こんにちは。
MBSR(マインドフルネスストレス低減法)認定講師(IMA/ドイツ , IMCJ/日本)、マインドフルコミュニケーションアドバイザー、ヒューマンスキル研修講師のマグノリアです。
マインドフルネスやコミュニケーション、研修講師の日常についてブログに綴っています。
お読みになった方も多いでしょう。
日本経済新聞の週末の記事、社会面
『揺れた天秤〜法廷から〜(部下への暴行訴訟)』
です。
会議で”部下”に反論された部長が、やり取りの果てに会議の場で部下に対して”暴行””口論”。
部長は上司に別室に連れ出され、再び会議室に戻ってから謝罪。またその後、SNSで部下に改めて「ごめん」と謝罪し、飲みに誘う。
部下からは ”予定があるので来週調整します。お気になさらず” と返信が来る。
しかし、その後部下は体調不良を訴え、うつ病などの診断を得て退職。部長と会社を訴え賠償(1億四千万)を求める。
(ざっくりとした要約です)
記事は以下のように締めくくられています。
『ストレス社会に生きる管理職に欠かせないのが、自身の怒りの感情をコントロールする力だ。(略)イラッとしたらまずは心の中で6秒数え、怒りのピークが通り過ぎるのを待つ方法が知られている。
(略)もし部長が怒りを飲み込めていれば、そもそも争いは起きていない。「6秒」待てなかったばかりに始まったトラブルは既に7年半に及んでいる』
そこなのです!
イラッとした瞬間に身体が反応してしまうのが自動反応です。多くの場合、考える間や待つ間を持つことができずに反応します。むしろ、それが動物的で自然な反応なんです。
自分にとって危険だ!と判断すると同時に自分を守る反応ができるから、生き延びてきたのですものね。
ただ、太古の昔は命を脅かすような猛獣だったり、毒だったり、戦いの相手だけだった。
現代に生きる私達には、それと同じ自動反応を少しセーブする力が必要です。
いま、目の前に自分の怒りのトリガーがあると気づくことや、感情のほんの少し動きと小さな身体感覚の変化に気づくことができて、初めて「6秒」待つことができるのです。
(気づく前に怒鳴ったり殴ったり、反射的に反応するのが自動反応)
知識として知っていても、実践できる力を養っていなければ、せっかくの知識は役に立たず、それはとても残念。
MBSR(マインドフルネスストレス低減法)で繰り返すフォーマルな練習=瞑想やムーブメント(やさしいヨガ)は、その力を根気強く養っていくものです。
多くの方に「知ってる」ではなく「力を持ってる」状態になっていただきたい!
そう願っています。
↓MBSR(マインドフルネスストレス低減法)のコースや、企業団体様向けの研修をご提供します。
よろしければホームページをご覧ください🤗(広告です)
今日もお読み頂いてありがとうございました。
昔と違い今はパワハラは処分対象になり、場合によっては退職金なしの懲戒免職になることもあります。気をつけないと。
次回も楽しみにしてます。
おはようございます。
そうなんです、簡単ではない6秒間。
怒りのあまりにトラブル(大小問わず)になってしまうのは、
”一瞬にして怒りがこみ上げメーターが上がる”ままに、感情を発散させてしまうからなのです。
冷静に「まずい」と感じられることが必須なのですが、それにはトレーニングが必要で、その力を養えるのはマインドフルネスなんです。
アンガー…は、その「怒りのサイン」を早く気づけてできる事ですよね。
マインドフルネスへの認知が広がってほしいです🤗
マグノリア