茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

茶カブキ その2

2010-03-15 23:29:18 | 七事式
 先日のお稽古は茶カブキでした。二度目の茶カブキは、漫然と過ぎてしまった1回目を反省して、教本で予習をしてから臨みました。 茶カブキ http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/04be801df50303ab550c747dcf835213  淡交の教本を読みながら疑問に思う部分をチェックし、当日疑問を先生にうかがったり、自分なりに考えたりしてみました。最初に教本の文章を . . . 本文を読む
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三友

2008-06-12 09:32:36 | 七事式
 研究会で、社中の5名で三友に出ることになりました。先日は、先生のお宅で集中稽古。普段の花月のお稽古では、その時の人数によってお稽古を行いますが、研究会となると基本の5名だけでのお稽古となり、基本に戻ってとても勉強になります。  三友は、十三代圓能斎が好まれたもので、花をいけ、香をたき、薄茶を点てることから名付けられました。  花は、花寄之式が基本で、場合によっては廻り花の形式になることもありま . . . 本文を読む
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唱和式

2006-12-17 21:31:54 | 七事式
 以前、修練の為に裏千家八世又玄斎一燈と、表千家七世如心斎天然らが七事式(花月・且座・廻り炭・廻り花・茶カブキ・一二三・員茶)を制定したことはご紹介しました。詳しくはカテゴリー“七事式”をご覧下さい。  裏千家では、これらから考案された形のものがあります。花寄之式、仙遊之式、雪月花之式、法磨之式、三友之式、唱和式。  今年最後のお稽古は、唱和式で締めくくられました。本で読んだことはありましたが、 . . . 本文を読む
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七事式 -員茶-

2006-09-18 21:43:24 | 七事式
 七事式のひとつ、員茶(かずちゃ)について。  員茶は十種香札を使って、札元が札を取り、選ばれた人が茶を飲むもので、客の数だけ茶を点てるので数茶とも書かれます。員茶の方法には以下の2通りがある。 ①亭主が薄茶を点て、取り札によって客が順次茶を頂くもの。  ②茶を飲んだ人が点前座に出て次の人の茶を点てるもの。廻り点員茶という。 現在は②が主に行われており、私も②の方法しか経験したことがありません。① . . . 本文を読む
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七事式 -一二三-

2006-08-30 22:11:40 | 七事式
 七事式のひとつ、一二三(いちにさん)について。  亭主の点前を客が評価する方式のもので、この式を一回行うことを一順という。亭主は濃茶点前か、炭手前、薄茶点前をして、客はその巧拙、態度、緩急などを十種香札を用いて9段階評価する。月の一を最高として、月の二、月の三、花の一、花の二、花の三、一、二、三と続く。人数に制限はないが、5人が適当。  掲頌は、「修証即不無染汚不得  . . . 本文を読む
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七事式 -茶カブキ-

2006-08-07 22:02:11 | 七事式
 七事式の一つ、茶カブキ(ちゃかぶき)。  闘茶をもとに、味覚の修練のために作られたもの。まず、二種の試み茶を喫し、その味を覚えておき、次に本茶三種(前の試み茶二種にもう一種加えたところ)を喫して、その味の別をききわける式。連客に定数はないが、通常、点茶役1名、執筆者1名、普通の客4名の計6名で行われます。 闘茶 http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/d99cf9496 . . . 本文を読む
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七事式 -廻り花-

2006-07-03 21:41:18 | 七事式
 七事式のうちの廻り花(まわりばな)。  花の入れ方の修練を目的としたもの。主客とも順番に花を入れていく。他の式と異なりお茶を点てて喫するということがない。人数に約束事は無いが、5人が適当。床の中釘に水を八分ほど入れた花入をかける。置花入の場合もある。  掲頌は、「色即是空凝思量即背/しきそくぜくうしりょうをこらせばすなわちそむく」  色即是空は般若心経の一節で、“色”は複雑な結合によって刻々変 . . . 本文を読む
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七事式 -廻り炭-

2006-06-17 23:58:04 | 七事式
 七事式の廻り炭(まわりずみ)について。  炉の季節のみの、炭手前の修練を目的としたもの。七事式の中でこれだけが炉に限られています。亭主が炉中の火をあげて、続いて正客から順に炭を炉中につぎ変えていく。基本的に異なった形につぐ。  掲頌は、「端的底看漸/たんてきていにしゃくをみよ」 *実際は“漸”の字の下に“耳”がつく漢字で、“にい”と読みます。  これは中国の故事に由来する。ある禅師が修行中のこ . . . 本文を読む
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七事式 -且座-   

2006-06-06 22:40:24 | 七事式
 七事式の且座(しゃざ)について。且座という言葉は、「喫茶去」・「且座喫茶」・「法華経」の中に出てくる語句で、日本仏教の根本思想にまつわる言葉ともされているそうです。  正客が香をたき、次客が花を入れ、三客が炭手前をする。亭主は濃茶を点て、半東は亭主に薄茶を点てる。最初に役割が決まると変わることはありません。  掲頌は、「是法住法位/このほうはほういにじゅうす」  宇宙万物、全ての決まりは各々 . . . 本文を読む
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七事式 -花月-

2006-05-24 22:07:15 | 七事式
 七事式の“花月”について。  五人一組で札を回し、花の札をとった人はお点前し(お茶を点てる)、月の札をとった人はお茶を飲む。薄茶を基本として、炭付・濃茶付・香付・貴人清次付・壺荘付・結びふくさ・軸荘付・投げ込みなど付き物花月といわれるものもある。  掲頌は、「互換機鋒看子細/ごかんきほうしさいにみよ」 互換とは立場を自由に取り変わっても少しもこだわりのないこと、機鋒は鋭さ、看るは禅語では心の . . . 本文を読む
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