こうふコンシェルジュでございます。

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GW版あなたはどこへ行く?私はここへ連れていく甲府ツアー 

2017年04月28日 | いろいろ、もろもろ
「晴れたから出かけよう!午前11時15分くらいに出発ね!」

天気を見てから動くようにしている。晴れかどうか、それによっても見える景色は違う。

前日までの東京出張で疲労困憊。目覚ましをかけず起きたら9時を過ぎていた。

家でゴロゴロしてようかなとも思ったけれど、それより効き目のある疲労の抜き方を私は知っている。



11時15分に車に乗り込んだ。まずは、湯村温泉郷を目指した。「温泉郷」って言ったって、甲府駅からだったら、10分そこらで行ける。

100、200、400メートルくらいの深さのところからお湯が沸いてて、その層によって成分が違う。源泉は8本もある。
一日にドラム缶5976本分も温泉が湧いて出てくるっていうんだから、うらやましい!

鷲が何度も降り立ったところに湯がわいたとか、全国あちこちで弘法大師の伝説が残っているけれど、ここも大きな岩を弘法大師がポンと杖でどけたら湯が沸いたとか、そんな言い伝えがある。湯権現のある所に登ってみるのもおもしろい、けど、今日は車でスルー

温泉街を抜けると厄除け地蔵で有名な塩沢寺も見えてくる。見事な松の植栽。ここには955年開基。って、いったいどんだけ古いんだっていう歴史。境内のちょっとしたところに隠れたように手で持ち上げることができるサイズの仏像があるはず。


湯村、塩沢寺を抜けて、そのまま山宮方面へ。新緑がきれいすぎて、もう途中下車して、何枚も写真撮りまくり!これから見えてくる景色がもっとフォトジェニックなのに撮りたくなる!!!




山宮ハイタウンの景色のいい住宅街を抜けると「武田の杜 千代田湖方面」を示す小さな看板が出てくる。そこが別世界の入口。



木漏れ日が



山桜が、小鳥たちが、空気が!


歩いている人がちらほらといる。ここは住宅街の続きの山。お散歩道だから歩いてくるのもわかる。





ちょっとした展望フロアもある。


サイクリストがずっと盆地を眺めてた。



こうやって少し高台から景色を見ると、甲府盆地の広がりがよくわかる。
南アルプスの前山のふもとまで見える

何を見てるのかな。見てるけど、見てない、そんな感じなのかな。見つめて座っていたくなる気持ちもわかる。


ここからさらに山を登ると、武田の杜というエリアになる。トレイルランニングの場所としても人気な場所。


ケアホームのお年寄りが日向ぼっこをしながらお昼を食べてて、なんとも幸せな光景。

ソメイヨシノはすでに咲き終わっているけれど、花弁が赤く残っていて、なんとも素敵な感じ。



武田の杜。
ここは

武田の杜森林セラピー基地「健康の森」
森が人を癒す場所。全国で62の森が認定されている。山梨では西沢渓谷とここだけ。





















鳥の巣は甲府の小学生たちが作ったもの。あちらこちらに。


生きた、教育。本物の自然の中で。貴重な教育。


眼下には甲府盆地。


そうそう、武田の杜の中には今、山菜がいっぱい。ゴールデンウィーク中に、山菜を楽しむ会もあるらしい。

武田の杜の坂を下ると見えてくるのは千代田湖。
ここは、甲府のため池。別名丸山ため池

こんなのどかな風景が広がる地域、帯那地区。




この地域はまちでホームページを作っている。写真は見事なものばかり。ホームページを作って見せたくなる気持はわかる。
「豊かな」という言葉が似合う場所だ。
地域外からの登校も可能な少人数小学校、甲府市立千代田小のたたずまいのかわいらしさもたまらない。

千代田湖を通り過ぎて少し北上する。すると、周りの山の岩肌が気になりだし始める。
明らかに、違う。
なんたって、ここは国の名勝、昇仙峡。ここ一帯は水晶の産地。江戸時代から栄えていたそうだ。
この日は甲府市内のほうとうやさんが店をならべるほうとう祭りをしていたから少しだけ食べた



観光客でにぎわうところは、また別の機会にということで、御岳そばを食べに昇仙峡から数分先にある甲府の水がめ、荒川ダムへ。ここも水源の森100選の一つ。

森林、水晶、そんな大地をしみとおった水が集まる場所。イギリス製のめっちゃ高い大型バイクや日本製のめっちゃ高いバイクに乗ったツーリングのグループもたくさんきている。そりゃ、そうだ。こんなに暖かくて、気持ちのいい季節。天国気分。まだまだ八重桜もレンギョウも咲いていて、とってもきれい。



ダム岸のお蕎麦屋さん。
おそばも、おもちもテラスで食べると、おいしさ倍増!




