身長、ほぼ190センチの私。
身長、140センチあるかないかの母方の祖母。
手を繋いで歩くと、ばあちゃんったらほとんど「捉えられた宇宙人サイズ」^^;
そんなばあちゃんが昨日逝ってしまいました。
享年95歳。
世間で云うところの「大往生」です。
具合が悪くなって入院してたことすら知らなかった私。
小学校入学までの間の数年間、育ててもらった恩も全然返せなかった事が悔やまれます。
でも、昨日訃報を聞き仕事帰りに横たわる顔を見に行った時にでも、不思議と涙がこぼれなかった私・・・。
「俺ったら冷血漢!」と、ちょっと自分を嫌いになりかけましたけど、心のなかは「これまでご苦労様」と云う言葉が反芻してて・・・。
昨晩は、思い出が怒涛のように溢れてきて、少しも眠れなかった私。
半端無く小さいばあちゃんなのに、やたらと大きい孫を自転車に乗せて毎日保育園へ送り迎えしてくれたこと。
私が頑固な爺ちゃんに力いっぱい叱られて、物置に閉じ込められた時に扉の隙間からおにぎりくれたこと。
私が爺ちゃんが怖くて家出して、犬小屋で寝てた時に誰よりも早く見つけてくれて優しく抱いてくれたこと。
ばあちゃんが交通事故に遭った時、一人薄暗い廊下でばあちゃんの無事を祈ったこと。
私が結婚した時のものすごく嬉しそうな顔。
私の初の子供、ばあちゃんにとっての初ひ孫の顔を見た時の喜びよう。(多分、初孫だった私を見た時もおんなじ喜びだったんでしょうね。)
・・・。
ほんと、そんな思い出が怒涛のように・・・。
不思議ですね。
ばあちゃんの眠る枕元では出てこなかった涙が、こうして思い出を振り返っていると後から後から湧いてきます。
大好きだったばあちゃん。
誰からも愛されてたばあちゃん。
空へと旅立って行きました。
そんなばあちゃんにこの写真を送ります。
タイトルは「空へ」。
悠々と羽ばたいてください!
そして「空を見つめる」。
ばあちゃんを愛するすべての人が見守ってくれています。
これまでの苦労も柵も全部うっちゃって、存分にくつろいでくださいな。
本当にご苦労様でした!