こうふコンシェルジュでございます。

甲府のことを知りたいと思っていらっしゃる方!
甲府への移住を考えている方!
いまの甲府の情報満載でお届けします。

甲府の企業はどんな会社があるか

2018年04月10日 | いろいろ、もろもろ
【甲府で就職したい方必見のサイトができました!】



甲府は多くの仕事があり、そして優良な中小の企業が存在しています。

地場産業である宝石、貴金属、ワイン、甲州印伝、ブドウなどの外にも優秀な技能や人材を誇る会社がたくさんあります。

「就職活動していてもその会社がどんな会社なのか、どんな人達がどんな仕事をしているのか、わからないから難しいです」
そんな言葉を頂くたびに、いい会社あるんですよ!!!とお話をさせていただいています。

小さな会社でもやりがいのあるお仕事があり、そして少ない人数でも大きなお仕事をしている。そんな会社があって、
就職活動をしている時の求人票だけでは伝わらない魅力があります。


働いている人の生の声を聞けるリレーインタビューや

企業リサーチもあります。今回、このサイトを通じて、甲府にたくさんある企業を知っていただくことで就職活動にお役立ていただきたい!そして人材を確保したい企業にも是非PRしていただきたい、そう思っています!


まだまだ掲載されている企業は一部です。

働きたい方、人材を確保したい方、経営相談、創業をしたい、販路を確立したい、企業立地したいなどなど
個人から法人の方まで広くご活用できます。


農業に関することもこちらからどうぞ!

是非是非これをご活用いただきたいのですが、合わせて甲府の企業の皆さまにもこちらを利用いただき、情報をプールさせていただきたいと思っております。


サイトはHP甲府の暮らし方にリンク貼ってます!

https://www.kofu-sangyo.jp/

ご報告・1年9か月ありがとうございました。

2017年06月01日 | いろいろ、もろもろ
☆ご報告☆
2015年の8月より、1年9か月、多くの皆様に甲府市移住・定住コンシェルジュとしてご愛顧いただきました。本当にありがとうございました!
すごく楽しかったです。まず最初にこの写真を撮ったところから始まりました。1年9か月の間に見た目も少し変わりましたね。月日は残酷だ。


甲府市移住・定住コンシェルジュとして、最初はどうしよう、何を発信しようと結構手探りで始めたんですが、色々な方と出会えて、今ではかなり行政というよりは個人的目線をたくさん入れて楽しんでブログやフェイスブックは書いています。



移住定住って、制度のこととか助成金の事とか、そういうことも大切かもしれないけれど、結局はまちのことです。
いろんなことの要素があってだと思うんです。今日の天気も、今日の出来事も、ここの歴史も、人もいろいろ。だからたくさん移住の情報以外でも載せたいなーって。



甲府にお住まいのみなさんにも、もともと甲府に住んでいた方にも、甲府にこれから住もうという方にも、フェイスブックやブログを読んでいただいています。「いいね」の数だけじゃなくて、「読んだよー」「あれよかった!」「なつかしいです」なんて反応を直接頂けるのも喜びです。
初めてお会いする方にも「ずっとブログやフェイスブック読んでます」「これが楽しみで甲府に行こうと思っています」なんて言葉をかけていただけているんです。そのたびにしびれるほど嬉しくて喜んでいます。

だって、自分が住んで楽しいと思っている甲府のことを「いいね」なんて言ってもらえるって、身内をほめてもらうのと同じっていうか、すごく誇りに思えるんですよ。




 甲府の人もそうだけど、とかく地方に住んでいる人間は、自分のまちを考えるとき、色々比べるちゃう。
いつも人やお店のバリエーションの多さで首都圏だったり、観光ではがっつり商売っ気を出している地域だったり、そんなところと比べてしまう。ちょっと「今だけ」成功している事例と比較して、うちはだめなのかなーって。

多分、移住のお仕事についている多くの人や、まちづくりに携わる多くの仲間は、そんな思いと、どうにかしなきゃっていう思いを持っていると思うんです。全国各地で、なんかもやもやもやもやと。


でもそんなもやもや、やめたいの。

例えば、今日、市役所のトイレに紫色の素敵なお花が飾ってあって、それを見た時にいろいろな思いをめぐらしたんです。
この花はたぶん、畑やお庭の片隅でとれたものなんだろうな。それをこうやって飾ってくれる人がいて、それを見た時に、ああ、きれいだなって思えた。これだけで幸せ。家を出て、左側に甲斐駒ケ岳が見えて、すごく、きれいで。
朝近所の人に「おはよう!」って言ってもらえたことも。今日も暑いけれど、道で会った人と「暑いねー」なんて言いながら笑えることも。実はそんな何気ないことの重なりがたくさんある事のほうが重要で、機微を自分の周りの人たちと分かちあえるような、人と人が近いまちであること以上何があるんだろうなって。こんなこというと、まちづくりわかってないとか、店がつぶれるとか、そんなんで移住してくる人いないよ、とか言われるかもしれないけれど。



「ないない」って、何があったら「ある」っていうの?っていう風に普段思っているんですね。ないからダメなんてことはないしなーー。そう思うんです。
みんなが色々できる余白がある。その余白のチャンスをつかむために自分で頑張れる。
手を伸ばせば素晴らしい山や自然がすぐそこにあって、それでいて便利はちゃんと揃っている。
求める人にはそれを補完することができる別の場所にも近い。全てがそこになくても、いいんですよ。

そう考えたら、甲府って、すごいなって。



私はみんながそれぞれ自分たちが住むまちを楽しんでほしいし、誇りをもっていて欲しい。
自分の住むまちが自分を作ってくれたって思えるように、どこに住んでいても思えたらいいなって。



で、私は辞めるわけではなくてですね、今日より、名前を「こうふコンシェルジュ」と名乗ることになりました。

移住のこと、こうふ開府500年のこと、まちのことを発信していきたいと思っています!このまま移住のご相談も引き続きお願いします。

「いじゅーていじゅーこんしぇるじゅーー」と韻を踏めるこの名前もいいんですが、こうふコンシェルジュとして、甲府の価値を見つけていこうと思っています!

まずはKOFU500Heritagingっていうページに「こうふコンシェルジュ的こうふ開府500年」という感じで甲府の今昔を発信をまとめていきたいって思っています。
このブログは移住に直接かかわることとか、まちについて思うことを書いていくのがいいかなーって。少し住みわけをしていきます。あっちもこっちも書くけれど、両方読んでくれたら幸せです。


いろいろ教えください。
支えてもらえなきゃ、私、一人じゃできない。
これからもこうふコンシェルジュをよろしくお願いします。



こうふコンシェルジュ
成澤治子




スクープ!?かわらばん??やばい、もしかしてこれ、第一報???

2017年05月29日 | いろいろ、もろもろ
興奮しすぎて鼻血がでそうでごいす!

