映画とは、脚本に沿い、順撮りかまたは乱撮りかで進めていくものである。
監督は、それぞれにロケーション等にあわせてカメラを回す。
そして「カット」がかかり、その都度俳優に助言したり、ダメ出しをして作っていくものである。
細かくビルドしていく映画製作、そんなところを映画ファンは見てみたいと思わないだろうか。
今回紹介する映画は「カメラを止めるな」時期を失して観たが、なかなかの出来。
いつもはここでストーリーを紹介するのだが、それをすると「ネタバレ」になってしまうので、今回は割愛させていただく。
読者の皆様には、失敬なこととなるが、他のサイトであらすじを確認願いたい。
この映画の優れたところは「計算」である。
全てのシーン、シークエンスが緻密な計算で成り立っている。
そして作りが丁寧である。
これほどの「完成度」の高い映画は近年では稀であろう。
下手な監督が、このような映画を撮ると、観るに堪えられない映画になってしまう。
この映画にはそのような部分の欠片もない。実に見事である。
前半の30分、後半の60分、作りが全く違うのを、とてもスムーズに流れを作っている。
百聞は一見に如かず、まずはこの作品を観ていただきたい。
いつもより強烈にそれを思う。
2018年、日本製作、カラー、96分、監督:上田慎一郎
監督は、それぞれにロケーション等にあわせてカメラを回す。
そして「カット」がかかり、その都度俳優に助言したり、ダメ出しをして作っていくものである。
細かくビルドしていく映画製作、そんなところを映画ファンは見てみたいと思わないだろうか。
今回紹介する映画は「カメラを止めるな」時期を失して観たが、なかなかの出来。
いつもはここでストーリーを紹介するのだが、それをすると「ネタバレ」になってしまうので、今回は割愛させていただく。
読者の皆様には、失敬なこととなるが、他のサイトであらすじを確認願いたい。
この映画の優れたところは「計算」である。
全てのシーン、シークエンスが緻密な計算で成り立っている。
そして作りが丁寧である。
これほどの「完成度」の高い映画は近年では稀であろう。
下手な監督が、このような映画を撮ると、観るに堪えられない映画になってしまう。
この映画にはそのような部分の欠片もない。実に見事である。
前半の30分、後半の60分、作りが全く違うのを、とてもスムーズに流れを作っている。
百聞は一見に如かず、まずはこの作品を観ていただきたい。
いつもより強烈にそれを思う。
2018年、日本製作、カラー、96分、監督:上田慎一郎
ところで若松孝二監督と女性の助監督を描いた、
「止められるか。俺たちを」もいい映画ですよ。
1968年当時の状況を丹念に描いています。
後、押井守監督の新作「血ぃ友達」も面白かったです。
もし暇があったらご覧に成って観て下さい。
と言っても、「血ぃ友達」の方は、
私は「さぬき映画祭」での模様を見ただけなのですが、
「止められるか、俺たちを」はDVDで出ています。
それでは また覗きにきます...
若松孝二の映画是非観てみます。
若松監督の映画は、年代的に後追いなので、あまり見ておりません。
ご意見参考にさせていただきます。
また是非お越しください。