スクール・ニューディールという政策があるようだ。
学校の耐震化・エコ化・ICT化を推進するものであるようだ。
ところでこのネーミングは実にうまい。
ニューディール政策とは,
ご存知の通り,アメリカのフランクリン=ローズヴェルト大統領が
世界恐慌克服のために推進した社会資本充実を中心とする経済政策である。
とすると,スクール・ニューディールとは,
学校の施設充実による景気浮揚のための経済政策である。
これは,教育政策ではなく,経済政策である。
そう見るのが妥当なように思われる。
耐震化はもちろん学校にとってすぐにでもやってもらいたいことである。
エコ化は,教育的に見れば,リデュースを中心とすべきものであろうが,
それでは,景気浮揚にならないから,太陽光発電施設などという
発想になるのであろう。
ICT化については,ちょっと早とちり気味である。
教員に一人一台のパソコンはありがたいが,
電子黒板はそれほど有効性の高いものであろうか。疑問である。
使わないときは,結構じゃまである。
それに,エコ化と矛盾する。全国の学校で一斉に電子黒板を活用し出したら,
一台あたりの消費電力はわずかでも,全体では相当なものになるだろう。
ともあれ,一時的に予算をくれても,
とくにICT関係の機器などは維持費や修理費,施設更新の費用がかかるのである。
永続的にその予算が保証されないと,結局数年のうちに使えなくなる。
そのあたりまで考えてくれているのであろうか。
結局,景気浮揚のための経済政策としてみれば,
電子黒板などは,とりあえず一気に購入して,
使わないで倉庫に置いておくのが,
予算的にもエコ的にも最も理にかなっているということになりかねない。
考えものである。
学校の耐震化・エコ化・ICT化を推進するものであるようだ。
ところでこのネーミングは実にうまい。
ニューディール政策とは,
ご存知の通り,アメリカのフランクリン=ローズヴェルト大統領が
世界恐慌克服のために推進した社会資本充実を中心とする経済政策である。
とすると,スクール・ニューディールとは,
学校の施設充実による景気浮揚のための経済政策である。
これは,教育政策ではなく,経済政策である。
そう見るのが妥当なように思われる。
耐震化はもちろん学校にとってすぐにでもやってもらいたいことである。
エコ化は,教育的に見れば,リデュースを中心とすべきものであろうが,
それでは,景気浮揚にならないから,太陽光発電施設などという
発想になるのであろう。
ICT化については,ちょっと早とちり気味である。
教員に一人一台のパソコンはありがたいが,
電子黒板はそれほど有効性の高いものであろうか。疑問である。
使わないときは,結構じゃまである。
それに,エコ化と矛盾する。全国の学校で一斉に電子黒板を活用し出したら,
一台あたりの消費電力はわずかでも,全体では相当なものになるだろう。
ともあれ,一時的に予算をくれても,
とくにICT関係の機器などは維持費や修理費,施設更新の費用がかかるのである。
永続的にその予算が保証されないと,結局数年のうちに使えなくなる。
そのあたりまで考えてくれているのであろうか。
結局,景気浮揚のための経済政策としてみれば,
電子黒板などは,とりあえず一気に購入して,
使わないで倉庫に置いておくのが,
予算的にもエコ的にも最も理にかなっているということになりかねない。
考えものである。