出勤途中でやばいもの、みちゃったでやんすよ!!あっしはこういうネタは人様のゴシップ同様大好物でして、どうも血沸きたつんですよ。おいおい、こりゃこりゃ、早くおみんなさんにお伝えしなきゃと思ったっつーこんで、小走りでお役所に向かってたんですよ。


そしたらですね、白い帽子を頭にのせて、麻のジャケットを羽織って、のんびり朝日を浴びながら歩いているまちのお旦那さん風情の父親が偶然市役所の向こう側から歩いて来るのを見かけちまったんですよ。

さささっと駆け寄り、「おとっちゃん、あそこのあれが、あれして、ごにょごにょごにょ」って伝えたら、「おっと、そりゃ、ビッグニュース!行ってマイル!」とそそくさと「あそこ」に小走りで向かいましたでござる。



って、なんだか、興奮のあまり、時代言葉と方言が入り乱れめっちゃクチャになってしまいました。だって、仕方ない!なんたって、今朝、私、見ちゃったんですもん。
新聞だったら
「甲府城の石垣遺構発掘!二の堀のアウトライン解明へ!」って見出し付けちゃいますよ!山梨のお米、お米が!!!そこに!って。



ふーーー

ふぃーーーーーー

よし深呼吸。


はい、
説明します。


甲府駅からほど近く、信用金庫があった場所。今からここに山梨県の駐車場が出来るところです。山梨のみなさんには通称たこ公園という名前で知られている橘児童公園の隣の発掘現場から、甲府城の石垣が出てきました。


先週そこを通った時には確認できなかった「石」が見えていました。だから、あれ?と思って、聞いてみたんです。そしたら、山梨県埋蔵文化財センターの方がすごくうれしそうに事務所に地図を取りに行き、私に説明してくれました

この石垣は甲府城の中、そのころの民から集められていた「お米」が蓄えられていた「御米蔵」があった場所で、その蔵の一部だそうです。

実は私が子供のころから普通に通っていた道は江戸時代からもあった道で
この先のたこ公園のところにお城から出る「青沼町口」っていう門があったそうです。
この道を基準に見ると、間違いなくここはお米蔵。

で、今回出てきた石垣は、信金の駐車場や植栽部分になっていたところだったので鉄筋をぶち込まれることなく、当時のままの姿が見えてきたのです。

甲府城の遺跡というと、我が家の斜め前にあるホテルの建設工事の時に出てきたのですがそれより南西方面では初めてっていうのだからびっくり!


たこ公園のところを流れる川が「二の堀」と言われていますが、このまま発掘をして石積みのアウトラインがわかれば当時の二の堀がどんな風だったのか、甲府城の調査研究の大きな前進になるそうです。

甲府城の石垣は自然石をそのまま積み上げる「野面積み」と言われる積み方です。
ここで出てきた石垣は石が水平になるように積んである「布積み」のように見えています。
これは甲府駅から伸びる道が緩やかな傾斜になっているのはわかると思うのですが、この当時お米蔵を水平に建てるために角度の調節をしていたのかもしれません。

あ、ちなみに当時の地面は今の地面より1メートルくらい下にあったそうですよ!



甲府駅前周辺は建設工事をする時、発掘作業も同時で行う場所です。それは甲府城があったところだからです。

丸の内、中央、北口、朝日という住所のところは、お城があり、武家地であった場所。今ではこの大いなる田舎のいち都市部という位置づけでいろんな建物が建ってます。

昭和時代の一時は「縄文」の遺跡ばかりに目が行き、自分たちが暮らす少し前の時代の遺跡に目がいかなかったそうです。もったいない。
「甲府城」の成り立ちなどを解明するための検証のもとになる遺跡などがその時に失ってしまっていますから、こうして、今はビルや建物の建て直しの時に調査して、記録を残すことをしているのです。



ここからまた丁寧にスコップで掘り起こし、たこ公園のところの二の堀までわかったらなんだか楽しい!
そして、この甲府城下町絵図を持ちながら今の甲府を歩くともっと楽しい!


こうなったら、甲府城建設前の遺跡も掘り起こしてみたらいいのに!って思うのですが、どうでしょう?
ローマのフォロロマーノならぬ、フォロコウフーノ見てみたい!!!!




GW版あなたはどこへ行く?私はここへ連れていく甲府ツアー 

2017年04月28日 | いろいろ、もろもろ
「晴れたから出かけよう!午前11時15分くらいに出発ね!」

天気を見てから動くようにしている。晴れかどうか、それによっても見える景色は違う。

前日までの東京出張で疲労困憊。目覚ましをかけず起きたら9時を過ぎていた。

家でゴロゴロしてようかなとも思ったけれど、それより効き目のある疲労の抜き方を私は知っている。



11時15分に車に乗り込んだ。まずは、湯村温泉郷を目指した。「温泉郷」って言ったって、甲府駅からだったら、10分そこらで行ける。

100、200、400メートルくらいの深さのところからお湯が沸いてて、その層によって成分が違う。源泉は8本もある。
一日にドラム缶5976本分も温泉が湧いて出てくるっていうんだから、うらやましい!

鷲が何度も降り立ったところに湯がわいたとか、全国あちこちで弘法大師の伝説が残っているけれど、ここも大きな岩を弘法大師がポンと杖でどけたら湯が沸いたとか、そんな言い伝えがある。湯権現のある所に登ってみるのもおもしろい、けど、今日は車でスルー

温泉街を抜けると厄除け地蔵で有名な塩沢寺も見えてくる。見事な松の植栽。ここには955年開基。って、いったいどんだけ古いんだっていう歴史。境内のちょっとしたところに隠れたように手で持ち上げることができるサイズの仏像があるはず。


湯村、塩沢寺を抜けて、そのまま山宮方面へ。新緑がきれいすぎて、もう途中下車して、何枚も写真撮りまくり!これから見えてくる景色がもっとフォトジェニックなのに撮りたくなる!!!




山宮ハイタウンの景色のいい住宅街を抜けると「武田の杜 千代田湖方面」を示す小さな看板が出てくる。そこが別世界の入口。



木漏れ日が



山桜が、小鳥たちが、空気が!


