安部首相は九州電力の会長らが参加する会食で川内原発の再稼動を要請されました。
首相は「川内はなんとかします」と自信たっぷりに返答したそうです。
福島第一原発事故の収拾の目処は不明のままです。
世論では原発再稼動には反対が根強いと聞きます。
もはや世論など首相にとっては興味はないでしょう。
集団的自衛権行使の無謀的な行為に比べれば原発稼動なんか検討する価値もないでしょう。
「国民を守る」と唱えるオウム返しの言葉はきわめて内用がない呪文と同じです。
以前は「美しい国、日本」を連呼していました、もう飽きたんでしょか?
中部電力が知事候補に裏金を渡していたことが発覚しました。
電力会社と政界の癒着が横行しているのでしょう。
私にとっては別に驚く事件ではありません。
私は以前、名古屋の火力発電所で配管工として働いていました。
会社は「00工業(有)」とさぞかし立派な名称でした。
しかし実態は日雇い労働者を集めて一人いくらで中部電力から報酬を得ていました。
当時、聞いた話では「1日あたり一人5万円」と聞きました。
私は2万円もらっていましが、中には6千円の人も少なくありませんでした。
名目は腕のいい職人は対価が高くないと集まらないと電力会社に認識させていたんでしょうね。
その中にはまったく職種の違う人や大阪のホームレスの人もいました。
私の会社の女社長は中部電力の役員さんと会食の接待やお金も渡していたらしいです。
おまけに女の武器も利用していいました。
忘年会でその役員さんを招待していました。
酒癖が悪いのは聞いていましたが、私と同じぐらいひどかったです。
私の妻(今は別けれています)も同席していました。
その妻の胸をもみながら「ええちちしとりゃす」なんて喜んでいました。
あげくには「発電所爆発するだぎゃ~」と大声でわめいていました。
私が「どうして?」と聞くと「仕事が増えておめえりゃも儲かるだで~わしもだが~」です。
そのときはみんな大爆笑で場が盛り上がりました。
いま思うと大変に恐ろしいことです。
そんな素人集団にまともな仕事ができる訳ないですよね。
ずいぶんとお粗末な工事を見て見ぬふりをしてしまいました。
ヤクザくずれの人が多いので私みたいな若僧が口出しすると暴力に変換されます。
いつ事故が起こってもおかしくない状態で発電所は稼動しているんでしょね。
原発でもそのような手抜き工事があるのではと心配してしまいます。
電力会社、請負業者、政権など癒着は我々国民の生命を奪う結果をまねくことになります。
安全性の定義が確立していない原発稼動は国民の生活の安全に重視していません。
集団的自衛権を平然と行う内閣は「国民を守る」理念から逸脱していると判断するのが妥当ではないでしょうか。
一部の愚かな政治家に我々の生活の破壊を推進させるのは断じて許しがたいです。
必ず、国民の怒りが爆発するでしょう。