こうふコンシェルジュでございます。

甲府のことを知りたいと思っていらっしゃる方!
甲府への移住を考えている方!
いまの甲府の情報満載でお届けします。

甲府の暮らし応援MAP!スタッフロール

2017年03月31日 | いろいろ、もろもろ
「甲府の暮らし 応援MAP」を移住希望者はもちろんですが、甲府にゆかりがある人にたくさん見てもらっています。

甲府で一時過ごした方にとっても、思い出をたどったり、甲府の暮らしで感じたことを思い出せたりするからいいと、好評を頂きました。

「そうそう、スーパーマーケット全然わかんなかった!」
「お葬式なー、あれはびっくりした」
「バスの路線図がこうやって地図に入っていたらもっと使ってたかもなー」
「川があるからどこの橋を渡れば近いかとかわからなかった」

「この地図、あのころ欲しかった!」
お世辞でもそんな風に言ってもらえる度に、内心、やったー!!!と、いや、うちに秘められるタイプではないので、にっこにこになっています。

ああ、これを移住相談を受けた人だけでなく、甲府に新しく住むことになる人にも、住んでいる人みんなにお渡しすることが出来たらなーって思っています。





この地図を作るに当たっては、たくさんの方のアイデアとお仕事が入っています。

かわいい子もかっこいい人、そしてそれなりの人(笑)もいますから、ご紹介させてください。



ということで「甲府の暮らし応援MAP」スタッフロール、解説付き。

制作・ニュースコムさん。

こちらはデザイナーのみなさんです。アイデア、デザインはほんと、力がないとできないことです。どの世代もおいてきぼりにしたくないという気持ち。それをデザインにするって難しいって常々思っているんで、地図に情報を落とし込んで、データがまとまったとき、不安な気持ちが吹き飛びました。

打ち合わせ中、どうしても脱線して話が飛ぶ傾向にある私をまとめて、そして汚い字、まとまらないデータを作り上げてくれました。



保育園、認定こども園、児童センターなど、お子さんにかかわる施設を担当してくれた、こども未来部のはるかちゃん照れて顔を隠しちゃいましたが、とってもかわいい。保育園、認定こども園だけでなく、認可外の保育施設全部チェックしてくれました!どこの保育園に行くか考えるとき、地図で見るのは重要ですから、子育ての目線を落とし込んでくれました。



甲府市内にある大きな公園から小さな公園まで。小さな一坪ほどの公園のような緑化スペースまで地図に落とし込んでくれた建設部の石川さん西庁舎の咲き始めた桜の前で撮ってくれました。公園はこどもの遊び場、地域の憩いの場というだけでなく、防災の面でも生活に密着して大切な場所です。移住先の目の前に公園があったら、その緑の借景もできるし、ゆとりの空間と感じれるから必ず入れたいんです、という思いに応えてくださいました!


バス停で待っている人ではありませんよ!交通政策課のドバ。廃線になったり、名称変更されたりするバス停をひとつづつ確認してくれました。自らバス通勤をしていますよ!甲府から首都圏に通勤・通学定期券の2万円補助のお仕事もしているので甲府移住の大きなバックアップをしてくれています。


生活に欠かせない、「道」について落とし込んでくれたのは建設部のきくちゃん。顔隠しすぎ。名前も隠してくださいと言われましたがだしちゃいました。今建設中の道路や、建設予定の道路、スマートインターチェンジの場所などを地図にしっかり落とし込んでくれました!普段から家の事、マンションの事、移住者の住まいに密接な都市計画についての相談に乗ってくれています。



甲府市に移住するということは、甲府のどこかの地区、自治会の範囲のなかに暮らすことになります。市と市民を結ぶ市民協動室の秋山さん。
地名、地区名、自治会などの事、チェックしてくださいました!甲府って31の地区と520の自治会がありますがその地区名やまた地名について見てくれました。地域を知ることの大きな一歩はまずその「名前」からですものね!