歩いている人がちらほらといる。ここは住宅街の続きの山。お散歩道だから歩いてくるのもわかる。





ちょっとした展望フロアもある。


サイクリストがずっと盆地を眺めてた。



こうやって少し高台から景色を見ると、甲府盆地の広がりがよくわかる。
南アルプスの前山のふもとまで見える

何を見てるのかな。見てるけど、見てない、そんな感じなのかな。見つめて座っていたくなる気持ちもわかる。


ここからさらに山を登ると、武田の杜というエリアになる。トレイルランニングの場所としても人気な場所。


ケアホームのお年寄りが日向ぼっこをしながらお昼を食べてて、なんとも幸せな光景。

ソメイヨシノはすでに咲き終わっているけれど、花弁が赤く残っていて、なんとも素敵な感じ。



武田の杜。
ここは

武田の杜森林セラピー基地「健康の森」
森が人を癒す場所。全国で62の森が認定されている。山梨では西沢渓谷とここだけ。





















鳥の巣は甲府の小学生たちが作ったもの。あちらこちらに。


生きた、教育。本物の自然の中で。貴重な教育。


眼下には甲府盆地。


そうそう、武田の杜の中には今、山菜がいっぱい。ゴールデンウィーク中に、山菜を楽しむ会もあるらしい。

武田の杜の坂を下ると見えてくるのは千代田湖。
ここは、甲府のため池。別名丸山ため池

こんなのどかな風景が広がる地域、帯那地区。




この地域はまちでホームページを作っている。写真は見事なものばかり。ホームページを作って見せたくなる気持はわかる。
「豊かな」という言葉が似合う場所だ。
地域外からの登校も可能な少人数小学校、甲府市立千代田小のたたずまいのかわいらしさもたまらない。

千代田湖を通り過ぎて少し北上する。すると、周りの山の岩肌が気になりだし始める。
明らかに、違う。
なんたって、ここは国の名勝、昇仙峡。ここ一帯は水晶の産地。江戸時代から栄えていたそうだ。
この日は甲府市内のほうとうやさんが店をならべるほうとう祭りをしていたから少しだけ食べた



観光客でにぎわうところは、また別の機会にということで、御岳そばを食べに昇仙峡から数分先にある甲府の水がめ、荒川ダムへ。ここも水源の森100選の一つ。

森林、水晶、そんな大地をしみとおった水が集まる場所。イギリス製のめっちゃ高い大型バイクや日本製のめっちゃ高いバイクに乗ったツーリングのグループもたくさんきている。そりゃ、そうだ。こんなに暖かくて、気持ちのいい季節。天国気分。まだまだ八重桜もレンギョウも咲いていて、とってもきれい。



ダム岸のお蕎麦屋さん。
おそばも、おもちもテラスで食べると、おいしさ倍増!




おなか一杯だべたところでちょっとダムを遠景で見たくなったので、知らない道を入って山の上を目指してみた。ダムが眼下に見えた。その向こうには南アルプスも見える。

ぐんぐん、ぐんぐん、もしかしたらこの先にもっと驚く景色があるかもしれない。

そう思いながら車を進めた。この一帯は林業の地域らしい。工事の様子はあるけれど、休みだから
車は一台も来ないし、なんだか不安になる。


道はどこかに続いているかなと思って、路肩に止めて、地図で見てみると、昇仙峡の脇に出るらしい。

「行ける、行ける」と思って突き進んだら、どーんん!!と車がバウンドした。

舗装と未舗装の境のところで少し車体が落ちた。道なき道を行くのは興奮するけど、怖い。若いころなら、行っちゃえ行っちゃえ!ってなったけど、大人になってきたので、Uターン。


と、いうことで仕切り直しで、「金が成る木の金桜」として崇められている「鬱金の桜」を見に行く。

昇仙峡を登りつめた地に鎮座する金峰山をご神体とした「金櫻神社」。縁起は2000年前という。

ここはまだ、ソメイヨシノも咲いていて、やわらかい春が来ている最中。

石段を上る途中、それはもう、圧倒的な迫力の大きな杉の木立が出てくる





これが、金の成る木・・・咲いてない。たぶんGWが一番見ごろかな。やっぱり金運は私につかないのか・・・

せめても小銭でもと思い境内にある同じ種類の咲いた桜を拝む。


この金櫻神社のある地は、甲府市民に開放されている御岳文芸座がある甲府の宮本地区。
御岳文芸座は集落の真ん中に位置している。

あれ、写真を撮っていたら、校舎が日陰になってる。山間は日が暮れるのが早い。
よし、家、帰るか。


宮本地区から、急いでうちに帰る。甲府駅前に家に着いたのは17時。6時間弱の甲府ツアー。


東京出張でこわばった身体が緩み、すうーっと私のメーターが真ん中の位置に戻る、そんな感覚になる半日だらだらドライブ。


山の色、花の色をたくさん目に耳に肌に焼き付ける、こんな一日コース。ゴールデンウィークにいかがですか?











今から498年前、ここに!!!!

2017年04月25日 | いろいろ、もろもろ
中央線の電車に乗るときは右側に座席を指定します。
それはもちろん、車窓から富士山を見るためということもありますが、この季節は桃の花を楽しむためでもあります。

標高が高いところは咲いているけれど、平地はもう咲き終わっていて、その代わり、ブドウの新芽が出始めている様子がわかりました。善光寺、横根を過ぎたあたり、山側を見ると、芽吹きでもえていました。

春の山の色を何色って言ったらいいのだろう、目に入るそれぞれの色の名前を呼ぶことが出来ないのがもどかしいですね。


石和温泉駅の手前に広がるブドウ畑が出てきました。

急いで写真に収めました。
なぜならここは甲府の歴史の大切な場所。いや、山梨にとって大切な地域です。
写真を大きくして見れますか?大きなお蔵が続き、そして木立が見えるところです。

甲府市移住定住コンシェルジュのフェイスブックページに、「ここはどこかわかりますか?ここに何があったでしょうか?」と載せてみました。

「石和手前あたり」と富士山の形でわかる方もいらっしゃったし、
偶然にもこの木立の下の畑の持ち主の方からもコメント頂いて驚きました。

「成澤城ですか?」とわたしの名前を付けたお城をおっしゃる方もいたのですが、実は、これが一番近いのです。


ここ、実は、武田家の館跡なんです。
武田信玄公の曾祖父、信昌が築いたとも、父、信虎が築いたともいわれています。

今ではここに残された「川田館跡」の看板のみがその事実を今に伝えています。


この地は近くの笛吹川の度重なる氾濫があったらしく、川田の館も例外なく、上流から流れてくる川の水や砂によって幾度も被害にあったそうです。

もしかしたら、信玄公がその後、治水に尽力して、国土を守り、農作物の生産を上げようとしたのもこういう先祖の苦労や、民衆の声を聴いたからかもしれませんね。





ここで、みなさん、何かおかしいって思いませんか?
武田氏といったら甲府駅北口を山に向かって登ったところのイメージありませんか?

要害山、積翠寺、そして武田神社の周辺を思い出しますよね?



