
結婚式といえば、引き出物。
地方や趣向によって色々ありますが、ベーシックなところでは、記念品と引菓子をつけるのが通常になっていますね。
私たちも何にしようかとあれこれ考えました。神前での結婚式にした為、引き出物も和物がよいだろうと話し、最終的に私たちは、有田焼の青絵手書きのお皿と紅白饅頭を選びました。
近年、引き菓子は洋菓子が通常です。これは和菓子が日持ちがしないから、というのが大きな理由です。
でも、私はお饅頭にしたかった。お茶の世界で、お饅頭は、“真”のお菓子とされ、真の茶事で出される七種のお菓子の中でも一番位の高いお菓子ですから。難しいかとは思いながら、高島屋の担当者の方に申し出ると、花園饅頭さんにかけあって、当日作りたてを届けてくださることになりました。この方の粘り強さ、頑張りはすばらしく、サービス精神の高さは眼をみはるものがありました。感謝しています。
花園饅頭
http://www.tokyo-hanaman.co.jp/
花園饅頭にした理由は、とてもおいしく、お茶会での思い出もあったからです。慶事のお菓子のカタログには、紅白饅頭以外にも、鶴亀祝菓子、笑万頭、家紋入り紅白練りきり、松竹梅打物など、美しく洗練された和菓子が並んでいて楽しみました。
饅頭の起源は中国で、諸葛孔明が川の神に人身御供に人の頭を捧げれば川が鎮まるという風習をやめさせるために、羊や豚の肉を皮でくるんだものを人の頭に見立てて神にささげたとか、戦いの途中に荒れる川の神に人の頭を捧げれば鎮まると言われたが、そうもいかないので、皮で丸めた肉を川に投げ込むと鎮まったという逸話に由来し、“まんとう”と呼ばれていたとされます。
日本での饅頭の起源は、2つあるようです。
仁治二年(1241年)に聖一国師が、中国の宋から帰国し福岡の茶店に酒麹で作る酒饅頭を教えたというもの。
もうひとつは、貞和五年(1349年)に京都建仁寺の住職が、中国から林浄因(りんじょういん)をつれてきて饅頭を伝えたというもの。中国から肉や野菜を入れるものとして伝わった饅頭だったが、僧侶は肉食を嫌うということで、小豆で甘い餡を作り、小麦粉で作った皮でくるんだのが始まりとされる。この説は塩瀬のHPに詳しくありますので、ご覧下さい。
塩瀬の饅頭由来
http://www.shiose.co.jp/shiose_history.html
日本人にとっては馴染みの深いお菓子のお饅頭、饅頭と名のつく言葉を思い浮かべてみると、酒饅頭、もみじ饅頭、焼饅頭、揚饅頭、茶饅頭、水饅頭、薯蕷(上用)饅頭、栗饅頭、紅白饅頭、麩饅頭、味噌饅頭、蕎麦饅頭などなど、挙げていけばきりがありません。
私が特に好きなのは栗饅頭。栗と餡と皮の取り合わせは口の中で溶け合うとなんともおいしいのです。ああ、ふかしたての酒饅頭もいいですね。しっとりした薯蕷饅頭も捨てがたい。書いていたら色々な饅頭が頭を駆け巡っています。
引き出物のお饅頭は寿の文字が刻印され、和紙に包まれ、3つ仲良く箱に納まっておりました。式の翌日、紅白を分け合って味見しました。
これからも二人で様々なおいしいお饅頭を頂きながら年を重ねていきたいと思います。
地方や趣向によって色々ありますが、ベーシックなところでは、記念品と引菓子をつけるのが通常になっていますね。
私たちも何にしようかとあれこれ考えました。神前での結婚式にした為、引き出物も和物がよいだろうと話し、最終的に私たちは、有田焼の青絵手書きのお皿と紅白饅頭を選びました。
近年、引き菓子は洋菓子が通常です。これは和菓子が日持ちがしないから、というのが大きな理由です。
でも、私はお饅頭にしたかった。お茶の世界で、お饅頭は、“真”のお菓子とされ、真の茶事で出される七種のお菓子の中でも一番位の高いお菓子ですから。難しいかとは思いながら、高島屋の担当者の方に申し出ると、花園饅頭さんにかけあって、当日作りたてを届けてくださることになりました。この方の粘り強さ、頑張りはすばらしく、サービス精神の高さは眼をみはるものがありました。感謝しています。
花園饅頭
http://www.tokyo-hanaman.co.jp/
花園饅頭にした理由は、とてもおいしく、お茶会での思い出もあったからです。慶事のお菓子のカタログには、紅白饅頭以外にも、鶴亀祝菓子、笑万頭、家紋入り紅白練りきり、松竹梅打物など、美しく洗練された和菓子が並んでいて楽しみました。
