頬をなでる空気が鋭くなってきて、おうちを出た瞬間に体が、ぎゅっと、小さくなる季節がやってきました。
太陽の位置が変わり、朝、市役所へ向かう道を見たら、なんだか寒そう。
ついこの間まで出勤時間に日を浴びていたサボテンや、
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しゅうめい菊が咲いていた道がすっかり日陰になったので、通勤を秋冬ルートへ変えました。
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駅前目抜き通りの平和通りは朝日に照らされて、
あったかいんだから~と、思わず声がでました
青々としていたケヤキが、これからはらはらと葉を落とし、冬の姿へと変わっていくのだなーなんて季節の流れにしみじみした今日の朝でした。
さて、甲府市移住定住コンシェルジュになっておかげさまで三ヶ月がたちました。
このブログは地元の方も読んでいただいていますが、
実家のお仕事である喫茶店を営んでいた私が突然の公務員宣言。驚いたと、よく言われます。
実は、お店をやっているからこそ、駅前の様子や住民をずっと見つめてきていつも思うことがありました。
お店は誰かにとって魅力的であればどこからかお客様が来てくださるかもしれません。
売り上げが少なくても踏ん張ればどうにかなるかもしれません。
いろんなアイデアを持ってイベントをしたら、その時は来てくれるかもしれません。
けれど、「かもしれない」ことに頼っていたらお店続くかな?商店街続くかな?甲府のまち、もつかな?
ひとつのお店がなくなることが、やがては甲府、山梨の経済サイクルに大きな影響を与えることになってしまうのではないだろうか。
10年後、20年後、まちはどう変わるだろうか?
私が暮らす甲府駅前は居住人口が少ない場所です。
通っていた小学校は統廃合され、なくなりました。
周辺の3校が一校にまとめられても私が通っていた頃の児童数にも満たない。
じゃあ、何をする?何ができる?
そんな思いをいつも抱いていて、色々煩悶していたタイミングに甲府市が移住に対するお仕事をする人を探していると聞き、これだ!って思ったのです。
煩慮を解消するために私も一歩を踏み出せるかもしれないって。
できることは少ないかもしれないけれど、できること、やってみようって。
だから、コンシェルジュになったのは突然だけど必然だったのかなって思っています。
この3ヶ月。
甲府に住む選択を検討されてらっしゃる方のお話を沢山聞かせていただきました。
こんな暮らしがしたいんだけれど、どこがいいかな?と、甲府という枠組みを超えたご相談にも沢山のってまいりました。
多岐にわたる相談内容にお答えしながら、同時に、甲府のポテンシャル、甲府の魅力どうやったら伝わるかなってこと考えています。
なにかが足りない、こんな情報ほしいって思ったら必ず誰かがそれを教えてくれます。
甲府にいるみんながそれぞれの場所でそれぞれに踏ん張り、支えあっているということを実感します。
そしてその支えのおかげで移住定住コンシェルジュとしてのお仕事ができています。
感謝の言葉しかありません。心から、ありがとうございます。
日々反省しながら日々精進します。
これからもよろしくお願いいたします。