たドラえもんもそうだが、作品には触れるタイミングがある。より、染みるのだ。


もともと好きな作家、好きなシリーズ。 第5弾は出ているようなので今年のうちに読んでしまおう。
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満月の道・長流の畔・野の春

2022年03月13日 | 
「流転の海」シリーズの7・8・9部。

以前にも紹介したが

「このシリーズを読んでいない方は幸せです。なぜなら、これからこの本を読めるからです」

新潮社出版部部長・中瀬ゆかりさんの言葉だ。

読後直後

「幸せを一つ失くしてしまった。なぜなら、この作品を読み終えてしまったからです」

といった気分だった。


思えば浪人時代に同じ高校・予備校に通っていた友人が「ドナウの旅人」を読んでいたことが宮本輝を知ったきっかけだった。

もちろん、TVドラマ「青が散る」、映画「優駿」は知っていた。が、それらが同じ作家の作品としっかり認識することになったのは、大学時代の友人、広美(男)が、大の宮本輝ファンだったことが大きい。

広美から「道頓堀川」の単行本を借り、テニスサークルに所属していたこともあり「青が散る」を読み(この辺りはゲンか青木か齋藤か)、サークルの先輩でありラジオ局の競馬中継を紹介してくれたタイジさん(あだ名)から「優駿」を勧められた。

こうして私は熱烈でも劇的にでもなく、ゆっくりと宮本輝の世界に浸っていった。

この「流転の海」シリーズ。一体いつから読み出したのだろうか。家の書庫に第三部「血脈の火」残っていた。初版で平成11年10月だ。ということは第一部を手に取ったのはおそらく20代中盤ごろであろう。

それから約四半世紀。主人公である松坂熊吾に子供が生まれた年齢を少し超えた年になっている。

このブログを書きながら途中、最終巻の解説を読んだ。解説を寄せている方は、新作が発売されるたびに1巻から読み直しおり、結果1巻を一番読んでいるとのこであった。

ふと、気づいた。私は転居の際、本はブックオフなどに売ってきた。引っ越しの時に大変だからだ。しかし、このシリーズは「血脈の火」以降は家に残っている。この第三部を購入したのは千葉県の柏市に住んでいるころ。それから当ブログを始めた函館、札幌、とこの本を買ってから8回引っ越した。それでも手元にあるということは再び読もうと思ってずっと持ってきていたということだ。諸事情で急いて処分した実家に置いてあったであろう第一・二部はもう一度買えば良い。

そう。

「このシリーズを読み終えた方は幸せです。 なぜなら、もう一度この作品を読めるからです」

なのだ。 いつかもう一度、松坂家族に会いに行こう。

そう遠くないうちに。

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マスカレードホテル

2021年12月31日 | 
ご存知、木村拓哉、長澤まさみ主演で映画化された東野圭吾作品。

昔からホテル、旅館が舞台の番組が好きだ。高嶋政伸の「ホテル」、観月ありさの「私を旅館へ連れてって」、はては昼メロの「はるちゃん」までなぜか見てしまう。

マスカレードホテルも映画の宣伝をテレビで見たとき「見たい!」と条件反射的に思ってしまった作品。TV放送があることにが気が付いたら録画しようと決めている。

で、その前に原作。映像作品も見たいが本も読みたい。

さすが安定の東野圭吾。ハズレない。そしてシリーズ化されているのが何よりうれしい。ガリレオの湯川より登場人物には魅力を感じる。この人たちとこのホテルでまた会えると思うだけでうれしい。

次回作はまずは宮本輝の「流転の海」シリーズを読んでから。(これも読むのが楽しみ)

いやぁ〜、本読む時間があるって本当に良いですね。
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慈雨の音

2021年11月27日 | 


宮本 輝の「流転の海」シリーズの第6弾。前作「花の回廊」を読んだのが6年以上前。その前の「天の夜曲」そこからさらに8年以上前。ハッキリ言って話の内容は覚えていないことのほうが断然多い。

しかし、やはり面白い。そしてなんとあと3巻で完結するらしい。しかも発売済み。

欲しい資格は取った。さらに目指した社労士は道内の試験会場が札幌のみということと、テキストの字の大きさが老眼の進んだ眼にはきついということで挫折。仕事も以前より早く帰れるようになり、勉強もしない。読書に割く時間を確保できるようになった今、来年はシリーズの残りを全部読んでしまおう。

内容を覚えているうちに。。。
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村上海賊の娘

2021年04月09日 | 
!!!!! ・・・・ 、、、、、 ????? 。。。。

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カブで、ちょっと日本一周に行ってきます!

