ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその322-アウトレイジ 最終章。

2018年04月25日 | 邦画
若干の不満が残る作品。

北野武。
早いもので、彼がメガホンを取ってから、二十年以上が経過する。
正直、彼の作品は、玉石混合であり、全ての作品を評価することはできない。
今回紹介する映画は「アウトレイジ最終章」彼の最新作だ。
ストーリーを紹介しておこう。

韓国のフィクサー、チャン会長に勧められ、大友は韓国のチェジュ島に澄み、風俗店の経営を任されていた。
ある日、その店が派遣した女性の態度に問題があると、客から呼び出され、大友は客の元へ向かう。
そこで待っていたのは、大阪の花菱会に属する花田会の快調だった。
大友は彼と言い合いになったが、結局、花田が詫び金を大友に渡すことで、決着した。
ところが、その金を受け取りに行った大友の子分が、花田の子分に殺されてしまう。
その子分は、チャン会長の子分にもあたるため、大阪の花菱会は、チャン会長との抗争に発展してしまうことになるのだが......

映画は丁寧に作られている、監督の完成形が見て取れる作りだ。
しかし、前作(アウトレイジ ビヨンド)に見られたような作りの上手さはなかった。
それとストーリーが単純すぎる。もう少し、ストーリー展開に工夫が欲しかった。
前作を評価していた私にとっては、少し不満が残るものとなった。
ただ、前述したように、映画の作りは「安定期」に入っていると思う。
次ぎの作品に期待したい。

2017年、日本製作、カラー、104分、監督:北野武。

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