実は信虎はこの川田の館から、居館を変えたのです。それが躑躅ケ崎館です。現在武田神社はその一部です。



躑躅ケ崎館は東と西、それに北の三方を山に囲まれた立地。唯一南に開けてなだらかな傾斜になり、どこに誰がいるか手に取るようにわかる、大自然を防御に使える天然の砦です。武田神社周辺にいらしたことがある方なら想像できるかもしれません。


ここに移り住み、「府中」(政治の中心地)を築きました。ここを拠点に各地に点在する豪族を従え、統一していく(ちょっと言い方が極端かな?)
それが皆さまおなじみ、信玄公祭りでみる24将ですね。24将の屋敷はこの躑躅ケ崎館周辺に築かれました。屋敷の名残や空気を今でも武田神社周辺で感じることが出来ますよ。


そうです、ここが甲斐の国の府中。
甲斐の府中ということから「甲府」と名付けられたんです。
川田から躑躅ケ崎に移った翌年に書かれた文書には「甲府」の文字が見れるそうです。

そしてそれが1519年、今から498年前の事です。




甲府は2019年に開府500年を迎えます。
このシンボルはそれを記念して作られました。


今から498年前に信虎公が築いた「甲府」

よく、移住のご相談をしている時に甲府のことを「時代を重ねて、文化、歴史がしみとおり、時代がつながれているまちですよ」というのは、こういう長い積み重ねがあってのことです。



「つなぐ歴史 かがやく絆 こうふ開府500年」という言葉の通り、今度はこれから来る100年、200年、いや500年後に向けて甲府というまちを絆でつないで行けたらなーと思っています。











甲府の暮らし応援MAP!スタッフロール

2017年03月31日 | いろいろ、もろもろ
「甲府の暮らし 応援MAP」を移住希望者はもちろんですが、甲府にゆかりがある人にたくさん見てもらっています。

甲府で一時過ごした方にとっても、思い出をたどったり、甲府の暮らしで感じたことを思い出せたりするからいいと、好評を頂きました。

「そうそう、スーパーマーケット全然わかんなかった!」
「お葬式なー、あれはびっくりした」
「バスの路線図がこうやって地図に入っていたらもっと使ってたかもなー」
「川があるからどこの橋を渡れば近いかとかわからなかった」

「この地図、あのころ欲しかった!」
お世辞でもそんな風に言ってもらえる度に、内心、やったー!!!と、いや、うちに秘められるタイプではないので、にっこにこになっています。

ああ、これを移住相談を受けた人だけでなく、甲府に新しく住むことになる人にも、住んでいる人みんなにお渡しすることが出来たらなーって思っています。





この地図を作るに当たっては、たくさんの方のアイデアとお仕事が入っています。

かわいい子もかっこいい人、そしてそれなりの人(笑)もいますから、ご紹介させてください。



ということで「甲府の暮らし応援MAP」スタッフロール、解説付き。

制作・ニュースコムさん。

こちらはデザイナーのみなさんです。アイデア、デザインはほんと、力がないとできないことです。どの世代もおいてきぼりにしたくないという気持ち。それをデザインにするって難しいって常々思っているんで、地図に情報を落とし込んで、データがまとまったとき、不安な気持ちが吹き飛びました。

打ち合わせ中、どうしても脱線して話が飛ぶ傾向にある私をまとめて、そして汚い字、まとまらないデータを作り上げてくれました。



保育園、認定こども園、児童センターなど、お子さんにかかわる施設を担当してくれた、こども未来部のはるかちゃん照れて顔を隠しちゃいましたが、とってもかわいい。保育園、認定こども園だけでなく、認可外の保育施設全部チェックしてくれました!どこの保育園に行くか考えるとき、地図で見るのは重要ですから、子育ての目線を落とし込んでくれました。



甲府市内にある大きな公園から小さな公園まで。小さな一坪ほどの公園のような緑化スペースまで地図に落とし込んでくれた建設部の石川さん西庁舎の咲き始めた桜の前で撮ってくれました。公園はこどもの遊び場、地域の憩いの場というだけでなく、防災の面でも生活に密着して大切な場所です。移住先の目の前に公園があったら、その緑の借景もできるし、ゆとりの空間と感じれるから必ず入れたいんです、という思いに応えてくださいました!


バス停で待っている人ではありませんよ!交通政策課のドバ。廃線になったり、名称変更されたりするバス停をひとつづつ確認してくれました。自らバス通勤をしていますよ!甲府から首都圏に通勤・通学定期券の2万円補助のお仕事もしているので甲府移住の大きなバックアップをしてくれています。


生活に欠かせない、「道」について落とし込んでくれたのは建設部のきくちゃん。顔隠しすぎ。名前も隠してくださいと言われましたがだしちゃいました。今建設中の道路や、建設予定の道路、スマートインターチェンジの場所などを地図にしっかり落とし込んでくれました!普段から家の事、マンションの事、移住者の住まいに密接な都市計画についての相談に乗ってくれています。



甲府市に移住するということは、甲府のどこかの地区、自治会の範囲のなかに暮らすことになります。市と市民を結ぶ市民協動室の秋山さん。
地名、地区名、自治会などの事、チェックしてくださいました!甲府って31の地区と520の自治会がありますがその地区名やまた地名について見てくれました。地域を知ることの大きな一歩はまずその「名前」からですものね!


この若者たちはLLCまちづくり甲府の3人です。山梨中央銀行、甲府商工会議所、甲府市役所、関係商店街協同組合等で作っている「まちづくり会社」。若い力で「甲府のまち」の古くて新しい姿のために奔走しています。甲府のまちなかについて、「これは外せないよ」っていうものを書き込んでくれました。


県庁の方にも確認してもらいました。残念ながら、この写真に写っていない方たちがいらっしゃるんですが、こちらの総合政策部人口対策課のみなさんと日々連携して山梨移住、甲府移住を進めています。普段移住に関するお仕事をしている方たちですから、これはいる、これはいらない、という目線で見てくださいました。課長は山梨に転勤でいらしているのでこの地図お渡ししましたよ。



そして、最後はわが地域振興課の仲間です。
(若手が一人写っていないのですが)見てわかるようにみんな初老です笑
小さな文字を見ることは大変な作業でして、目をしばしばさせながら、この地図にかかわる全てを確認してくれました。
ここをこうしよう、こういうほうがいいかもという言葉、やりたいことをやっていいぞ!という言葉、全てやる気の素となる言葉を掛けてくれながら、作りました。仲間と呼んでは失礼になるかもしれないくらい大先輩。先輩たちがいたから、私が「地図作りたいので見てください!」なんていう新しい業務を増やすようなことを他部署の方達にしても協力してくれたと思います。



と、こんな感じでMAPは大勢のみなさんで作りました。

ここに写っていない人もたくさんいますが、

改めまして携わって頂いたみなさん、ありがとうございました!感謝です!





さて、今日は3月31日。2016年度末です。



今年、甲府に移住された方、去年甲府に移住された方、そして、これから移住をしようとされいる方、移住してみたいと思われた方、私がお話をさせていただいたすべての「甲府移住」の方、お話をさせていただきありがとうございました。


思っていた暮らしはできていますか?


新たな暮らしを思い描け始めましたか?



今は数年前のご自身が想像していたことですか?
まさか山梨に、甲府に、移住をしているとは!と、過去の自分は驚いているかもしれませんね。

それもすべて自分にまつわる人のためだったり、自分の行動の「まま」に動いたりした結果です。

また数年後のご自身が移住した今を振り返って「あの決断は良かったんだ」と思ってもらえたら幸いです。



そして、引き続き、よろしくお願いします!またお話しを続けていきましょう!