この若者たちはLLCまちづくり甲府の3人です。山梨中央銀行、甲府商工会議所、甲府市役所、関係商店街協同組合等で作っている「まちづくり会社」。若い力で「甲府のまち」の古くて新しい姿のために奔走しています。甲府のまちなかについて、「これは外せないよ」っていうものを書き込んでくれました。


県庁の方にも確認してもらいました。残念ながら、この写真に写っていない方たちがいらっしゃるんですが、こちらの総合政策部人口対策課のみなさんと日々連携して山梨移住、甲府移住を進めています。普段移住に関するお仕事をしている方たちですから、これはいる、これはいらない、という目線で見てくださいました。課長は山梨に転勤でいらしているのでこの地図お渡ししましたよ。



そして、最後はわが地域振興課の仲間です。
(若手が一人写っていないのですが)見てわかるようにみんな初老です笑
小さな文字を見ることは大変な作業でして、目をしばしばさせながら、この地図にかかわる全てを確認してくれました。
ここをこうしよう、こういうほうがいいかもという言葉、やりたいことをやっていいぞ!という言葉、全てやる気の素となる言葉を掛けてくれながら、作りました。仲間と呼んでは失礼になるかもしれないくらい大先輩。先輩たちがいたから、私が「地図作りたいので見てください!」なんていう新しい業務を増やすようなことを他部署の方達にしても協力してくれたと思います。



と、こんな感じでMAPは大勢のみなさんで作りました。

ここに写っていない人もたくさんいますが、

改めまして携わって頂いたみなさん、ありがとうございました!感謝です!





さて、今日は3月31日。2016年度末です。



今年、甲府に移住された方、去年甲府に移住された方、そして、これから移住をしようとされいる方、移住してみたいと思われた方、私がお話をさせていただいたすべての「甲府移住」の方、お話をさせていただきありがとうございました。


思っていた暮らしはできていますか?


新たな暮らしを思い描け始めましたか?



今は数年前のご自身が想像していたことですか?
まさか山梨に、甲府に、移住をしているとは!と、過去の自分は驚いているかもしれませんね。

それもすべて自分にまつわる人のためだったり、自分の行動の「まま」に動いたりした結果です。

また数年後のご自身が移住した今を振り返って「あの決断は良かったんだ」と思ってもらえたら幸いです。



そして、引き続き、よろしくお願いします!またお話しを続けていきましょう!




さて。ここからちょっとだけ、私にまつわることを。というかこのお仕事の仲間の話をさせてください。



私が甲府市移住定住コンシェルジュになってからずっと一緒にお仕事をともにしてきた課長と係長、そして参事が異動です。

楽しくて、楽しすぎて、うん、楽しかったとしか、言えません。




組み合わせの妙っていうかこの仲間、最高です。



これからまた新しい仲間と変わらず楽しく仕事をしていくけれど、この仲間の地域振興課イズムを忘れずに、頑張ろうと思います!!!!

改めて
ありがとうございました!これからもよろしくお願いします!心からの感謝をみなさんに。

楽しかった!!!!




今年度も今日で終わり。一年楽しくお仕事させてもらえました。ありがとうございます

移住相談にいらしていただいた皆様、ありがとうございます

とにかく感謝です。ありがとうございました。


新年度も
日々せわしなく過ぎる暮らしの中でくだらないことで笑ったり、共感したり、誰かの事を考えたり、空が美しいと思えたり、花がきれいだと感じることができたり、鼻先をくすぐる香に季節を感じたり、そよぐ風の心地よさに、ふと、気持ちが緩んだりすることができるように。

なんとなくゆらゆらとできて、背中の張りを抜く瞬間を一日のうちに一回でもいいから持ってるように。


そして、また、新年度、よろしくお願いいたします。







ぼくの体重測定 驚愕のその後・・・

2017年03月27日 | 甲府・四季の姿
甲府市立遊亀公園附属動物園に新しい仲間が増えました!


ゆきひょうのミュウちゃんです!13歳ですって!先週土、日曜日は記念して入場無料だったそうで大勢の家族連れでにぎわったそうですよ!

普段でもお子様(小中学生)は30円、大人320円ですから、甲府にいらしたらちょっとしたお散歩がてら行ってみてはいかがでしょう。


私、ここの雰囲気、ほんと大好きなんです。
優しいんですよ。空気が。
「どうだ!すごいだろ!!!」っていう感じもなくて、昔こどもも、今こどもも、楽しみながらいろんな時代のテイストを味わえるんです。
大正時代から甲府の真ん中にあって、市民の憩いの場だったところですから、さすがに歳月の積み重ねでしか作り出せない空気が漂っていますよ。
今どきの言葉でいうと「ゆるさ」っていうのですかね?そういう空気感って、簡単に作れるものではないのを知っているので、貴重だなーって思っています。


さて、去年4月、ぼくの体重測定というブログで皆さまにお披露目した、あのかわいいアメリカンビーバー、覚えていらっしゃいますか?

おじさんのおてての中でピースサインをしていたあの小さなビーバーくん



もうすぐ一歳を迎えるので、今の元気な姿をお見せします!!