2021年01月11日 | 
BS 11で放送中の「MOTO RISE」に出演中の下川原リサがクロスカブ

日本一周に行かれたことは知っていて、その彼女がその時の体験を本にまとめたとのことで興味があった。Amazonで買おうかなと思っていたところ、蔦屋書店のバイク雑誌コーナーにあり、2、3ページ立ち読みし、購入することに。あれだけアクティブで明るい下川原さんが恥ずかしがりや女の子だったことが冒頭に触れられており、一気に興味が増したからだ。

本の中身はものすごく等身大。テレビでみる彼女と同じように飾ることなく、素直な心で日本一周が綴られている。

3年後にカブ増車を計画するわたくし、日本一周にあこがれるわたくしとしては非常に興味深く読めました。

ホント、飾りっ気なしの良い本でした。
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向田理髪店

2020年07月14日 | 


「向田理髪店」 奥田英郎。

この人の本は本当に面白い。

北海道のとある町(夕張なのかなぁ)でおこる何でもないような、何でももなくないような話が私の好きな連作短編形式で綴られる。

北海道の田舎町、いや、北海道以外でも過疎化の進む町であれば、もしかしたら似たようなところはあるのかもしれないと思わせる話が続いていく。田舎だからといって決して刺激がないわけではない。身近すぎる、だから余計に刺激的な出来事がここには溢れている。

北海道に越してきてかれこれ8年半。函館近郊でコロナがでればどこそこの誰それと1日あればすぐに分かってしまう。そしてそんな話が日常会話として交わされる。

いいのか悪いのかは分からない。しかし、人口30万人圏でもこのぐらいの話にはすぐになる。

この本では都会の対比としての田舎が描かれる部分が多くある。先ほども書いたがいいのか悪いのかではなく、あくまで対比だ。この本を北海道出身の東京有楽町で仕事をされる方に紹介したことがる。その方は北海道で仕事があれば帰りたいとおっしゃっていた。その方の個人の中での対比があっでのお言葉だろう。

本は本であり、ノンフィクションでなければ当然、現実ではない。 それでも、都会の生活ばかりの方で擬似的対比をされたい方、そして都会も田舎も両方体感している方にぜひ読んでいただきたい。

お薦めの一冊です。
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笑う書店員の多忙な日々

2020年06月20日 | 
もうかれこれ25年も前になるか。結婚した5才年上の姉の家に遊びに行った時、椎名 誠の「岳物語」読みたいが子供の面倒を見なければならず、本屋に行けない。ちょっと行って買ってきて となった。

当時、私は学生時代の本仲間たちとかなり椎名にはかぶれており、また椎名好きの姉が「岳物語」を読んでいないことに驚き、すぐに本屋へ走った。熱い夏の午後だった記憶がある。

本屋に着き冷房が効いた店内で椎名 誠の棚を見てもお目当ての本がない。「続岳物語」はあるのに肝心の「岳物語」はない。なぜだ。椎名教信者としては、半分怒り気味に本屋の店員に

「岳物語はないんですか」

と聞いたものだ。店員は

「あ~、岳物語ですね。こちらです」

案内されたのは入口正面だった。そこには台に平積みになった「岳物語」があった。

「んーーー、新刊でもないのに何で平積みにしてるんですか」

さっきの半怒りはどこへ、はてなマークでいっぱいになった頭で聞いた。

「この本は名作でしょ。今、夏休みだから子供たちの読書感想文用に読んで欲しいと平積みにしているんですよ」

怒りどころか ""ここにも椎名教の信者がいた"" と嬉しくなった。おそらく店主なのだろう。

「で、売れますか」

と私。すると店主は

「いや、ぜんっぜんっ売れない。でも良い本だから子供たちに読んで欲しくて、毎年夏にには平積みにしているんですよ」

と笑顔で言っていた。うれしくもあり、本屋というのは凄い仕事だと思ったもんだ。

それからというもの本屋の仕事に純粋に興味があり、店内のポップや陳列など気にして見るようになった。そういった下地があって「日刊ゲンダイ」の文庫本紹介欄でこの本を知り、購入に至った。

前置きが長くなったが、書きたかったのは前置きのほうなので勘弁して下さい。

で、本の内容については、書店の仕事の中身には少し近づけた気がして中々良かった。書店員の情熱っていうもの、本への愛情が伝わる。気をわず読めるのも〇

この作家の本をまた読みたいかと言われれば?だが、ピンポイント的に読むにのには良かった。

また、本を読む時間を出来るだけ作っていきたい。



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