さて。ここからちょっとだけ、私にまつわることを。というかこのお仕事の仲間の話をさせてください。



私が甲府市移住定住コンシェルジュになってからずっと一緒にお仕事をともにしてきた課長と係長、そして参事が異動です。

楽しくて、楽しすぎて、うん、楽しかったとしか、言えません。




組み合わせの妙っていうかこの仲間、最高です。



これからまた新しい仲間と変わらず楽しく仕事をしていくけれど、この仲間の地域振興課イズムを忘れずに、頑張ろうと思います!!!!

改めて
ありがとうございました!これからもよろしくお願いします!心からの感謝をみなさんに。

楽しかった!!!!




今年度も今日で終わり。一年楽しくお仕事させてもらえました。ありがとうございます

移住相談にいらしていただいた皆様、ありがとうございます

とにかく感謝です。ありがとうございました。


新年度も
日々せわしなく過ぎる暮らしの中でくだらないことで笑ったり、共感したり、誰かの事を考えたり、空が美しいと思えたり、花がきれいだと感じることができたり、鼻先をくすぐる香に季節を感じたり、そよぐ風の心地よさに、ふと、気持ちが緩んだりすることができるように。

なんとなくゆらゆらとできて、背中の張りを抜く瞬間を一日のうちに一回でもいいから持ってるように。


そして、また、新年度、よろしくお願いいたします。







2017 鶏鳴暁を告げる

2017年01月04日 | いろいろ、もろもろ
窓の外を見ると、まだ夜の気配が満ちて静かで暗い。温かさに包まれていたい気持ちにいつもなら引きづられるところだけれど、今日だけはそれを断ち切ろう。急いで着替えて家をでた。



平和通り沿いにそびえるデジタルの時計が際立って見えるほど、まだ薄暗い時分。


吸い込む朝の空気が冷たくて、体に溜まった去年の気配を吐き出し、新たな気を取り込んでいると、呼吸にも何か意味があるような気になってくる。


ぴりりとした空気に包まれている舞鶴城公園到着。




そして初、富士山を礼拝
今日の富士山は、見るのではなく、礼拝と言おう。
天守台には、思っていた以上の人がいた。

6時50分




6時59分

西を望むと、頂きの雪をまとった南アルプスが赤く燃えている。


7時8分


7時11分

南アルプスの前山の麓まで日が差し込んでいる。



そろそろだ。

鶏鳴暁を告げる。


7時15分。


明けましておめでとうございます。甲府。
甲府から明けましておめでとうございます!





朝日に包まれる甲府盆地です


と、いうことで、改めまして

明けましておめでとうございます

今年も皆様と、あそこで、ここで、お付き合いよろしくお願いします!



2016 yearned

2016年12月30日 | いろいろ、もろもろ


今年はどんな一年でしたでしょうか

毎日の繰り返し、一年の繰り返し、それが人生ですが、一年の終わりに今年も楽しかったと感謝の気持ちが持てたなら、それで良いんだな、って思えるようになりました

今年もありがとうございます
感謝と感想をラジオではなしました
こちらをクリック
してみてください!



猿君がそろそろさる準備してます


改めまして、今年もありがとうございました!
また来年も変わらぬ美しい日々が過ごせますように!

よいお年をお迎えください

女性が子育てをする場所

2016年12月08日 | いろいろ、もろもろ
昨日、山梨県子育て体験ツアーでいらしている5人のママさんにお渡ししたいものがあり甲府のお隣笛吹市へ行ってきました♪

新宿を8時に出て、甲府市内の認定こども園を見学、それからお隣笛吹市の温泉施設で、温泉を楽しんだり、ヨガをしたり、地元の奥様方と触れ合うという
ツアーです。今回5人のママさんが参加されていました。

お渡ししたかったものは、移住ノートや各種パンフレット、甲府市子育てガイドブック、それに甲府市内の子育て支援センターの一覧です。子育てガイドブックの中にも一覧になっていますが、これだけが単体でまとまっていると見やすくて、連絡もしやすそうです。


私は子育て経験がないのですが、多くのお友達が子育て中に抱えていた悩みや不安って、誰かに「聞いて貰う」「相談する」ことで、すぐには解決しなくともやわらぐような気がしていました。

日中、ご主人がお仕事している間、赤ちゃんと二人きりで過ごすことが多くて、「あれ、私、ずっと大人と話してない」「だれか悩みを聞いて欲しい」と言っていた記憶があります。一瞬も目を話せない赤ちゃんを抱えながら、お仕事をしたり、その間に家事もしたり。24時間気を張りっぱなしという状況だったなと。不安を共有すること、息を抜くことを何よりも求めていたなと。

移住という形でなくても、とかく女性は人生を送る場所は自分で決めることがあまりできないのかもしれません。
お嫁に行った先で、ご主人の転勤先で、実家も遠く頼る人も居ない中で、慣れない土地で子育てを頑張っているように思います。



この子育て支援センターは子育てママさんたちの憩いの場。
ほっとひと息つける場所です。一人ではない、そう思える場所かもしれません。



このチラシに書いてある
「子育てをする中で、悩みに共感し、成長を一緒に喜びあえるような関係をお家の方と築いていけるようにしています。近くにあるからこそ、ちょっとよれるような場所でありたいと思っています」



地域ごとにこれだけある甲府市内の子育て支援センター。

先生と一緒に楽しめます。手遊び、読みきかせ、ふれあい遊び、
お外でのびのび遊ぶこともできます。0歳から就学前までのお子様とその保護者の方が利用できて、妊娠中も、おじいちゃんおばあちゃんも利用できます。

甲府に移住していらしたら、保育園、幼稚園だけでなく、こうした子育て支援センターも積極的に利用してみてください。
ママにもお子さんにもお友達ができる素敵な場所であると思っています。


大学生がいるまち。まちなか学園祭。

2016年11月11日 | いろいろ、もろもろ
自分が学生だった頃。

毎日楽しくて楽しくて楽しくて仕方なく、あそこお店ができたから食べに行こう、あそこにクラブができたから踊りに行こう、そんなことばかり考えて学生の本分そっちのけで、大人に混ざって大人のフリをしていた気がします。

せめても、学生が集うサークルやクラブ活動をしていたらよかったけれど、そういったものにも一度も入らず呆けていて、同じ世代が何を考えて、何が足りなくて、なんて当然考えたこともなく、悩み事も半径1mくらいの出来事でした。

当然、まちを好きになるとか地域のことなんて全く考えてもいませんでした。自分のことに重ね合わせると、大学生の私がそこのまちにいたことを知る大人はいなかったと思うし、学生十把ひとからげな扱いだったよなーなんて。私が当時感じていたその「足りている」ものは、刹那的なまやかしに過ぎなかったと今は気づいています。