饅頭の起源は中国で、諸葛孔明が川の神に人身御供に人の頭を捧げれば川が鎮まるという風習をやめさせるために、羊や豚の肉を皮でくるんだものを人の頭に見立てて神にささげたとか、戦いの途中に荒れる川の神に人の頭を捧げれば鎮まると言われたが、そうもいかないので、皮で丸めた肉を川に投げ込むと鎮まったという逸話に由来し、“まんとう”と呼ばれていたとされます。
日本での饅頭の起源は、2つあるようです。
仁治二年(1241年)に聖一国師が、中国の宋から帰国し福岡の茶店に酒麹で作る酒饅頭を教えたというもの。
もうひとつは、貞和五年(1349年)に京都建仁寺の住職が、中国から林浄因(りんじょういん)をつれてきて饅頭を伝えたというもの。中国から肉や野菜を入れるものとして伝わった饅頭だったが、僧侶は肉食を嫌うということで、小豆で甘い餡を作り、小麦粉で作った皮でくるんだのが始まりとされる。この説は塩瀬のHPに詳しくありますので、ご覧下さい。
塩瀬の饅頭由来
http://www.shiose.co.jp/shiose_history.html
日本人にとっては馴染みの深いお菓子のお饅頭、饅頭と名のつく言葉を思い浮かべてみると、酒饅頭、もみじ饅頭、焼饅頭、揚饅頭、茶饅頭、水饅頭、薯蕷(上用)饅頭、栗饅頭、紅白饅頭、麩饅頭、味噌饅頭、蕎麦饅頭などなど、挙げていけばきりがありません。
私が特に好きなのは栗饅頭。栗と餡と皮の取り合わせは口の中で溶け合うとなんともおいしいのです。ああ、ふかしたての酒饅頭もいいですね。しっとりした薯蕷饅頭も捨てがたい。書いていたら色々な饅頭が頭を駆け巡っています。
引き出物のお饅頭は寿の文字が刻印され、和紙に包まれ、3つ仲良く箱に納まっておりました。式の翌日、紅白を分け合って味見しました。
これからも二人で様々なおいしいお饅頭を頂きながら年を重ねていきたいと思います。
最近は余り口に出来ませんが
子供の時は、色々な行事のお土産でいただきました。
両親が持ち帰るのが、とても楽しみでしたね。
美味しかったです(笑)
紅白饅頭でした
持ちかえったら 息子が
おお!久しぶりに見たなぁ
そう 我が町の高校 卒業式は紅白饅頭なのです
私も久しくお目にかかっていませんでしたが、春の妹の結婚式の際に親族控え室に紅白饅頭が置いてあり、家に帰って親戚達といただきました。
以前菓子担当のバイヤーが「最近は普通の餡子の饅頭だとなかなか売れない。クリームとかチーズとか洋のものが入った和洋菓子が売れるんです」って言われてたのを思い出しました。
私は好きですけどね~、普通のお饅頭。
美味しいものほど日持ちがしないものですけれど、シンプルなものほど素材の良さが引き立って美味しいです。
私のときも紅白饅頭つけましたよ~
洋菓子もつけましたけど。。
お祝いのときの饅頭最近は甘さ控えめで
おいしいですよね♪
ブログ復活もうれしいです。さっそく興味深く読ませていただきました。
おいしそうな紅白饅頭ですね!出来立てとは素晴らしい!招待者の方々もさぞかし喜ばれたことでしょう。
本当に最近は紅白饅頭を見なくなりましたね。
私も小さい頃はお祝いやお葬式といえばお饅頭を見ていた気がするのですが、、、、、
あのまん丸の形を見て、お茶で頂くととほっこりする年になりました。
今回のお饅頭も年齢層の高い方には特に好評でした。
お寺の本堂上棟式のお持ち帰りも紅白饅頭ですか。昔は日本の慣習や儀式では必ず目にしたものですが、最近とんと見かけなくなりました。
高校の卒業式のお祝いも変わらず紅白饅頭というのも聞いてほのぼのしました。いいですね。
紅白饅頭、寿の文字以外にも、両家の紋とか、喜の文字とか、両人の名前の一文字とかにもできるみたいです。
妹さん、今年ご結婚なさったんですね、おめでとうございます。家に帰って親戚達と頂く、幸せなことですねー。
おっしゃる通り、最近はもみじ饅頭もチーズやチョコレートクリームなんかが入ったのが出てますね。
これもまたおいしいので、いいなと思いますが。
私も普通のお饅頭、餡、好きですね。でも、小さい頃はそうは思わなかった(やっぱりケーキの方が好き
だった)ので、年のせいもあるかもしれないけど。
>シンプルなものほど素材の良さが引き立って美味しいです。
ホント。小さい子にも本当においしい皮と餡の、できたてのお饅頭を少しだけ食べさせたら案外病みつきになるのかも?!
藍さんも神前だったんですねー。紅白饅頭もお揃い。
やっぱりお互いお茶をやっているせいもあるかしら。。。和物いいですよね。
>お祝いのときの饅頭最近は甘さ控えめでおいしいですよね♪
花園饅頭も甘味控え目で上品なおいしさでした。