明日は6月30日、2007年も早くも半分が過ぎようとしています。名水点の幣の準備については後に譲りまして、今日は年の後半を元気に乗り切ろうと祈った昔の人々の風習についてご紹介したいと思います。
元々は関西の習慣ですが、6月30日に夏越祓(なごしのはらい)という神事が行われることがあります。一年の半分がちょうど終わる時、これまでの疲れを癒し、来る暑い夏を乗り切る為に人々は祈りをささげたのでしょ . . . 本文を読む
昨日は涅槃会でした。PCの調子が悪くアップが1日遅くなりました。コメントくださっている皆様にも追ってお返事致しますのでご了承下さいね。
紀元前383年2月15日はお釈迦様の命日です。没年にはほかに483年、544年など諸説あるようです。ヒマラヌヤヴァティー河の岸辺にある沙羅双樹の林で、頭を北に、右脇を下にした形で亡くなりました。80歳。各地で見られる涅槃像はその形をしていますし、日本で亡く . . . 本文を読む
関東ももうすぐ梅雨明けしそうです。でも、東京では曇り空は多いものの今年は雨量が少ない気がします。水不足が心配です。梅雨明けの前にちょっと雨のお話でも。
”梅雨”という言葉の由来は、黴(かび)の生えやすい時期の雨で、中国から“黴雨(ばいう)”という言葉として伝わったものが、イメージが悪いので、梅の実の熟する頃に降る雨、露という言葉にかけて転化したといわれています。最近は、“ばいう”、より“つゆ . . . 本文を読む
6月18日は父の日です。
私は昔はネクタイ、財布、ベルトなど小物をプレゼントしていましたが、退職した近年は一緒に食事に出かける位です。でも、健康でおいしいものを一緒に食べられるのは何より幸せと感じます。
母の日に比べ影の薄い父の日ですが、始まりは、1909年6月19日(第三日曜日)にジョン・ブルース・ドット夫人が聖職者同盟(牧師協会)に父の日制定を嘆願したのが始まりと言われています。
ドッ . . . 本文を読む
薬玉と書いて“くすだま”と読む。今日、よく銅像の披露や橋の開通、開店祝いで割られるくす玉の原型は、その昔、薬草や薬用香料を使って作った薬の玉でした。
既に過ぎてしまいましたが、この薬玉の発祥は陰暦の五月五日端午の節句にあります。
古くは中国、後漢の前後頃、端午に五色の糸(赤青黄白黒)を肘にかけて魔よけまじないとした長命縷・続命縷という風習が伝わったもので、日本では「続日本後記」仁明天皇嘉 . . . 本文を読む
明日からGWという方も多いと思います。私はカレンダー通りなので5連休、のんびり過ごそうと思っています。来週は端午の節句(子供の日)ですね。お子さんのいらっしゃる方は何かなさるのでしょうか。
我が家は今や鎧や兜を飾ることはありませんが、菖蒲湯には必ず入ります。小さい頃、お風呂の中、兄弟で”頭よくなーれ”とか”健康になーれ”と言いながら菖蒲の葉っぱで叩きあって遊んだものでした。
菖蒲は“勝負” . . . 本文を読む
四月、日本では新年度の始まりです。入学式、入社式と新しい明るい出発の時。
四月の別称:卯月(うづき)、花残月(はなのこりづき)、清和月(せいわづき)、卯花月(うのはなづき)、初夏、麦秋、余月(よづき)、首夏(しゅか)、孟夏(もうか)、夏初月(なつはづき)、乾梅(けんばい)、得鳥羽月(えとりはのつき)、六陽(ろくよう)など。
四月の二十四節気:
清明:四月五日頃。さっぱりとして明るくなる頃。
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昨日三月三日は五節句のひとつ上巳の節句でしたね。皆様お雛様は飾りましたか。昔は壇飾りで賑やかに飾りましたが、住宅事情もあり最近はお内裏様とお雛様だけを飾るご家庭が多いようです。ごたぶんに漏れず我が家もそう。
小さい頃はきれいなお人形やお花が飾られ、蛤のお吸物と華やかなちらし寿司が食卓に並び、賑やかでうれしい日でした。
この時期、お茶の世界でもお雛様にまつわるお道具やお菓子などで楽しみます。桃 . . . 本文を読む
今日の東京は寒い一日となりましたが、三月と聞くと春だなぁと感じます。桃の節句あり、啓蟄あり、春分あり、中旬頃になれば、桜前線も話題にのぼり、明るい過ごしやすい季節はもう間近です。今年の桜はちょっと遅めになりそうですね。
三月の別称:弥生、桃月、桜月、花見月、夢見月、雛月、早花咲月(さはなさづき)、春惜月(はるおしみづき)、染色月(しめいろづき)、花津月、暮春、清明、穀雨、竹秋、季春など。
三 . . . 本文を読む
今日は節分、明日は立春です。暦の上では春到来、これから三寒四温で徐々に温かくなっていくことでしょう。
節分とは、そもそも、季節を分けるの意味で、季節の始まりを指す立春、立夏、立秋、立冬の前日を節分と呼んだが、今は立春の前日だけが節分として残っている。1年の始めに位置し、春がくることは他の季節よりも人々にとって特別重要な位置を占めていたということでしょう。
節分は新しい年を迎える前日、大晦日 . . . 本文を読む