牛伏寺(ごふくじ)は松本市の東山の山腹にある真言宗のお寺で山号を金峰山といい厄除けで有名な古刹です。
茅葺きが見事な如意輪堂と牛像
如意輪堂の中の奥に如意輪観世音菩薩坐像が見える。
薄暗い中に観音様はいらっしゃる、デジタルカメラならアップで明るく簡単に写すことが出来ます。
が、写してはいけない気がしますもんね・・・
6本の手で六道すべてに救いを差し伸べるといわれている観音様で、私は仏像のなかではとても興味を覚えます。
きっかけは松本市美術館で開催された「松本平の神仏」なる仏像展に行き、この牛伏寺と池田町浄念寺の如意輪観音坐像を見た時でしょうか。
浄念寺の坐像の展示はブースに一体だけ置かれ金色で艶やかな姿でした。
仏像の力なのでしょうか、私はその魅力にとりつかれてしまいました。
テレビの仏像番組をみて「和歌山県那智山・西岸渡寺」ご本尊の如意輪観音も見事で、それは魅惑的だと思いました。
出演していた谷村新司さんは「恋をしてしまう」なんて表現してましたが、そんな感じですね。
池田町の「妙念寺・如意輪観音」を再度拝見したく思っていますので、是非お詣りしたいです。
この牛伏寺のご本尊は十一面観音ですが、他にも仏像が多くて収蔵庫で観ることが出来ますが県下屈指です。
日本の寺院のご本尊は秘仏が多いわけで、ご開帳のときしか観ることができません。
さらに、何十年に一度ご開帳だなんて無理なんですがね・・・
こうして訪ねてみると、お寺詣りもいいものです。
これ、日本人の良い習性なのでしょうね。