ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその230-ヘッドホン

2016年05月31日 | オーディオ
或る意味理想的なリスニング環境。

私は、通常音楽を聴くときは、スピーカーで聴く。
しかし、以前から「ヘッドホン」でのリスニング環境にも食指があり、先日ヘッドホンを購入した。
ブランドは「AKG」スタジオモニターの今やスタンダードモデルになっている。
ヘッドホンと言っても、ピンからキリまである。
しかし、騙されてはいけないのは、その値段である。
高価な物は、高級スピーカーを買えるような値段のものもある。
以前このブログにも書いた記憶があるが、オーディオの世界は果てしない。
値段が高いもの程、良い音を聴かせてくれそうで、どうしても憧れの対象となる。
しかし、値段と性能はオーディオの世界では比例しない。
特に海外ブランドには要注意だ。海外での値段は大したことは無いのに、日本の「輸入代理店」を通じると嘘のような高価な値段がつく。
私はそれが嫌で、基本的に海外のブランドにはあまり興味がない。興味がある機器が海外製の場合は、個人輸入でまかなっている。
同じ機器を買うのに、べらぼうな金銭を支払う気は無いのだ。
今回購入した「AKG」も何万もしないものだ。一万円未満と記憶している。
スタジオモニター等で使用される機器は、大量生産が基本となるので、コストパフォーマンスが良いのであろう。
ヘッドホンを選ぶ場合、特に注意すべき点は「装着感」である。
インナーイヤータイプ(耳の穴に入れて使用するもの)以外は、全て耳を覆う形式のヘッドホンである。
大まかに「オープンタイプ」と「密閉タイプ」に分けられる。
オープンタイプは耳の上にパットが被さるもの、密閉タイプは耳全体を覆い、顔の側面に被さるもの。
どちらも「装着感」を重視しないと、長時間のリスニングには耐え切れない。
これについては、オーディオショップに足を運んで、試すのが一番である。
あと、音質については、個人の差があるので、自分の好みに合った音を奏でるものを選択する。
私個人は、昔は「ソニー」のヘッドホンを使用していた。「ソニートーン」と呼ばれる、中低音の豊な音がするものだった。
しかし最近は、ナチュラルな再生音が好きなので、今回のスタジオモニター用のヘッドホンを購入した。
ヘッドホンは、理想的リスニング環境とも言える。スピーカーでは、セッテング位置により「音像」は変化してしまうが、ヘッドホンにはそれがない。
また「バイノーラル」音源と言う楽しみがある。
バイノーラル音源とは、ダミーヘッドの両耳の部分にマイクをつけ、シュミレーション録音をしたものだ。
私は少年時代、このバイノーラル録音された「ラジオ劇」をヘッドホンで聴いたことがあるが、そのリアリティには背筋に寒気を覚えるようなものだった。

音楽に集中でき、周りへの騒音の心配の無いヘッドホンはとても便利なオーディオ機器と言える。
ただヘッドホンは「抵抗値(インピーダンス)」がスピーカーの比で無いほど高いので、使用するときは注意が必要である。
ただ、そのためにヘッドホンアンプを買うのはやめた方が良い。優秀なアンプについているヘッドホン端子であれば、十分ヘッドホンを駆動してくれるだろう。
ヘッドホンアンプが必用な場合は、アンプ等増幅器にヘッドホン端子がついていないとき限られる。

現在私のヘッドホンは、パソコンの音声出力に接続されており、まあまあちゃんと駆動してくれている。
スピーカーリスニングと違う環境での音楽の楽しみ方を、ヘッドホンは教えてくれた。
願わくば前述した「バイノーラル」録音が復活し、ヘッドホンの面白みを増幅してくれることを願う。


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