ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその116-タオさんのしあわせ

2013年11月04日 | アジア映画
人と人を結ぶ絆。

人と人とは絆で結ばれている。
やがてその絆は愛となり結ばれる。
更に子供が生まれて新しい絆ができあがる。
しかしこの絆は小さな家庭の中だけではない。
他人との間にも深い絆も存在する。
今回紹介するのは「タオさんのしあわせ」
ストリーを紹介しておこう。
14歳で両親をなくし、梁家の家政婦として60年間一緒に暮らしてきたタオさん。
今は末っ子の映画監督をしているロジャーと同居して家政婦を続けている。
ある日タオさんは脳卒中で倒れ入院する。
タオさんは退院後自らのお金で老人ホームへ入るとロジャーに言うのだが......
結局タオさんを見捨てられないロジャーは自身のお金でタオさんを老人ホームに入れる。
彼はそのとき初めて気づく。
両親の代わりに自分を育ててくれたのは彼女であったことを。
ロジャーはまるで自分の母親の面倒を見るようにタオさんに接する。
ここに彼と彼女の深い絆が見て取れる。
脚本もしっかりしていて映画の作りもしっかりしている。
タオさんの幸せ....それは何を指しているのだろか?
きっと彼女の家政婦としての14歳から奉公にでて60年奉公先で築いた家族との絆その全てを指すのではないだろうか。
久しぶりに他人との絆と言うものを気づかせてくれた佳作である。
是非観ていただくことをお勧めする。
蛇足だが私がこの映画には本人役でカメオ出演してる人達がいる。
私が確認できたところでは香港のアクション映画の巨匠「ツイ・ハーク」ゴールデンハーベストプロダクションの創始者のレイモンド・チョウなどがいた。
2011年香港・中国合作、2012年日本公開、カラー、119分、監督:アン・ホイ



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1 コメント

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『桃さんのしあわせ』 (映画マニア)
2013-12-11 14:05:41
師走の風の冷たさはひとしおですね、三浦さんお変わりありませんか?映画マニアです(*⌒▽⌒*)



『桃さんのしあわせ』早速鑑賞しました(・∀・)

この作品は凄く心が暖まりました
一人の家政婦が60年にわたり尽くした家族の息子に介護される優しいストーリー
家政婦言えど自分が生まれる前から家族を支えてくれた人をただの家政婦とは思えませんよね、血が繋がってなくとも立派な家族です

世界どこにでもある「介護」の現実は残酷で重くシビアなものです
そんなシビアな現実を映画内からも感じ取る事ができました(老人ホームのシーンがとてもリアルで怖かったですね。。)

二人の強い絆の深さにただただ感動
アンディラウ演じるロジャーと桃さんが手を繋ぐシーンに泣けてきます。。


決して避けられない老いと死、考えさせられました
子供がいても介護してくれるとは限らない、疎外され一人で生きているご老人、孤独死が多い今の日本の現実見ると残念でなりません。。
人が人であるために何をするのか、どう生きるのか

桃さんのように自分らしく強くたくましく生きる女性は素敵です!
とても考えさせられた映画でもあると同時に優しい気持ちになれました良作品です(*⌒▽⌒*)


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