学校教育を考える

混迷する教育現場で,
日々奮闘していらっしゃる
真面目な先生方への
応援の意味を込めて書いています。

いい学校のつくり方

2009-09-17 | 教育
もしも,自分の子どもをいい学校に通わせたいならば,
自分の子どものいま通っている学校を
いい学校にするのが一番てっとりばやい。

そこで,いい学校のつくり方をご紹介したい。
実は,簡単である。

折に触れ,その学校のことを,
「いい学校だ」といろんな人に言うのである。

親は近所の人に言いふらし,
その学校の先生は,その学校の子どもたちに言うのである。

「この学校の○○校長はすばらしい」
「この学校にはこんなにずぐれた先生がいる」
「この学校の生徒はすばらしい」
「この学校の保護者はみんな学校の教育に理解がある」
「この学校のこの施設はすごい」
などなど。

全く事実無根でも困るが,
よいことをことさらに大きく吹聴するのである。

そうすると,
先生も子どもたちも,そして保護者も近所の人も,
だんだんその気になっていく。

そして,自然にその学校は
いい学校になっていくのである。


いい学校かそうでないかは,
実質を言われているのではなく,
印象に過ぎず,
人の心の持ち方で変わっていく場合が多い。

いい学校と言われる学校は,
そのよい点に注目されており,
よくない学校と言われる学校は,
そのよくない点に注目されているのである。

だから,
学校や先生や,あるいは子どもたちや保護者を
お互いがお互いを悪く言っていると,
そのことが原因で,
学校がどんどん悪くなるということに
気づいたほうがよい。

とくに学校教師は,
このことにたいへん無頓着なように思われる。
平気で同僚のことを悪く言ったりする者が結構いる。
管理職ですら自校の教員を悪く言う者がいる。
そのことが,自分の職場環境をどんどん悪化させているのに
気づかないというのは相当な愚か者である。


最新の画像もっと見る

1 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
難しい話と簡単な話 (tsuguo-kodera)
2015-08-13 12:16:25
 校長が優れものなら、社長が優れものなら100人の先生でも1万人の社員でも次第にか、すぐにか、少なくとも1、2年で優れた人になります。外より内部なのではないでしょうか。
 しかめっ面の鬱のような顔で明るい先生は育てられないし、弱気な先生はつれうつになるのは仕方ないです。
 やはり明るい前向きに先生をほめ、生徒さんをほめさせることをやればいいだけでしょう。管理人様の以前の論理にあったように思えますが、如何に。
 だから良い学校など簡単に作れます。アホほど感化されやすいからです。しかし鬱とシカトの校長では絶不調、好調にはなれません。
 当方休んだらさえてきました。笑ってやってください。
返信する

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。