おなか一杯だべたところでちょっとダムを遠景で見たくなったので、知らない道を入って山の上を目指してみた。ダムが眼下に見えた。その向こうには南アルプスも見える。

ぐんぐん、ぐんぐん、もしかしたらこの先にもっと驚く景色があるかもしれない。

そう思いながら車を進めた。この一帯は林業の地域らしい。工事の様子はあるけれど、休みだから
車は一台も来ないし、なんだか不安になる。


道はどこかに続いているかなと思って、路肩に止めて、地図で見てみると、昇仙峡の脇に出るらしい。

「行ける、行ける」と思って突き進んだら、どーんん!!と車がバウンドした。

舗装と未舗装の境のところで少し車体が落ちた。道なき道を行くのは興奮するけど、怖い。若いころなら、行っちゃえ行っちゃえ!ってなったけど、大人になってきたので、Uターン。


と、いうことで仕切り直しで、「金が成る木の金桜」として崇められている「鬱金の桜」を見に行く。

昇仙峡を登りつめた地に鎮座する金峰山をご神体とした「金櫻神社」。縁起は2000年前という。

ここはまだ、ソメイヨシノも咲いていて、やわらかい春が来ている最中。

石段を上る途中、それはもう、圧倒的な迫力の大きな杉の木立が出てくる





これが、金の成る木・・・咲いてない。たぶんGWが一番見ごろかな。やっぱり金運は私につかないのか・・・

せめても小銭でもと思い境内にある同じ種類の咲いた桜を拝む。


この金櫻神社のある地は、甲府市民に開放されている御岳文芸座がある甲府の宮本地区。
御岳文芸座は集落の真ん中に位置している。

あれ、写真を撮っていたら、校舎が日陰になってる。山間は日が暮れるのが早い。
よし、家、帰るか。


宮本地区から、急いでうちに帰る。甲府駅前に家に着いたのは17時。6時間弱の甲府ツアー。


東京出張でこわばった身体が緩み、すうーっと私のメーターが真ん中の位置に戻る、そんな感覚になる半日だらだらドライブ。


山の色、花の色をたくさん目に耳に肌に焼き付ける、こんな一日コース。ゴールデンウィークにいかがですか?











今から498年前、ここに!!!!

2017年04月25日 | いろいろ、もろもろ
中央線の電車に乗るときは右側に座席を指定します。
それはもちろん、車窓から富士山を見るためということもありますが、この季節は桃の花を楽しむためでもあります。

標高が高いところは咲いているけれど、平地はもう咲き終わっていて、その代わり、ブドウの新芽が出始めている様子がわかりました。善光寺、横根を過ぎたあたり、山側を見ると、芽吹きでもえていました。

春の山の色を何色って言ったらいいのだろう、目に入るそれぞれの色の名前を呼ぶことが出来ないのがもどかしいですね。


石和温泉駅の手前に広がるブドウ畑が出てきました。

急いで写真に収めました。
なぜならここは甲府の歴史の大切な場所。いや、山梨にとって大切な地域です。
写真を大きくして見れますか?大きなお蔵が続き、そして木立が見えるところです。

甲府市移住定住コンシェルジュのフェイスブックページに、「ここはどこかわかりますか?ここに何があったでしょうか?」と載せてみました。

「石和手前あたり」と富士山の形でわかる方もいらっしゃったし、
偶然にもこの木立の下の畑の持ち主の方からもコメント頂いて驚きました。

「成澤城ですか?」とわたしの名前を付けたお城をおっしゃる方もいたのですが、実は、これが一番近いのです。


ここ、実は、武田家の館跡なんです。
武田信玄公の曾祖父、信昌が築いたとも、父、信虎が築いたともいわれています。

今ではここに残された「川田館跡」の看板のみがその事実を今に伝えています。


この地は近くの笛吹川の度重なる氾濫があったらしく、川田の館も例外なく、上流から流れてくる川の水や砂によって幾度も被害にあったそうです。

もしかしたら、信玄公がその後、治水に尽力して、国土を守り、農作物の生産を上げようとしたのもこういう先祖の苦労や、民衆の声を聴いたからかもしれませんね。





ここで、みなさん、何かおかしいって思いませんか?
武田氏といったら甲府駅北口を山に向かって登ったところのイメージありませんか?

要害山、積翠寺、そして武田神社の周辺を思い出しますよね?



実は信虎はこの川田の館から、居館を変えたのです。それが躑躅ケ崎館です。現在武田神社はその一部です。



躑躅ケ崎館は東と西、それに北の三方を山に囲まれた立地。唯一南に開けてなだらかな傾斜になり、どこに誰がいるか手に取るようにわかる、大自然を防御に使える天然の砦です。武田神社周辺にいらしたことがある方なら想像できるかもしれません。


ここに移り住み、「府中」(政治の中心地)を築きました。ここを拠点に各地に点在する豪族を従え、統一していく(ちょっと言い方が極端かな?)
それが皆さまおなじみ、信玄公祭りでみる24将ですね。24将の屋敷はこの躑躅ケ崎館周辺に築かれました。屋敷の名残や空気を今でも武田神社周辺で感じることが出来ますよ。