いいですか?


お見せしますよ



ほんとにいいですか?


見せますよ。





えっと、見せますね。







見たとき、思わず、「うそでしょ?」って言ってしまいましたが・・・

衝撃のビフォーアフター。



あのたわしほどの大きさだったのが、現在12キロ


わがままボディーがはちきれている感じです。




もう、簡単に片手で持ち上げるなんてことができません。


これも飼育員さんたちが一生懸命に育ててくれたからですよね!

しかし、あのたわし大からこの大きさ。


ちょっと吹きました。


ということで

ゆきひょうのミュウちゃんに会いに行ったら、ぜひアメリカンビーバー君も見てくださいね!



PHOTO BY KI4©

アレの中身その2。ちらりと、じっくりご覧ください

2017年03月23日 | 甲府・住まう
うしろにかわいこちゃんが二人隠れています。


私が化粧まわしにする「甲府の暮らし応援MAP」
30代前半の細い女の子なら軽く2人は隠れる大きさです。



「情報面」は
地図面の大きさ分をたっぷり使って、「住む前に役立つ」「住んでから役立つ」をテーマに、ずっと使ってもらえる甲府の情報を載せました。


このブログを読む全ての皆さまにお渡しして、見ながら説明したいのですが、手に取ってからのお楽しみにして欲しいので、かるーーーく、ちらりとご紹介します!



「地元の人・先輩移住者に聞きました。甲府で暮らすなら知っておきたい17のこと」



ここでは甲府に住んで初めて知ることになる事などを17ピックしました。

例えばこんなことです。
「お通夜・告別式ともに参列する人はお香典とお焼香するだけなのですぐ終わる。すぐ終わるからか普段濃いつながりのある人以外のものにも足を運ぶため、新聞の「おくやみ」欄が重要になる」



甲府のお葬式は親族以外は座りません。入口付近でお香典を渡したら、列に並び、お焼香だけしてすぐ帰ります。基本、通夜、告別式ともに立礼です。

関係が深かった人などは事前に声がかかり告別式後に略式で開かれる初七日の席に座り、飲食をします。初七日の席以外での飲食、精進落としなどはありません。



新聞におくやみ欄があります。新聞をみて「どこで何時から」などの情報をこまめにチェックをすることが必要になってきます。これ、実は地元の人に聞いても、自分たちの風習が当たり前になっているので、なかなか教えて貰えないことです。


スーパーやデパート、ホームセンターなどもまとめました。地図のどのあたりにあるかも記してあります。

これもよく移住者の方から言われるんです。「スーパーの名前自体を知らないので、地図でみても、会話の中にでてもそれが、なんなのか全くわからない」と。

そうですよね、例えば甲府市役所のそばには山交と岡島といったデパートがありますが、県外からいらした方には「?」ですよね。
オギノ、いちやま、イツモア、パークス、やまと、くろがねやなど、地元の人にしたらそれはもう長いこと馴染みな店名ですけれども、移住されていらした方にはそれが何かもわからないですから


地図を読むのに必要な、地名、地区名の呼び方ももちろん載せてます。

甲府市○○町。この○○の呼び方も独特なものもありますからね。
国母を「こくぼ」、帯那を「おびな」もなかなか読めない。

ちなみに○○町を「○○まち」と呼ぶか、「○○ちょう」と呼ぶか、それに関する豆知識ものせてありますよー!
地区名などはエリア一覧を地図上にかぶせて載せています。「春日」「穴切」「相生」「富士川」など、今はそこにない小学校が地区名になっているので、過去がわからないとその地区名がピンと来ないと思うのです。


立ち寄り湯一覧も載せました。私の生活にはこれが一番役立つかもしれないと思います。


甲府は銭湯も温泉です。ホテルなども一浴しているところがあるので是非、全部行ってほしいなーって思います。

泉質も微妙に違うのでお気に入りができるはずです!温泉に入ると、やっぱり疲れも吹っ飛びますし、お肌には最高ですよ!甲府は日常使いできる温泉処なんですよ。



この地図を作って実感しました。

甲府というまちは過去からの連続で成り立っているまちであるということ。
だからまちの呼び名を知ることがまちを知ることになるなーって。


なんたって、甲府ができて500年をこれから迎えるんですもの。ここのまちの成り立ちを地図から感じ取ってください!

