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【インタビュー(前編)】駐日ロシア大使 M•Y•ガルージン氏「歴史的な背景、政治的な背景を知らなければ本当に何が起きているのか分からない」
ロシアとウクライナの軍事衝突が長期化する様相を呈している。しかし、軍事衝突以来、多くのメディアでは、「ウクライナ=正義、ロシア=悪」の観点からの報道が多いように見える。そこで、にいがた経済新聞では、なぜロシアはウクライナで軍事作戦を始めたのか、いまの日露関係をどう見ているのかなどについて聞こうと、駐日ロシア大使 M•Y•ガルージン氏にインタビューを行った。(聞き手・石井ターニャ)
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参照2 キッシンジャー氏発言 ほか
〇「米国は露中との戦争の瀬戸際に立っている」=キッシンジャー元米国務長官
2022年8月14日, 06:18 (更新: 2022年8月14日, 18:17)
© Sputnik / Alexey Nikolsky
米国のニクソン政権、フォード政権で国務長官を務めたヘンリー・キッシンジャー氏(99)は、米国がロシアと中国との「戦争の瀬戸際」に立っているとの見解を示し、緊張を高めるべきではないと主張した。キッシンジャー氏が米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)」のインタビューで明らかにした。
「我々はロシアと中国との戦争の瀬戸際に立っている。この問題の原因の一部は、どういった帰結をもたらすかという考えを持たなかった我々が作ってしまったのです」
キッシンジャー氏は「WSJ」のインタビューでこのように述べ、今できることはこれ以上「緊張を高めないこと」と「目的を持って選択肢を創ること」だとの見解を示した。
また、ロシア・ウクライナ間の衝突についてキッシンジャー氏は、「私はウクライナの完全な独立を支持する」と前置きしたうえで、ウクライナがフィンランドの様な役割を果たすのがベストだと主張する。フィンランドは冬戦争・継続戦争時にソ連に領土を割譲して独立を保ち、戦後も東西陣営の間でバランスをとったことで知られる。具体的な落とし所としては、2014年にロシアの一部となったクリミア半島とウクライナからの独立を宣言したドンバスの2共和国を、ロシア側に残すというシナリオを挙げた。
〇 米国はウクライナを兵器の実験場にしている=元CIA職員
2022年8月15日, 01:23
© AP Photo / Rodrigo Abd
米国はウクライナ危機から最大の利益を得ようとする一方で、ウクライナ政府に巨額の負債を負わせている。米中央情報局(CIA)の元職員アンドリュー・ブスタマンテ氏がレックス・フリードマン氏のポッドキャストでこのように語った。
ブスタマンテ氏は、「米国は新しい兵器を開発し、自国の軍事力を増強し、ウクライナに兵器を送っている。米国は戦闘で開発した兵器をテストしている。これは、軍産複合体にとって非常に重要なことだ。自国民を危険にさらすことなく、テスト後に必要なすべての情報とデータを得ることができるためだ。これが、ウクライナ政府を支援することで得られる最大のメリットの1つだ」と語っている。
さらに同氏は、いわゆる米国の援助は、実際にはウクライナに巨額の債務を負わせることにしかならないと強調した。