「宥坐之器(ゆうざのき)」
日本で最初の学校、足利学校で勉強してきましたよ。
こんな言葉があるんですね。
「宥座(ゆうざ)」とは、常に身近に置いて戒めとするという意味で、
孔子の説いた「中庸」ということを教えるものです。
壺状の器に水が入っておらず空の時は傾き、ちょうど良いときは
まっすぐに立ち、水をいっぱいに入れるとひっくり返ってこぼれてしまいます。
孔子は、「いっぱいに満ちて覆らないものは無い。」と慢心や無理を戒めました。
その実験装置ですよ。
ご覧のように水を適度にいれるとこんな風に安定します。
更に入れるとひっくり返ることになります。
バケツの水はカラになります。
四字熟語の意味は
孔子が魯の桓公の廟(墓)で傾いた器を見かけました。
守衛に尋ねると「宥坐之器」といって、空のときは傾き、
ほどほどに水をそそぐと正しくまっすぐ立ち、満ちると覆るといいます。
孔子は人も同じく「知恵がいっぱいなら愚(のふり)で、
功績がいっぱいなら譲(謙譲)で、
力がいっぱいなら臆(臆病のふり)で、
富がいっぱいなら謙(謙遜)で正しい姿勢を守れ」と説いたという
故事からの語句です。
意味がわかったところで面白いもの発見しました。
是非このサイトで実際にトライしてみてください。
よくできてますよね。
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