早速、甲府に移住してきた方にこの地図をお渡ししましたよ。


移住後の暮らしを開始されている方にとって、知り始めた甲府を確認する地図であり、甲府の人間関係ができてきたので、会話の中の単語や出来事を確認できるものでもあると思います。これからの生活の広がりに役立ててもらいたいと思っています。



この地図は甲府の新聞販売店のニュースコムさんが作ってくださいました。
これまで販売店さんのエリア地図を出していましたが、今回は甲府の地図範囲を大きく広げて、こちらの希望をくみ取り、情報を出してくださいました。

作っていく上で確認していたのは、ある一定の人たちだけにウケる「おしゃれな」地図にならないこと。お年寄りも、若い子も、世代を超えてこの地図を見た人がこの地図をもとに甲府の生活を送るのにずっと役立てて欲しいということです。挿絵も使い、色合い、デザインも優しく仕上がりました。



手作りですし、情報はすべてを網羅できないのですが、またこれをブラッシュアップしたものが作れたらいいなーって思っています。



甲府にもともと住んでいる方にはニュースコムさんから300円(税込み)で販売される予定ですので、よかったらお手に取ってご覧ください。

「甲府に住みたい」「甲府に住みます」「甲府に住み始めました」という方みなさんにお届けしたいのですが、数に限りがありますので、私と移住相談をされた方で「甲府にします!」という方にはお渡ししていこうと思っています!!!







「アレ」の中身その1。土俵入り地図編

2017年03月17日 | 甲府・住まう

手にした時、手が小刻みに震えているのが分かりました。だって、嬉しいから!

震える手を撮ったつもりなんですけれど揺れが早すぎて止まっているように見えるかも知れません。


これが、『甲府の暮らし応援MAP』です!!!

甲府で暮らすことになる人を応援したい、そういう目線で作った甲府の生活地図です。どちらが表でどちらが裏かいえませんが、地図面と情報面に分けました。



こだわりはたっくさん!
まずは素材。
色々書き込んでいって欲しいので、紙の質は、ペンや鉛筆で書き込めるような肌ざわりにしましたよ。


そして大きさ。


とにかく、大きく一枚に開いて甲府を見れるように作りました。

もし、私が今、大相撲はる場所にあがるなら間違いなく「まわし」としてまとい、土俵にあがります。そんな大きさだし、それくらい心強いツールです。



市販の地図は本のようになっているものが多いです。3ページから10ページに飛んで・・・みたいな感じでなかなか地図がつながらない。

でもこれは、川がどこにあって、橋がどこで、この駅と、この道がどうつながって、と、いうように、甲府のまちの「土地、空間」が分断されることなく一目で分かる大きさです。


もちろん番地まで書いてありますから、甲府のまちでどこに住むか決めるときに役に立つと思ってます。



さらに計画道路も書きました。
新しい住まいのそばに、もしかしたら新しく道ができるかもしれない。甲府市内の環状道路、そのIC、そしてこれからできるリニア中央新幹線(仮称)の通る場所と駅、そういった少し先の未来のこともこれから甲府に住む人には必要なことだと思います。

幼稚園、認定こども園、保育所、そして託児所などもちゃんと記しています。


公共施設、そしてスーパー、ドラッグストア、ホームセンター
ほんとは私がお気に入りのお店や、まちでがんばっているお店も全部書き込みたかったんですが、我が家のことも書き込みたかったけど我慢しましたので「あそこが入っていない!うちが入っていない!」と言う方、許してください。


この地図は、甲府だけでなく、隣接した笛吹市、甲斐市、昭和町、中央市なども見えるようになっています。

甲府でも「石和駅」「竜王駅」を使ったほうが近い場所はあります。そしてショッピングセンターなども。

住む人の生活圏域は甲府市内だけではないですからね。


例えば「世田谷区」にお住まいの方が、学校も会社も病院も買い物も「世田谷区内だけ」で暮らす人、そうはいないですよね。甲府もそうです。甲府に住みながら、他市町で働く、買い物に行く、遊びに行く。その逆もあるわけです。

と、いうことで、なるべく広く、なるべく甲府に住まう人に全ての位置関係を把握してもらう手助けになるようにしています。


そしてこだわりの情報面につづく。

心まちにしていた「アレ」到着

2017年03月14日 | 甲府・住まう
来ました、来ました!アレが来ました!

ずっと「欲しい!!!!」って思っていたアレが来ました!




よーしよしよしそこにおいて下さい!!!


早く開けて~!開けて!あけて!はい、あけて!



ちら

いやん
ちらりすぎ!



せーの!ぱか!