このお仕事をしていると、多くの甲府の大学生の活動に触れたり、話したりする機会が多くあります。
学生たちから「甲府のまち」「まちづくり」そんな言葉が多く出てきます。
甲府で学ぶ学生の意識の高さは驚くものがあります。
大人が与えてくれる場所だったり快楽だったり、ではなく、自らの手でそれを作りだそうとしている志の高さがあるな。そう感じています。




と、前置きが長くなりましたが、この週末、11月12日(土)
「まちなか学園祭」が開かれます。



今年で三回目を迎えるこの学園祭は、山梨大学、山梨県立大学、山梨学院大学の各大学で、まちづくりに関する学科やサークルに所属している学生たちがこの甲府のまちの活性化についての取り組みを甲府のまちのなかで発表でするものです。

それぞれの活動研究発表やイベントがあります。

こども向けの縁日「YGU子供祭」では、甲州弁カルタや、ビンゴ大会などをしながら楽しく甲府のことを学べます。
一日限定の「ふらっとまちなかcafe」では、ジュエリーワークショップ、アクセサリーワークショップ、アコースティックギターライブなど。
スマートフォンでの写真撮影のレクチャーを受けれる「風景散歩~ちいさい甲府を探しに」は、甲府のまちなかで見える「最高の一枚」を撮り歩くと言うものです。


詳しくはまちなか学園祭HPをご覧ください。


甲府というちいさな「まち」だからこそ、学生の可能性も沢山あります。
学生がスポットを当てるものが何か、求めているものは何かを楽しみながら知れる機会は、今の甲府を知る機会かもしれないですね。


あなたはどこへ行く?私はここへ連れて行く甲府日帰りツアー!

2016年09月05日 | いろいろ、もろもろ
11時13分到着の特急あずさに乗って彼女は甲府へやってきた。

人混みの中に見えた彼女をわーいと改札で迎えて、そのまま甲府駅北口に向かう。線路沿いにある甲州夢小路へ。



甲府で過ごす休日を実感してもらおうと、まずは一杯のウエルカムドリンクを飲んでもらった。



山梨のワイン、日本酒がどれも一杯432円。グラス一杯から飲めるここは新酒のシーズンになると置けないほど用意するらしい。

彼女には甲府駅すぐそばにあるワイナリーのワインを勧め、私はぶどうジュースで乾杯。ここ甲州夢小路にはワインはもちろん、甲斐絹、和紙の製品、美味しいもの美しいもの、レストラン、バー、最近人気のトレランのお店まである。


アクセサリーショップへ入った。甲府は水晶の産地で宝石製造は日本一。だからとっても安く購入できる事なんかを話したら早速彼女は可愛いクリスタルのワインポイントネックレスを買ってその場で身につけた。
いつも旅行にいくと、そこでアクセサリーをお土産として買うそうだ。



夢小路を出て、線路沿いを歩いた。


踏み切りのところにあるお餅やさんできび大福とみたらし団子を買って舞鶴城公園へ向かった。
ここのお団子は子どもの頃から食べていたもので、ずっと手作りの変わらない素朴な味だから、ちょっとおなかに入れとこうっていう時には最適。


これが山梨県名の由来になった「やまなしの木」だよ、なんて説明をしつつ、城内を散歩。


天守台が工事中なのとあいにくの天気で山の連なりを見てもらえなかったけれどそこから、お団子を食べながら市役所や県庁、甲府のまちのことを俯瞰から見ながら説明した。


舞鶴城公園から県庁へ。甲府駅北口の図書館・山梨文化会館・藤村記念館もそうだが、県庁も時代ごとに違うの建物が揃っているから結構楽しい。
県庁別館の内部も見せた。階段や踊り場のしつらいなんかも。こんな家に住みたいって言う説明をしながら。


昼ご飯は景色とともに、絶対都会にはないところに連れて行きたかったので、順番は逆になるけれどまずは先にデザートを。
小瀬スポーツ公園のそばなので、我が家から車に乗り込んだ。

甲府駅から車で15分ほど。洋蘭園に併設されたカフェでこの時期に出している桃かき氷がデザート。
よく見て欲しい。桃そのまま。それに究極の甘味、コンデンスミルクをたっぷり。これぞThe Yamanashi かき氷。数年前にこれ食べた時、高らかに「かき氷オブザイヤー」宣言を勝手にさせてもらった。
これまでこれを超えるかき氷を食べたことない。初夏にはイチゴかき氷もある。
どうしても食べて欲しかった。っていうか自分が食べたかった。


そして、車にのって、ナビを甲府市黒平町へセット。

甲府の国道20号を走って、いわゆる郊外のまちなみも見せつつ、平和通りを北上して、甲府駅を越えて、千代田湖を越えた甲府の水がめ荒川ダムを越えて、渓谷美の野猿谷をずんずん山を進んだ。もちろんその間は二人で色んな話。

彼女は普段東京有楽町のふるさと回帰支援センターで静岡県の移住相談に当たっているいわば移住のお仕事の先輩。
お仕事の話、人生の話、まちのはなし、色々いろいろ話しながら。



話していたらあっという間に到着 甲府市北部、黒平町。

せっかく甲府に来たのだから、甲府の色々な顔見せたくて。


お店のしつらいがまたよくて力が抜ける。
お店の裏にはまだまだ暑いのに、なんだか秋が来ている。この景色、贅沢だな。

こういうところへ来ると写真を撮りたくてとりたくて仕方なくなるから客人ほったらかし。

写真を撮っていたら料理が出てきた。

山菜盛り合わせ。滋味あふれる味わい。全部味付け違うと考えたら、ほんと手が込んでる。
花豆。とっても大きなお豆さん。
岩茸のおひたしに、梅
刺身こんにゃく。山椒のピリッとした辛味噌みたいなものをつけて。
そしておそば。


ここの店主は甲府駅から5分くらいのところのマンションに住んでいる。ここへは車で通勤している。

この周辺の話や、昔あった集落の様子や、ここで開催される音楽会のことなんかを聞いた。話聴きながらここら辺の古民家を別荘にしても同じ甲府市内で近いし、いいよなーなんて少し思ったり。

食べ終り、山を下る途中で川に降りた。

  
ひんやり冷たい川に足を入れたら体の温度も少し下がる。
透き通る川の水、白い岩と灰色の岩が混在していて、そこに深い緑が覆いかぶさるように縁取っている。

子どもの頃、甲府市の教育委員会がやっていた小学生対象の地学教室で勉強した私はこの石英たっぷりの花崗岩とページのように割れるのは玄武岩だったかもなんて、石をみてちょっとわくわく。


