こんにちは。
MBSR(マインドフルネスストレス低減法)認定講師(IMA/ドイツ , IMCJ/日本)、ヒューマンスキル研修講師のマグノリアです。
マインドフルネスやコミュニケーション、研修講師の日常についてブログに綴っています。
連休の一日、MBSR講師のお仲間達と稲刈りを体験してきました。
丹沢大山を望む神奈川県某所。
希少で貴重な野生の生き物が成育、生息している谷戸田や湧水地である「生き物の里」に田んぼかあります。
程よく曇って、暑さや眩しさから開放されたお天気。初体験にワクワクします。
「はるみ」という品種のお米は初めて聞くお名前でした。丹沢の伏流水が注ぎ込み、きれいな水で育つこの地のお米はとても美味しいのだそうです。
フレンチのシェフでもあるオーナーとご家族にサポートしていただきながら、レクチャーを受けます。
私も含めて、参加者の殆どが『お米を食べるのは大好き!だけど、間近で稲を見るのは初めて💦』というメンバーばかりです。都会で暮らす小学生、中学生の子どもたちにとっても初めての事だそうです。
馴れない作業の前には十分なストレッチ。大切な準備です。
マインドフルネスの実践を大切にしている仲間の集まりなので、作業の前に短い呼吸の瞑想の時間も取りました。
馴れない作業の前には十分なストレッチ。大切な準備です。
マインドフルネスの実践を大切にしている仲間の集まりなので、作業の前に短い呼吸の瞑想の時間も取りました。
自分のペースで鼻から息を吸い、吐き出すときには身体全身から(例えば毛穴の一つ一つから)息を放出させるようなイメージで、ガイドしていただきました。
初めてのタイプの呼吸瞑想で、なかなか興味深かったですね。
(一緒に参加した私の夫は、マインドフルネスの実践はしていませんので、少し難しかったみたいです)
しっかりとレクチャーをしてもらい、初めて握る大きな鎌でザクザクと稲を刈ります。
みんなとても良い表情!
馴れてきたら、イマココを感じるマインドフルな体験の時間。
お喋りを止めて、シンプルに作業で生じる一つ一つに向き合います。
鎌を握る手の感覚や、稲の束を握る感覚。ザックっと刈り取る際の衝撃、音。
長靴越しの田んぼの土の感触。
上空を飛んでいくスズメの鳴き声。
時折吹く風が頬や身体に与える温度差。
隣で稲刈りをする家族や仲間が動く気配、息づかい。
『一度でザクッと刈りとりたい』と考える思考。
腕の筋肉、太ももの筋肉。
腰や膝の存在。
ほんの10分間のサイレントな時間でしたが、過去のことや先のこと、仕事の事も手放して『イマココ』にとどまり味わう濃密な10分間です。
稲刈りのあとは、刈り取った稲を干す作業があります。2週間くらい干すことで美味しさが増すと教えていただきました。
今回は、稲刈り作業の中のほんの一部だけの体験だけ。本当に手間と時間をかけて大切に大切に作られているんだなぁ!と改めて感謝です。
刈り取った稲を束ねて、ひと束ごとにしっかりと(特別な結び方で)結びます。これがなかなか難しかった!
解けないようにしなければならないので(緩んだら干しているうちに稲が落ちてしまい、大切なお米が台無しになってしまいます😢)、しっかりしっかり紐を結ばねばなりません。
ここでもイマココ。
目の前のことに集中です。
マインドフルネスの実践で集中力がつき、生産性が上がる!と言われるのがよくわかります。
みんな黙々と頑張ります。
稲を干していく”はさがけ”の作業。
お日様に当てて、よく風を通します。
美味しいお米になりますように…🙏
短い時間ではありますが、みんなで頑張りました。
もうお腹もペコペコです。
頑張ったあとには楽しい楽しいご褒美タイムが待っています❤
場所を移動して、フレンチのシェフであるオーナーが作る美味しいご飯です。
温かくてジューシー!低温調理されて柔らかく仕上がったローストポークを、バナナの葉っぱに並べてくれました。
素敵ー。
瑞々しいサラダや
自家製のお味噌で味わうキュウリや
エビ・お野菜のジュレや
じゃがいものクリームグラタンや
ロールキャベツや
……
美味しくて夢中になって食べることに集中!
のため、殆ど写真を撮ってない💦のですが、お外で食べるプロのお料理は最高でした。(写真の多くはROKKANさんから頂きました)
熱々のロールキャベツ。
これまた自家製のパンチェッタがたくさん入っているので、スープの味わいが深い。
生ハムもレッグで。どんどん食べてね!
もちろん、マインドフルのワークも取り入れます。
MB-EAT(マインドフルイーティング)の講師でもあるお仲間、ようかさんによる”食べる瞑想”。
MBSRの中ではレーズンを使うことが多いワークですが、今回は博多のイチジク『とよみつひめ』を使いました。
ようかさんがわざわざ博多から持ち込んでくださった、美味しくパワフルなイチジクです。
稲刈りを体験した私達は、イチジクを手にして生産者さんの事、作っていくプロセスも感じながら頂きました。
香りや舌触り、歯ごたえや喉越しをゆっくりゆっくり体験します。
この食べる瞑想では、必ず新しい気づきがあるので、私は大好き。
ウォッシュタイプのチーズとイチジク、そしてワインのマリアージュについては、シェフがテイスティングの仕方からレクチャーしてくださいました。
アルコールが飲めない方も、ワインの香りを楽しむことができます。
ソムリエがワインを表現することは、まさにマインドフルネスの実践だよね、とシェフはおっしゃっていました。
(MBSRを受講していらっしゃるからこその気づきかな)
焚き火で炙るマシュマロ。
幸せの体験です。
豊かな時間をともに過ごした仲間や
この環境に感謝です。
こちらの体験は神奈川県秦野市のROKKANさんです。
五感の先にある第六感(ココロ)を大切にしたい、というコンセプトで農業体験等、マインドフルな体験を提供することを目指しているそうですよ。
今日もお読みいただいてありがとうございました。
おはようございます。
お返事が遅くなり失礼致しました。
『シンプルな作業は、喧騒を忘れてただひたすら目の前の稲穂に向き合う。無心で、心を空っぽになれそう』
まさに仰る通りの感覚です。
今回の体験は、本当に”体験”なので、そう長い時間ではありませんでしたが、庭の草むしりをしている時など、言葉通りの感覚をしばしば実感します。
身体は疲労しても、脳がスッキリしますね。
長いプロセスを経て私達が口にするもの。大切にしたいですね。
いつもありがとうございます。
マグノリア
「稲を掴んで鎌で刈る」というシンプルな作業は、喧騒を忘れてただひたすら目の前の稲穂に向き合う。無心で、心を空っぽになれそうです。
農業は本当に手間ひまかかっています。農家の方への感謝の気持ちが必要ですね。
次回も楽しみにしています。