「甲府の暮らし応援MAP」

これぞ欲しかった「アレ」
甲府の移住相談に絶対に、絶対にこれは必要だ!って思っていたものなんです。

ちょっとそこらへんの地図とは違う、甲府の暮らし応援MAP

中身は、次回に

続く



母と歩けば

2017年03月08日 | 甲府・四季の姿

「水仙が咲いてる~そこ~!そういえば昔、夏になるとここに風船かずらが沢山なってたわね」


「この建物はいつ見てもいいわねー、恩賜林記念館ではいろんな式典があってね、私は何度もここで表彰されたの」



「表彰されたのはポスターよ。密造酒禁止の」

「樽の上で密造酒飲んで酔っぱらっている人を描いて毎年入賞よ」



「あれ?、あそこの石垣の上にあった木が切られている。なんでかしら?」






「ここに議員宿舎があったころに、オデロッパがたくさん生えてたわね、今もあるかしら?やぶかんぞうのことをオデロッパってどうして呼ぶのかしら。オデロッパでお内裏様とお雛様をあなたが子どもの頃、沢山作ってあげたよね」

「かわいい~♪イヌノフグリが咲いてる!可愛いけれど、ふぐりってそれにしても強烈な名前よね。 あ!こっちにはホトケノザ!」


「「今日は温かいわねー、石垣の照り返しがあるから、余計温かく感じるのね。武徳殿の前が一番春を早くみつけられるのよね」

「あら、ここにヨモギも沢山はえているわよ!これ夕ご飯にしちゃおうかしら。うそ、冗談」


「たんぽぽも咲いているわよ。そういえば、舞鶴城にはつくしは生えていないわね。だれかかスギナをもってきたら、ツクシだらけになるわよ、スギナって強いから」


「そうそう、昔はこの上に御茶屋さんがあったわね。覚えてる?おでんとかも出していたわよね。すごく開放的なお茶屋さんだったよね。お花見の時も、夜はそこで宴会したり、楽しかったなあ。今もお茶屋さん、あればいいのに」




「ここに甘味処があったら最高だわ」


「ぽっぽっぽーはとぽっポー♪この子達、餌をもらえると思って、あそこの人の前で待っているのよ」


「山波が綺麗ねー。『芋の露連山影を正しうす 』だわね」


「芋の露って彫ってある碑があっちのほうに建っていのよ、あそこらへん」


「誰の句だったかなー、蛇笏だったか舟月だったか、山梨出身の、えっと誰だったっけ?忘れちゃった。スマホで調べられる?」



「あら、蛇笏?季語が秋ってことは、秋の景色だから、今じゃないわね。あらそう」



「石垣と私の髪の色が同化してない?忍術雲隠れみたいでしょ」

「大きな門ね、あれ、この礎石が昔の物かしら?こうやってみると大きくてすごいし、これで支えているのよね」


「ヨーロッパはお城はまだ個人が持っているから開放されていないけれど、お城がみんなのものになっている日本ってすごいわよね。あらまあ、お父さんと子供でピクニックー、いいわねー」



「ここから我が家が見えるかしら?あれやだ、あんなに大きな看板があって見えないじゃない」


「そういえばここに昔弓道場があったのよー。覚えてる?あ、覚えていないかしら、私が子どもの頃のことだから」



「あ、違った、弓道場はそうだ、こっちだ、こっち」




「そういえば青少年科学センター、あったわねー、あなたの同級生の頭がいい子達はみんなそこへ行ってたわね、たかちゃんとか。頭のいい子はそうやって自分で色々探求していたわよね」


「たかちゃんとかどうしているかしらね、一度新聞でみたわね。海外で活躍してるって。あれ、ハクレンがパンパンになっている!咲くわね、そろそろ咲くわね」


「ここに機関車あったわよねー。大きな遊具も沢山あって、あなたが子どもの頃は、しょっちゅうここへ連れてきたわ」


「みて!ほら、梅!紅梅、白梅、うーーん、梅ってどうしてこんな芳しいのかしら。いい香りだわー」


「ここの梅、実が毎年鈴なりになるのよ。採りたくなるけれど、やだ、どろぼうさんって言われたら困るからやめるけど、欲しいのよね」



「舞鶴の梅って言って売り出せばいいのに、すごく沢山あるから。もったいないわよ」





ある晴れた日。母とお昼ごはんを食べに行く途中、舞鶴城公園を通り抜けました。
その時、母が記憶をたどりながら、ずっと話していました。
それをここに記しました。

今昔がお分かりいただけるかと思います笑

それともうひとつ、私が母にそっくりだということも。