川底が見える透明感のある川の流れの揺らめきとその音を聞きながら
このまま何時間も、そこにたたずむことができるなと思いつつもここを出た。


行く先はこの場所と山筋が違う甲府の要へ。ご飯食べて、川で遊んだら、次は汗を流してもらおう。

武田信玄公が産湯を使ったとされる積翠寺にある温泉の露天風呂へ。甲府盆地を眺めながら、ゆったりと入りここでもあーでもないこーでもない話し、身体がほてったところで屋上のテラスへ移動。

まだ夕暮れには早い時間だけれどここで彼女はワインを、私はぶどうジュースで乾杯。
甲府盆地を扇にたとえたら、ここは扇の要。それこそパワーが集まる場所。
考えてみたら昇仙峡一体は水晶の産地だし、猛烈パワースポットだよね。もう、パワーギンギン。

日が暮れてきたところで、盆地の底へもどり、ほんとは駅前のおそばやさんで甲府とりもつ煮を食べてもらいところだけど、彼女は「次も来るよ」といってくれたので、つけそばを食べてもらった

これも私が子どものころからの甲府の味。太麺に醤油と酢の絶妙なバランスのスープが絡む。これも実は自分が食べたかったという。



そして、車でびゅんと、甲府駅まで送り、彼女はあずさで東京へ戻ったとさ。


こんな一日コース、いかがでしょうか?笑



セミナーと皆様の移住計画を支える甲府移住ノートです

2016年07月06日 | いろいろ、もろもろ
移住の進めかたは人それぞれ。
タイミングも、目的も。


これまで実に多くの方とお話させて頂いていますが、誰一人同じパターンはありません。

ですが、移住計画を実行していく上で、諸々迷いが生じることは誰もが経験する移住の共通したひとつの壁だと思っていますし、そこを越えるお手伝いをさせていただいています。


そこで今回ご相談に当たらせていただいたN様の移住計画を紹介させてください。もしかしたらその悩みを抱えていらっしゃる方にとったら参考になるかもしれません。



N様はご夫婦で引退後の生活を考えての移住です。

移住を考え始めてから一ヶ月程度で住む場所を決め、今新居を建設中です。
非常に早いスピードで決められました。



甲府の湯村温泉郷の泉質を気に入ってくださり、そこを起点に山梨の観光地巡りや季節折々果物狩りなど楽しんでいらっしゃったので既に山梨を知っているということも大きなポイントでありますが、移住をする!と心を決めてからは、いくつかの要素をリストアップして徹底して調べノートに明記していらっしゃいました。
いくつもの候補を文字にして比較する。そうすることで即決が出来たとおっしゃっています。




N様が作られていた移住ファイルです。
皆様にご参考にして頂きたいという思いと、私の勉強のためにもブログでご紹介させていただく了解を頂戴しました。





1 ハザードマップについて
 ・揺れの地域 
 ・液状化の程度
 ・水害の想定
2 地産品に期待 
 ・フルーツ
 ・野菜類
3 環境・風土 
 ・富士山の眺望 
 ・住んでいる地域との気温の比較 
 ・教育施設 公園、美術館等の充実
 ・都市計画 まちづくりに好印象
 ・積雪の様子
4 土地 建物 日本大手住宅メーカー数社に作成を依頼済
5 移住完了目標時期

項目ごとに詳しく調べ上げてひとつのファイルが完成していました。



どこに住むか。
それはすごく悩むことです。
ただ、N様のようにピックアップしていくことで、それが絞られてくるということはあります。
住所とその土地の相場等も考慮することですが、それ以上にN様が重視したことは自然災害時の安全性です。
ノートの一番初めにハザードマップをピックアップしているので分かると思います。

自然災害はいつ起こるかわかりません。
絶対に起こらないここ、安全です、と言い切ることができないような事態が日本の各地で起こっています。
ですから自分が選択したところが正しいかどうか。それは答えが出ないのです。
ただ、断層、河川、山といった地形から考えられること。揺れやすさや水害の想定なども完全ではないかも知れませんが事前に知識として知っておくことが命と生活を守ることにつながるのです。


N様の場合、今生活している場所を基準に、気候の変化の許容範囲、ハザードマップ等を徹底的に調べて、甲府駅周辺から北部がその災害の被害が比較的少ないということを把握していました。

そうするうちに、不動産物件が出たときに「この住所なら!」と即断できるようになったといいます





7月2日の甲府セミナーの会場で
甲府移住ノートを配布せて頂きました。
HP、甲府の暮らし方のトップページにもPDFが貼ってありますので、よろしかったら是非ダウンロードして書き込んでみてください。


このノートは皆様の移住相談にのってきて、何が必要かとずっと考えてきて、それを形にしたものです。



全国津々浦々、市町村が様々な移住のパンフレットを作っています。
助成、支援の情報などを載せてあり、若者向け、シニア向け等、素敵なデザインのパンフレットや、読みやすいパンフレットは沢山あります。甲府も「山の都甲府に住んでみませんか?」というタイトルでパンフレットを作りました。


そのパンフレットを手に取ることから始まる移住計画。

「どこにしようから始まる計画」と、「ここがいいから始まる計画」どちらにも言えることですが、気持ちを一度文字で起こし、そこをまとめていくことってとっても必要だなって実感しています。


どこにしようと思いながら場所を決める場合、ご自身の情報収集やセミナー参加、相談など情報があふれていく中で迷いが生まれる人が多く居ることを相談を通じて気づきました。そしてひとつのことに集中するあまり、他の条件が見えてこない・・・



他方、ここがいいから移住をしようと決める場合、ひとつの情報にとらわれて、他の生活に必要なことが見えてこない・・・
例えば、子どもを自然豊かな環境で育てたい。その思いひとつで移住をしてみたら、学校までが遠すぎて結局送り迎えになってしまった。
持病があるのに通院できる病院が近くにない。そういったことが起こります。

事実、移住の相談の中に、「こんなはずじゃなかったからもう一度移住を考え直したい」と、一度移住をしたのですが、生活を考えて新たに移住先を考えていらっしゃる方たちが居ます。私はそれを「リセット移住」と名づけています。


ですので、このノートでは甲府に限らず、どこkかに移住を決める場合でも使えるようにご自身の気持ちや、家族のことを沢山書いていただくように作りました
家族の健康のこと

教育のこと

そして、気持ち

気持ちが一番大切です。
気持ちで乗り越えられる部分とそうでない部分のバランスをよくみて移住をすすめていってもらえたらって願っています。
N様の移住ファイルのように、ご自身でまとめること、それが移住の気持ちを支える大きな助けになるのではって思います。






今回のセミナーはこのノートに書き込んでいくことを考えて構成しました。
素晴らしい人生のために選択をする。そのことのお手伝いにこのノートを使って欲しいって思います。


甲府を歩くオススメツアー、こうふフットパス2016

2016年03月25日 | いろいろ、もろもろ
去年末、甲府へ移住をされた雨宮さん。どこのまちに住もうかなと検討している時に自転車でまちをぐるぐる回ったそうです。
車だと見過ごす景色、気づかないところがあるので、自転車で巡り、時には自転車を降りてじっくりまちをみたそうです。

やまなし暮らし支援センターのホームページに体験談が載っているので読んでみてください!

http://www.yamanashi-kankou.jp/yamanashikurashi/ijushanokoe/interview001.html

そこで、甲府に移住をご検討されている方にオススメのツアーのご紹介です!