そうです、ここが甲斐の国の府中。
甲斐の府中ということから「甲府」と名付けられたんです。
川田から躑躅ケ崎に移った翌年に書かれた文書には「甲府」の文字が見れるそうです。

そしてそれが1519年、今から498年前の事です。




甲府は2019年に開府500年を迎えます。
このシンボルはそれを記念して作られました。


今から498年前に信虎公が築いた「甲府」

よく、移住のご相談をしている時に甲府のことを「時代を重ねて、文化、歴史がしみとおり、時代がつながれているまちですよ」というのは、こういう長い積み重ねがあってのことです。



「つなぐ歴史 かがやく絆 こうふ開府500年」という言葉の通り、今度はこれから来る100年、200年、いや500年後に向けて甲府というまちを絆でつないで行けたらなーと思っています。











遠距離通学 定期券の補助制度が出来ました!

2017年04月13日 | 甲府・教育
好評を頂いております、遠距離通勤定期券補助制度が、通学でも使えるようになりました!




本市居住者であり、県外の大学院・大学・短期大学・高等専門学校・専修学校及び各種学校に遠距離通学している方が追加対象です。首都圏で働き、甲府に住まう。甲府に住みながら県外で学ぶという多様な暮らしを応援する制度の誕生です!




「甲府市遠距離通勤・通学定期券購入補助金制度」

http://www.city.kofu.yamanashi.jp/chiikisinko/enkyorituukinhojyoseido.html

通勤:月額上限2万円(定期券の金額から通勤手当等を差し引いた額)

通学:月額上限1万円(定期券購入費の2分の1の額)

※千円未満の端数切捨
通勤:最長3年間

通学:学校教育法に規定する修業年限以内

※途中で市外に転出、学校を退学するなど補助対象外となった場合、補助期間は当該事由が発生した月までとなります。ただし、その月が1月に満たないときは、日割計算により算出します。



通勤制度をご利用になっている移住者の方がいます。だいぶ前になりますが、今年のお正月、山梨新報で取り上げていただきました。


横浜に住んでいらした登山が趣味の木村さん。山に囲まれた暮らしがしたい。だけど、商店や病院など生活に必要な条件がそろっていることが決め手になり、甲府に移住されました。
東京・田町の勤務先に通っています。朝7時に家を出て、10時の始業に間に合う生活を送っています。その定期券は会社の補助と甲府市の定期券補助制度を併用して抑えています。
住む場所のコスト、生活のコスト、そして交通費。それらのバランスを考えてのこと。
木村さんの記事からは甲府の魅力も伝わるのではないでしょうか。



ゆとりある住宅環境、生活環境、教育環境を求めながら、今のお仕事を続けるためのお手伝いができたら、また、学ぶ子供たちのバックアップが出来たらと思います。



KOFU500甲州軍団出陣!!!!

2017年04月07日 | 甲府・四季の姿
父です
私です

信玄公祭りです!

山梨最大級!という規模をはるかに超えた世界最大級の武者行列、「第46回信玄公祭り」が今日から3日間開かれます!!!

戦国最強の武田信玄公とその家臣、24将が川中島合戦に出陣する戦国絵巻がここ甲府の駅前周辺で繰り広げられます!

24将それぞれの隊は市町村、企業、大学生、ガルーダインドネシア航空隊、一般公募、甲府の自治会連合会だったり、市民が趣向を凝らして出陣しますよ!


甲州軍団出陣以外にもたくさんのイベントがあちこちで開かれます!

今日から日曜日までのスケジュールはこちらをクリック

チャンバラ合戦やったりや甲冑武者による武田神社歴史案内ツアーもあったり

たくさん、たくさん!

今日、7日金曜日の前夜祭では、「湖衣姫コンテスト」もあります!選ばれたら、甲州軍団出陣の湖衣姫行列の湖衣姫になるほか、一年間山梨県の観光PRクィーンとして各種イベントに参加することになるんですよ!

実はコンシェルジュはこの審査員を務めます。1次、2次を勝ち抜いた候補者はどなたがなってもいいんではないかというほどの聡明な方ばかり。

これは甲府駅北口よっちゃばれ広場で17時から19時までですので、湖衣姫誕生の瞬間を見にいらしてください!



 信玄公祭りに合わせてこんなイベントもします!甲府の農家さんや学生の協同事業「甲府漬物酒場」です!



開催するのは学生主導による「地域課題の事業化」を目的とした組織「LEVEL ONE」のチーム甲府のみなさん。

学生が、甲府市内で後継者不足により高齢化した農家さんの農業を手伝い、その対価として野菜を分けてもらい、それを加工して販売し、売上の一部を農家さんに還元するという事業を実現するために活動しています。


甲府漬物酒場はその第一弾として、甲府市中道の農家さんや、酒造メーカーさんやシステム会社さんなどの協力を得て開催するそうです。

甲府市役所の平和通側斜め前のビルで開催していますので立ち寄ってみてください♪

あちこち行くところが多い3日間になりますから、楽しんでくださいね!