「こうふフットパス2016 へー!ほんと?びっくりの雑学ツアー」

毎月2回、年24コースで、全てのコースに36ページのまちミューガイドブック付です。







4月22日(金)
「新緑の帯那・千代田湖畔と白山散策 頂上の八王子神社から甲府市街地の絶景拝見!」(約3.3キロ)
このツアーでは、甲府の様々なパンフレットなどで見かけるこの景色をみることができます!
富士山を南に、そして、甲府盆地がどのように広がっているか地形を知ることができます。

甲府駅から車で15分くらいのところで湖のほとりでのんびり暮らしていくことができる場所です。



4月27日(水)
「昭和5年創建の県会議事堂や近代人物館、法人会館のステンドグラスなど甲府市中心街たてものツアー(約3キロ)


甲府市内のところどころにモダンな歴史的建造物があります。それはそれは粋で素敵な時代を垣間見ることができます。そのうちのひとつ、法人会館は県内で最も古い鉄筋コンクリート造の建物で国の登録有形文化財に指定されていますよ!(甲府法人会HPより)

このツアーは甲府中心街の老舗、三枝豆店のお買い物付で甲府のまちのなかを回りますので、甲府駅近くに住んでみたいなーという方には是非!

それ以降も
5月9日(月)「とことん武田神社 信虎、信玄、勝頼が拠点とした躑躅ヶ崎館 真田幸村にも影響を与えた城作りを学ぼう!」

5月23日(月)「甲府五山・法泉寺を参り、万寿森古墳、竹中英太郎記念館、湯村温泉ゆかりの人物資料館見学」と続き、歩きながらも歴史を知る。そして食べたり、買い物したり、五感を使って感じるツアーが盛りだくさんです。



まちには「土地の記憶」が必ず残っています。

人間が狩猟や農耕生活を営み始めた太古から、武将が統治した時代、そして現代にいたるまで、途切れることなく紡がれているのですから、その住む場所の「土地の記憶」をたどることも大切だなーって思うのです。

ゆったり歩いて、楽しんで、じっくり考える。
移住を検討する方に是非参加していただきたい、足で感じるツアーです。



こうふフットパス2016のツアーの申し込み、お問い合わせは
080-1223-8302(つなぐイベント係)まで




head north そして In to the blue

2016年03月02日 | いろいろ、もろもろ
ある日

あまりにも空が美しいから、北へ向かいました。




北へ、北へ。




甲府からそれほどの時間がかかっていないのに、甲府で感じるのとは全く違う空気。旅に出ている錯覚。

見る景色、目に映る色に
ああーっと声が出て・・・とにかく目に入る色は青なのです。空も山も。青が畳み掛けてくるのです。


屹立した山に背筋が伸び、大地の圧倒的なパワーに、もう降参ですって言ってしまいました。





景色に感嘆しながら訪れたのは

北杜市役所です。

庁舎を撮らずに、舎裏からの景色に感激してそちらをカメラに収めてました


北杜市は山梨県で移住人気ナンバー1の市です。

移住を担当されている方たちにお話を伺いました。


こちらが移住を担当する地域課の相談カウンターです。
職員さんが大勢いらっしゃいました。いくつかの市町村が合併してできた市ですが、それぞれの地域にも相談員がいらっしゃって移住者のかたとお話をしているそうです。


職員さんが交代で東京、名古屋、横浜、大阪で開催されるセミナーに出席したり、相談業務にあたられていて、週末はほとんど県外でのPR活動に充てているそうです。



この方が北杜市のコンシェルジュさんです
いつも会うのは東京だったり、甲府だったり。

移住を希望される方の相談にどのようにのっているのか、どんな場所で相談業務にあたっているのか見て勉強させて頂きました!


甲府にできること、北杜にできること。

それぞれの良さがありますから、私たちもこうして普段からつながって情報交換をもっともっとしていけたらなって思っています♪お仕事の場所として、生活の場所として、それぞれの地域の特徴を良く生かした連携ができたらいいなーなんて思います。



帰り道。甲府もこんなことができたらなー、あんなふうにしたいなーなんて色々話しながら帰ってきました。


道中、大きなソーラーパネル群や、温室ハウスを北杜市のあちらこちらで見かけました。



周りに比べるものがないのですが、その大きさに度肝を抜かれます

トマトやレタスなどの野菜を先端技術で作っているそうです。



自然がまだまだ残る場所に、日本の未来の姿を見て、北杜のこれからを想像しました。



未来を考えます。

県外から転入された方をヴァンフォーレ甲府 ホームゲームに無料ご招待

2016年03月01日 | いろいろ、もろもろ
今年もサッカーJリーグ始まりましたね!

我が郷土、山梨が誇るサッカーチーム、ヴァンフォーレ甲府は初戦で2得点を決め、J1、1stステージ、1位!
おめでとうございます!!!


まだ初戦ですけれど、ランキング1位にヴァンフォーレ甲府の名前があると嬉しいです!


ヴァンフォーレ甲府は山梨県唯一のプロサッカーチームです。
大きな会社の一社スポンサーではなく、山梨の多くの企業と山梨県民一人ひとりに支えられている地元に密着したチームです!まさしく、今年のスローガン「総力~プロヴィンチアの挑戦~」の通り、地方の地元愛に支えられているチームが強豪に立ち向かい、4年連続J1に居続けています。


そのヴァンフォーレ甲府がこのたび県外から甲府市に転入された皆様をホームゲームにご招待してくれることとなりました!!!


お引越しされていらした方のなかには山梨ってどんなところ?一体何を楽しんだらいいの?そんな風に思っていらっしゃる方も居ることと思います。

ご縁あって甲府へいらした方に、是非スタジアムのアットホームな雰囲気を通じて、山梨が誇るプロサッカークラブのことも、山梨、甲府のことをグッと身近に感じていただきたいと思います!

2016年3月以降に県外から甲府市に転入届を提出した世帯の皆様が対象です。

2016年明治安田生命J1リーグ戦及びJリーグヤマザキナビスコカップグループステージのホームゲーム20試合のうち、いずれかご希望の1試合が対象です!
バック自由席で毎試合200名様をご招待です。
ただし当日券が売り切れの場合は入場できません。
期間は2016年ホームゲーム最終戦までです。

明日以降、甲府市役所市民課へ手続きにいらした方にヴァンフォーレ甲府からのチラシをお渡しします!

ホームゲームでお会いしましょう!


お問い合わせは
株式会社ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ
電話055-254-6867
http://www.ventforet.jp/



全てのロゴ、写真の提供:ヴァンフォーレ甲府